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(´д`)姿勢反射検査の話


(*^_^*)題名:姿勢反射検査の話

●姿勢反射とは

姿勢反射群には、大別して以下の2種類がある。

・正常な運動発達の中で一時的に出現し次第に消失していく反射(原始反射や緊張性姿勢反射)。これらはCNSの成熟と共に潜在化するが、随意運動を行うときの背景となっている。

・成長に伴って出現する反応(立ち直り反応および平衡反応)。これらはCNSに統合中枢をもつ。

 

●意義と目的

姿勢反射検査を実施するのは発達途上にある小児、成人ではCNSに損傷や疾患のある場合である。

成人でCNSが損傷された場合、正常ではみられない反射が消失したり、正常に出現するはずの反射が消失したりする。これらの現象は、より下位に統合中枢がある反射が上位中枢の抑制から解放されて出現したものと考えられている。

・姿勢反射検査によってCNSの成熟レベル・機能状態を知ることができる。

・姿勢反射の結果は他の検査結果と合わせて、目標設定や治療プログラム立案、効果判定に使う。

 

●陽性徴候と陰性徴候

・陽性徴候

脊髄や脳幹レベルで統合される原始反射や緊張性反射群がいつまでも残存したり、いったん統合され潜在化した反射がCNSの損傷によって再び出現することをいう。

・陰性徴候

上位のCNSで統合される立ち直り反応や平衡反応がCNSの損傷で出現しなくなることをいう。

 

●立ち直り反応と平衡反応の機能的意義・検査

・立ち直り反応

立ち直り反応は体幹と四肢の位置関係を正しく保つとともに、空間での頭の正常な位置(例:顔面が垂直に、口が水平に保たれる)、および頭と体幹との正常な位置関係を保ったり、修正する自律的な反応である。

 

成人では抑制されたものが多いが、supineで頸部を屈曲すると、それにつれて腹部の筋も筋緊張が高まるか、実際に筋収縮がみられる。このような現象は姿勢を変える(寝返りや座位になる)ときに立ち直り反応が基礎となっていると考えることができる。

 

立ち直り反応は成人では意識的に抑制することもでき、必ずしも定型的な反応がみられるものではない。CNSが損傷されるとこれらの反応が消失するか、もしくは減弱する(陰性徴候)。その結果、対象者は寝返りや起き上がりなども動作が困難になったり、過剰な努力を要することになる。

 

立ち直りには下位のような種類がある。

種類 操作 反応
頸からおこる立ち直り反応 背臥位にして頸部を一側に回旋する 頸部と同じ方向に身体が回旋する
身体からおこる頸部の立ち直り反応 背臥位にして体幹を一側に回旋する 体幹と同じ方向に身体が回旋する
身体からおこる身体の立ち直り反応 背臥位にして筒部を一側に回旋する 頭部が回旋枝、次いで両肩、最後に骨盤が回旋する
迷路からおこる立ち直り反応 目隠しして背臥位、背臥位にして空間に保持する。腰部を支えて前後左右に傾ける。背臥位から引き起こして座らせる 頭部を垂直に保とうとする
視覚からおこる立ち直り反応 目隠をせずに上と同じ操作をする 上と同じ反応がみられる

 

・平衡反応

人のあらゆる場面、特に転倒の危険があるときにバランスを保ったり、修正したりするのに役立つ自律的な反応である。重心が支持基底面内であったり、ゆっくりとした変化であればその姿勢を取り戻して保持しようとする。

重心が支持基底面を大きくはずれる場合や急激な重心移動を強いられた場合、上肢で身体を支えようとしたり、下肢を踏み出したりする(上肢の保護伸展反応、ホッピング反応)。

 

CNSが損傷されると、これらの反応が消失するか、もしくは減弱する。その結果、対象者は座位や立位などの肢位を保持することができなくなっていたり、上肢や下肢の機能的な使用(ADLや移乗・歩行など)が困難になる。

 

●治療への示唆

立ち直り反応や平衡反応を障害していう背景の1つに異常な筋緊張があると考えられている。

このような状態であっても、身体の両側に金鑞に体重が負荷されるようなポジショニングと整え、患側にも同じく感覚入力されるようにすることが、のちの機能回復や機能的活動のために重要である。

 

活動性が高まっても、健側主体で活動を行うと患側の筋緊張は亢進する。これによって立ち直り反応や平衡反応が障害され、そのために種々の活動に努力が必要となり、まずます患側の筋緊張を亢進させるという悪循環に陥ることになる。

(´∀`)参考文献

医療学習レポート.姿勢反射検査


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