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(´・ω・`)心筋症と看護計画の話


(ー_ー)!!題名:心筋症と看護計画の話

 明らかな原因がなく、心筋あるいは心内膜と心筋に、肥大、繊維化、変性を生じ、心拡大やうっ血性心不全などの心機能障害を伴う心筋疾患である。特発性心筋症とも言われる。現在、心筋症は、次の4型に分類される(1995年WHO分類)。

1.拡張型心筋症(DCM)

心筋の変性疾患で、心室(特に左室)内腔の著名な拡張と心筋収縮機能の著しい低下のために、うっ血性心不全を呈する。

2.肥大型心筋症(HCM)

心筋の変性疾患で、主に左室の肥大を主徴とし、心流出路の狭窄による心拍流出量低下をきたす。左室流出路狭窄の有無によって

1)閉塞性肥大型心筋症

2)非閉塞性肥大型心筋症

に分けられる。

3.拘束型心筋症

左室の拡張障害を主徴とし、末期には収縮機能不全もきたす。日本では稀である。

4.不整脈原性右室心筋症

右室の拡大と右室壁の脂肪変性ないしは線維化により様々な心室不整脈が出現する。

心筋疾患のなかで、原因が明らかであったり、全身疾患との関連が明瞭なものは特定心筋症と呼ばれ、心筋症とは区別されている。

●症状

1.拡張型心筋症

うっ血性心不全の症状

1)動悸、倦怠感、易疲労感、呼吸困難、浮腫、胸水、腹水など

2)不整脈

2.肥大型心筋症

1)不整脈

 心室性期外収縮、心房細動、房室ブロック、脚ブロックなどが多く、時に不整脈による急死をおこす

2)心拍出量低下症状

 閉塞性肥大型心筋症で起こりやすく、めまい、失神など脳の循環不全症状が出やすい。

3)心不全症状

 頻脈性の不整脈が長期に続いた時に生じやすい。

●検査

  1. 胸部X線写真
  2. 心電図
  3. 心エコー図
  4. 心臓カテーテル
  5. 胸部X線CT、MRI
  6. 核医学

●治療

 原因不明で根治治療はなく、心不全や不整脈に対して治療を行う。

1.拡張型心筋症

薬物療法

・心不全には利尿剤、ジギタリス、血管拡張剤(ACE阻害剤、Ca拮抗剤、亜鉛硝酸剤)、カテコラミン系強心剤

・不整脈には抗不整脈薬

・血栓、塞栓症に対しては抗凝固療法

植え込み型除細動器

心臓移植

生活の制限

・塩分、飲水、アルコール、身体活動の制限

2.肥大型心筋症

薬物療法

・B遮断薬、カルシウム拮抗剤

植え込み型除細動器

手術(心室中隔切開術、切除術、僧房弁置換術等)

・左室流出路狭窄、僧房弁閉鎖不全の高度な例で適応

●合併症

 肥大型心筋症、拡張型心筋症ともに以下の合併症が重要である

  1. 不整脈  特に心室性不整脈が重要。
  2. 血栓、塞栓症

●経過

1.拡張型心筋症

肥大型心筋症に比べ非常に予後不良で、5年生存率は50%程度。

2.肥大型心筋症

予後は一般に良好であるが、軽症を含むどの段階からも、突然死のリスクが高い(死因の半分以上が突然死)。

●看護計画

 病態、症状は病型により異なるが、心不全症状や不整脈の出現が多く、致死的不整脈により急死する恐れもあるため、自覚症状、心電図の観察を十分に行い対処する必要がある。自覚症状がないことによる疾患へのあいまいな知識から、生活行動制限への理解が乏しいことが多い。患者が治療、生活の規制をどのように受けとめているかなどを明確にし、日常生活における自己管理に向けての援助が必要である。

(・_・ )参考文献

医療学習レポート. 心筋症と看護計画


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