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(*´∀`)ノ水治療法の話


( `ー´)ノ題名:水治療法

定義

水の物理的要素を利用し、生体へ生理的変化を及ぼすことで治療、運動療法に役立てようとするもの。

 

分類

1.水温による分類

10~20℃:寒浴←学校のプールの温度

20~30℃:冷浴

30~35℃:微温浴←温水プール

35~40℃:温浴

40~45℃:高温浴

*不感温浴:34~35℃

42℃以上:高温浴←42℃以上は熱侵害受容器が興奮する。水治療ではいい効果はない。

39~42℃:温浴(中等度)←緩解・疼痛を取り除くのに良い温度

37~39℃:微温浴←関節可動域訓練を行うときの温度

34~36℃:不感温浴←熱くも冷たくもない温度。火傷のときによい

26~34℃:運動浴

循環器疾患、リラクゼーション・テクニック:33~34℃←やや高め

アクアエクササイズ:30~32℃←患者自身が動くため、運動してちょうど良い温度

身体者水中多目的活動:30~32℃←上に同じ

水泳など一般競技:28~29℃

24~27℃:低温浴←痙性の抑制のとき

10~24℃:冷水浴←急性期疾患への寒冷刺激をあたえるとき

*不感温度:indefferent temperature

水:34~35℃ 空気:26~28℃

①自覚的不感温度:冷たくも温かくもない温度

日本人:上記の通り←文化の違いによる。入浴法の違いなど

欧米人:33~34℃

②他覚的不感温度:脈拍・血圧・呼吸・ガス代謝などの最も影響が少ない温度。

Schroth:日本人と欧米人はほとんど差がない。

畑・里森:日本人 33~35℃

欧米人 32~33℃

 

2.適応部位による分類

全身浴

部分浴:半身浴、坐浴、手浴、足浴

 

3.含水成分による分類

淡水浴

薬浴など

 

【生理学的影】

1.非特異的作用←水の特徴による作用。全般的な作用⇔特異的作用(水特有の作用)

温熱:①皮膚温上昇②血管拡張③循環の促進④新陳代謝⑤筋緊張低下⑥鎮痛・鎮痙⑦消炎作用

2.水の力学的作用の応用

1)浮力

物体が押しのけた液体の重量と等しい上向きの力(アルキメデスの原理)

肺の中に空気を含まない時:比重1.036

肺の中に空気を含む時:比重 0.978

吸気時比重(軽:小)

呼気時比重(重:大)

浮く   浮力

A           A             A

重力

沈む

A=水         A=銅 比重大       A=空気 比重小

呼気時 : 1.02~1.07(脂肪の量の違い)

脂肪は比重が軽い

吸気時 : 0.95~0.98

 

*          免荷率←どれくらい軽くなるか                  荷重負荷←足にかかる重さ

頸までつかると       :体重の90%免荷           10%荷重負荷

乳頭レベル(上肢挙上):体重の65%免荷           35%荷重負荷

乳頭レベル(上肢下垂):体重の68%免荷           32%荷重負荷

臍レベル       :体重の45%免荷           55%荷重負荷

大転子レベル     :体重の33%(38%)免荷       67%(62%)荷重負荷

膝レベル       :体重の8%免荷             92%荷重負荷

*          身体コントロール

・                 浮力が優位:第11胸椎(剣状突起)を越えた場合⇒頭部コントロールが重要

←身体はバランスをくずしやすい位置にあるので,頭でコントロールする.

・                 重力が優位:第2仙椎(恥骨部)以下の場合⇒股関節の動きが重要

 

*          浮力による利点

①大気中で筋力低下により立って歩けない人が水中では動くことができる.

②下肢骨折の人が免荷して歩くことができる.

 

2)静水圧の利用

水深1mで0.1気圧(76㎜Hg)の力がかかる→深くなるほど圧は増大する.

静水圧により 下肢の周囲:1.5㎝減少する

腹部の周囲[4]:5.5㎝減少する

胸囲[5]   :3.5㎝減少する

*          静水圧により心臓への血圧還流が促進される←圧自体がポンプの作用をする

⇒右心への負担増加←身体が動くまたは水が動く事によって圧を受ける

 

3)動水圧の利用

水中運動:テコが長いほど

面積が広いほど    抵抗大⇒筋力強化

スピードが速いほど

機械的刺激:過流浴・気泡浴→マッサージ効果

 

4)表面張力

表面張力とは液体の表面にある分子間に働く凝集力である.←抵抗が強くなる

 

3.力のモーメント

浮点・重心点が鉛直線上にある場合、物体は静的平衡状態を維持できる。

 

4.精神的作用←筋力低下,筋緊張亢進で寝たきりの患者が水治療で動くことができると喜びがもて精神的によい

浮力などの影響により運動が容易になる.

 


[1] バイタルが安定しているときの不感温度

[2] たらいの中に殿部のみを浸した状態

[3] 全身的に作用する温熱.

[4] 腹部・胸部は筋が発達していない.圧を受けやすいため周囲は減少する.

[5] 肋骨は弾力性があり,圧をうけると減少する→肋骨が下降する.


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