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( ´ ▽ ` )関節リウマチの話


(´д`)題名:関節リウマチの話

関節リウマチ(以下、RAとする)は、多発性の関節炎を主症状とする原因不明の全身性疾患である。

病変は関節の滑膜炎に始まり、当初は手足あるいは膝などに限局した疼痛と腫張が主体であり、次第に全身の関節が侵され、関節の変形、疼痛、動揺性が生じて機能障害をきたす。

20~50歳代に好発するが、高齢で発症する場合もある。女性の罹患率は男性の約5倍である。

RAの病因は未だ解明されていないが、遺伝的因子に環境因子が加わって発症するものと考えられている。

家族内発症がみられることや、一卵性双生児での発症一致率が15~34%と高いことなどは遺伝的因子の関わりを示すものである。

また環境因子として、細菌あるいはウイルス感染の関与が研究されている。

RAは①滑膜の変化、異常増殖。②関節液の貯留。③骨、軟骨組織の破壊。の三徴候を特徴とする。

RAは手指のPIP関節、MP関節、手関節、足趾、膝関節に初発することが多い。

手指のDIP関節に初発することは稀である。

左右対称に生じることが多いが、対称性でない場合もある。

 

朝のこわばり:起床時に関節がこわばり、指が動かしにくい症状を“朝のこわばり”という。体を動かし始めると、多くは消退し、その持続時間がRAの活動性の指標のひとつとなる。

疼痛:関節の自発痛、圧痛、運動時痛を訴える。疼痛は天候の影響を受ける場合がある。疼痛の訴えは個人差が大きく、必ずしも関節の変形やX線所見と合致しない。

腫脹:炎症性の滑膜肥厚、関節包の肥厚および関節液の貯留による腫脹を認める。手指のPIP関節では、特徴的な紡錘状の腫脹をきたす。手指や肘関節、膝関節では、腫脹は触診で容易に診断できるが、股関節では触診で腫脹の診断が困難である。

関節動揺性:関節周囲の支持組織の弛緩および関節破壊が進行すると、関節動揺性が生じる。関節端が著しく吸収され、骨欠損を生じるRAをムチランス型RAとよび、多くは関節外症状を合併し予後は不良である。

関節可動域制限:疼痛による反応性の可動域制限と、関節面の破壊および関節周囲の軟部組織の拘縮による可動域制限がある。手関節では関節拘縮が進行して強直を起こすことも多い。

変形〔手指〕

尺側偏位:MCP関節の弛緩と伸筋腱の尺側脱臼により関節に亜脱臼が生じ、尺側に偏位する。軽度の場合は疼痛は少なく、機能障害も軽度であるが、変形が強度になると把持動作が著しく制限される。

スワンネック変形:PIP関節が過伸展し、DIP関節が過屈曲する変形。PIP関節の屈曲が不能となり、ピンチ動作が制限される。(MPの病変で多発)

ボタンホール変形:PIP関節が過屈曲し、DIP関節が過伸展する変形。基節骨頭が側索の間からボタン穴に入るように突出するため、こう呼ばれている。(PIPの病変で多発)

Z変形:母指MP関節の屈曲、IP関節の過伸展。

オペラグラス手:ムチランス型RAの変形で、手指が支持性を失い、他動的に伸縮する変形。通常疼痛は軽度である。

変形〔足趾〕

外反母趾、開張足、槌趾、扁平三角状変形:足趾の変形は高頻度に生じ、MTP(中足趾節)関節に背側脱臼が生じる。中足骨頭の突出による足底の有痛性胼胝を認めることが多い。

変形〔膝関節〕

変形性膝関節症では、膝関節の内反変型を生じることが多いが、RAでは内反変型のみならず、外反変形や屈曲拘縮を生じることが多い。

 

*以下にRAに発生しやすい形態的・機能的変化を示す。

これ大事ですね。

頚椎:環軸椎亜脱臼(病的脱臼)

顎関節:開口制限

肩関節:屈曲・外転制限

肘関節:屈曲拘縮・骨破壊

手関節:尺側偏位・掌側への亜脱臼(MP関節)・尺骨茎状突起亜脱臼・強直

手指:スワンネック変形・ボタンホール変形・尺側偏位・母趾Z変形・動揺関節・伸筋腱断裂

前腕:回内位

股関節:屈曲拘縮・外転制限・大腿骨頭破壊

膝関節:屈曲拘縮・外反変形(内反もある)・動揺関節・脛骨の後方亜脱臼

足部:外反母趾・偏平足・外反足・重複趾・骨破壊

(´д`)参考文献

医療学習レポート.関節リウマチ


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