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(*´∀`*)バランスと検査の話


(´;ω;`)題名:バランスと検査の話

●姿勢、運動からみたバランス

姿勢の調節は、立ち直り反応や平衡反応などの姿勢反射を基盤にしており、姿勢・動作を通してバランスや運動性、支持性を評価する。

a.静止バランス

神経学的にもっとも純粋なバランス状態を表している。座位、四つ這い位、膝立ちなどの支持面の広い姿勢から徐々に狭小化し、立位ではRomberg徴候、つぎ足立ち、片足立ちなどを検査する。

b.動的バランス

重心移動のコントロールを行う頭部、体幹、四肢の相互の動きから姿勢調節と運動性をみる。起き上がりや立ち

がりは、重心を大きく移動させる難易度の高い動作である。

歩行のパターンは疾患によって異なるが、直線歩行、つぎ足歩行、方向転換は、協調性運動障害のみならず、

一般の平衡機能障害のテストとしても用いられる。

c.機能的バランス

Bergの提唱する「高齢者のバランス評価」は、座位、立ち上がり、腰掛ける、立位、移乗動作、閉眼立位、つぎ足立ち・・・・・など14項目を採点評価するものである。

また、Duncanは、Functional Reachとして、立位での前方リーチ動作を簡便で、信頼性の高い評価法と報告している。

 

●チェックしておきたいバランス

a.静止バランス

Romberg徴候、つぎ足立ち、片足立ちなどの立ち直り反応、中枢神経疾患の姿勢反射の評価は基本である

が、高齢者、小児の検査では適切な判断と熟練を要する。

b.立ち上がり動作

端座位からの立ち上がりでは、重心を前・上方へ大きく移動させ、感覚、体幹機能、下肢の運動性、支持性が観

察できる。椅子の高さと重心移動の様子など、変化を記録する。

c.リーチ動作

前方リーチでは、高齢者の立位バランス評価として定評があるが、疾患を有していて立位が不安定なケースでは計測が難しい。そのような場合、端座位姿勢での正面および左右方向へのリーチ動作評価に応用し、体幹の重心移動能力の指標とする方法も考えら得られる。

d.歩行

歩行バランスをみる上で歩行の分析は欠かせないが、10m歩行速度、スッテップ数、最大歩行距離を測定、記録する。

e.プッシュテスト

臨床上行われる外的刺激で、刺激の強さは定量化できないが、経験と感覚で評価にもバランス練習にも導入で

きる。

 

●標準的な検査

Functional Reach Test (FR)

Duncanによって開発された検査法で、支持基底面内での随意運動を検査課題とする。支持面を変更しないバランス評価で上肢到達距離が低下すると転倒の危険性が高くなると報告されている。

開脚立位で前方90°の挙上(肩関節屈曲)位を開始姿勢とする。側方水平に置かれた定規(または壁に貼られたメジ

ャー)に沿って指先(原法では拳)をできるだけ遠くに到達させるように指示する。最大到達位を数秒間保持できた位置を読み取り、その距離を記録する。

検査を実施する際のコツは、定規や壁に可能な限り触れた状態で到達動作を行ってもらうが、そこに体重をかけな

いように注意することである。変法として、前方到達距離に加えて、後方、左右方向への移動距離を記録しても良い。

なお、到達動作の最終域では体幹の回旋を伴うので、課題遂行中の視覚的な観察によって、足関節回り、股関節回り、体幹回旋の3要素の相対的な機能不全を抽出することが可能である。また、両上肢を同時に検査することで体幹の回旋の出現をなくすことができるので、一側と両側の到達距離を比較することで、上肢の随意運動時における体幹回旋機能を評価することができる。

重心動揺計を利用すれば、足圧中心の移動軌跡と上肢到達距離との比較から、課題遂行中の足関節および股関節周りの方略を定量的に解析することが可能となる。

(^ω^)参考文献

医療学習レポート.バランスと検査


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