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(´∀`)骨癒合の話


(^_^;)題名:骨癒合の話

骨癒合の条件

骨が癒合するためには、①骨折部の接合 ②骨折部の固定 ③十分な血流 ④適度な圧迫刺激(臍傍の活性化や血流の促進のため)が必要である。

 

癒合を左右する因子

骨の癒合が速やかに行われるかどうかは、以下の条件を検討することでおおよその判断ができる。

①骨折部の状況

②骨折の型

③骨折部位:骨内血流が乏しい部位で骨折すると血腫や膜性骨化が不十分で治癒しにくい。特に以下の

3つの部位では治癒しにくい。

ⅰ)手の舟状骨骨折

ⅱ)大腿骨頚部の包内骨折

ⅲ)脛骨の遠位1/3の骨折

④全身状態

⑤感染の有無

⑥外力の状況

⑦周囲の軟部組織損傷の程度

⑧年齢

⑨栄養状態

⑩骨代謝に影響する薬剤の使用の有無

⑪代謝性疾患など、基礎疾患の有無

 

骨折の治癒過程

骨折の治癒過程は以下の3期に分類されている。炎症期は短く、再生期は全体の70%を占める。

①炎症期:骨膜が破綻し、骨折によって生じた間隙に血腫ができる。

②修復期:新たにできた血管が血腫に侵入する。

軟骨芽細胞により内軟骨性仮骨が形成され、骨折部の間隙を架橋する。

*線維芽細胞→軟骨芽細胞→軟骨性仮骨

③再生期:仮骨が再吸収され、骨細胞へ置換される。

 

免荷と荷重

修復期において、仮骨の形成により両骨折端が架橋されると骨折部は安定し、一応の治癒が得られたことになる。しかし、初期に見られる仮骨は力学的に脆弱な線維性骨であり、また、皮質骨の形成は充分でないために必ずしも元来の力学的強度は得られていない。したがってこの時期には免荷することによって仮骨の強度が増し、外仮骨が形成されるのを待つ必要がある。外仮骨が形成されるまでの期間は患者の年齢、骨折の種類などによって異なるが、通常は6~8週とされている。修復期には骨軟骨形成とともに骨折部の骨皮質の吸収も起こるため、仮骨形成部の骨は全体として海綿骨化する。

再生期においては、海綿骨化した仮骨は再造形によって皮質骨と骨髄腔が形成され、仮骨量の減少とともに構造も正常化する。骨癒合がある程度引き起こされたこの時期においては、骨の長軸方向に荷重を掛けることによって骨の強化を図る。

 

機械的刺激による骨癒合の促進の根拠

再生期における骨折線への機械的刺激が骨癒合を促進する生理学的根拠としては、①骨折部の陰極帯電によるカルシウムイオンの沈着の促進、②骨の栄養の促進、③骨血管の働きの増大、④骨芽細胞の活性化などが考えられている。

 

理学療法

再生期において、骨折線への機械的刺激による効果的な骨癒合を行う方法として以下のものがある。

①骨折周辺筋の等尺性収縮

②ゴムバンドを利用した機械的負荷

③段階的傾斜台起立

④低出力の超音波療法(約30mW/㎡㌢の出力でバースト波を20分)

⑤骨折部への微細陰性電気通電(10μA程度)

⑥適切な日常生活動作の指導

 

骨折部による骨癒合日数

以下の目安は正常過程の経過で最小の値であり、小児ではこれより20~30%早く、逆に高齢者では遅れる傾向にある。

中手骨       2週

肋骨        3週

鎖骨        4週

前腕骨       5週

上腕骨体部     6週

脛骨、上腕骨頚部  7週

下腿骨       8週

大腿骨体部     8週

大腿骨頚部     12週

(´Д`)参考文献

医療学習レポート.骨癒合


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