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( ´,_ゝ`)腫瘍の話


(^_-)題名:腫瘍の話

腫瘍とは:生体固有の細胞が無制限かつ不可逆的に増殖し、体表または体内に継続的に新たな体積を占める病変のことである。

◆良性腫瘍と悪性腫瘍

●基本的差異

一般的に良性腫瘍とは

①発育が緩徐で、

②限局性(境目が明らか)であり、

③機能障害の程度が軽く、

④転移はみられず、

⑤全身への影響はおおむね少なく、

⑥手術的摘除が容易で、

⑦再発は少なく、

⑧患者の予後は比較的良好なものをいう。

これに対して、悪性腫瘍とは、

①急速に発育し、

②周囲組織への浸潤がみられ、

③発生臓器の機能障害が目立ち、

④しばしば他臓器への転移を伴い、

⑤全身的影響が著しく、

⑥手術的に全摘が難しく、

⑦再発の頻度が高く、

⑧予後が不良なものをいう。

 

●病理学的差異

(1)肉眼的所見

腫瘍の形は結節状、乳頭状、ポリープ状(きのこ型)など基本的には凸型で、良性腫瘍に共通なのは、表面が平滑(被膜有り)、周囲との境界が明瞭(癒着なし)、単純な膨張性発育をしめすなどである。これに対して悪性腫瘍は、表面に不規則な凹凸がみられ、周囲との癒着があり、膨張性の発育+浸潤性の発育を伴うことが多い。

(2)組織学的所見――異型性、浸潤性

良性腫瘍は母組織の細胞配列の秩序をある程度保ち(構造異型がない)、個々の細胞の核や細胞質の大きさ、形などが比較的そろっている(細胞異型がない)。 これに対して悪性腫瘍では本来の細胞配列がくずれ(構造異型)、細胞の核の大きさはバラエティーに富み(大小不同)、濃く染まる核や、ときに多核の細胞も現れる。こうした所見をまとめて細胞の異型性とよぶ。そして原則として、悪性腫瘍では良性腫瘍より細胞密度が高い。

(3)細胞学的所見――分化度と増殖能

・核/細胞質比(N/C比):細胞の核の断面積を細胞質(胞体)の断面積で割ったおおよその割合のこと。一般に、細胞が分化(成熟)すると、種々の機能に応じた細胞小器官が細胞質内に増え、N/C比が大きい細胞では分化度が低いことになる。また、分化した細胞ほど突起や線毛が複雑で、逆に単純な円形に近い細胞ほど未分化(幼若)であるといえる。そして、幼若な細胞ほど増殖性が高いことから、同様な組織から発生した腫瘍でもN/C比が大きな細胞が多いほど悪性度は高いとみなされる。

(・.・;)参考文献

医療学習レポート.腫瘍


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