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( ´ ▽ ` )異常歩行の話


(゚∀゚)題名:異常歩行の話

異常歩行は正常範囲から逸脱した歩行をいい、その発生原因によって次のように分類する。

①身体構造上の原因によるもの

②疼痛によるもの

③神経および筋系の障害によるもの

 

Ⅰ.身体構造上の原因による異常歩行

1)脚長差のある跛行

脚長差3cm以内であれば代償により跛行は目立たない。しかし3cm以上では、短い脚のつま先立ち歩きや体幹の動揺を起こす墜落性跛行を示す。

 

2)下肢の関節に拘縮・強直のある跛行

・股関節屈曲拘縮…拘縮した股関節の矢状面の動きが健側股関節と腰椎によって代償される。患側下肢の振り出しに際しては骨盤の前・後傾に伴う脊椎の前・後彎または体幹全体の前・後傾がみられる。

・膝関節屈曲拘縮…heel contact時に爪先から接地する。30゜以上では下肢短縮跛行が起こる。

・膝関節伸展拘縮…患側の振出を股関節のぶん回しまたは骨盤の挙上によって補う。

 

・足関節拘縮…尖足変形がある場合、heel contact時に前足部が先につくので不安定となる。また踏み切り時に推進力が弱く、速く歩けない。下垂足の場合は遊脚期に膝を過度に上げて歩く(鶏歩)

 

3)股関節の支持性障害の跛行

・弾性墜落跛行またはトレンデレンブルグ歩行

股関節脱臼や中殿筋麻痺により股関節外転支持力が弱くなると立脚相に骨盤を支えることができなくなり、反対側に骨盤が傾斜する。

 

Ⅱ.疼痛による異常歩行

・疼痛性跛行は下肢のどこに痛みがあっても患側の体重負荷を避けようとして体幹を健側に傾け、患側立脚相の時間を短くする。

・片側腰痛の場合はやや体幹を前屈し、健側に傾ける。

・股関節の痛みでは股関節を軽度屈曲、外転、外旋する。

・膝関節の痛みではつま先歩きをし、健側に体幹を傾ける。

 

Ⅲ.神経・筋系障害による異常歩行

1)片麻痺による異常歩行

・尖足、内反尖足歩行…尖足は下腿三頭筋の痙性により足関節底屈となり、heel contact時に足先がまずついてから、次に足底がつく歩行である。内反尖足はheel contact時に足先と足の外側がまずつき次に足底がつく歩行である。

・はさみ足歩行…股関節内転筋群に痙性があると遊脚相において下肢を前内側に振り出し、両大腿部が交叉した状態で歩行する。

・外転歩行…股関節外転筋痙性、外転拘縮、下肢棒状のときに股関節を広げて歩行する。

・外旋歩行…股関節外旋筋痙性、外旋拘縮があるときに足先を外側に向けて歩行する。

・ぶん回し歩行…尖足や下肢が棒状に伸展した状態の時に、麻痺側下肢を半円形の軌跡を描くように下肢を振り出す歩行。

・骨盤引き上げ歩行…尖足や下肢が棒状に伸展した状態のときに、麻痺側下肢を振り出すため骨盤を引き上げて歩行。

・間欠二歩歩行…二歩歩くたびに休みを入れてバランスをとり、さらに二歩歩くことを繰り返す歩行。

 

2)失調・基底核障害による異常歩行

・小刻み歩行…パーキンソン病にみられる異常歩行で、歩幅が徐々にこきざみになり、足のおくりが早くなり、足が床から離れなくなる。

・失調歩行

①脊髄性失調歩行…歩幅が不均等で、一方に片寄りながらよろめき、両脚は広く開き、足を過度に高く上げてバタンと足を地面におろす歩行。

②小脳性失調歩行…上肢、下肢の動きがアンバランスで、前進はゆっくりとして下肢を前方に投げ出すように床につける。脚は広げて左右不規則によろめきながら歩く。

 

3)筋弱化による異常歩行

・大殿筋歩行…股関節伸展筋の弱化による歩行で、骨盤を前方に出し、体幹を後方にそらした状態の歩行。

・中殿筋歩行…側方方向に対する体重を股関節で支持できず、立脚期に骨盤が健側に著しく傾いて沈下し(トレンデレンブルグ現象)、またこれを補うため体幹は患側に傾く(duchenne現象)。

・あひる状歩行…左右の股関節外転筋の支持性が弱くなると体幹を前傾させて左右に動揺させながら歩く。

・大腿四頭筋麻痺歩行…膝折れを防ぐため立脚相に膝を押さえて歩く。

・鶏歩…前脛骨筋麻痺により下垂足となるため、遊脚相において仰を高く上げ、足をバタンと床におろして歩く。

( ´ ▽ ` )参考文献

実習対策レポート.異常歩行


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