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(^∇^)高齢者と循環器障害の話


(´・ω・`)題名:高齢者と循環器障害の話

高齢者におけるうっ血性心不全の死亡は増加傾向にある。高齢者では重症心不全でもときには原因が明らかでないこともある。

加齢に伴って心室壁は肥大傾向を示し、心室拡張能は低下する。また、変力作用(心筋の収縮力)、変時作用(心拍数)や血管拡張といったβ受容体を介する反応も加齢に伴い低下する。

 

●前負荷

心室収縮に先立つ心筋壁張力を決定するのは心室容量であるが、これは心室充満、いわゆる前負荷によって規定される。加齢によって安静時の左室拡張末期容量は変化しないが、拡張充満のパターンは変化するといわれている。すなわち高齢者の拡張早期充満は50%程度低下しているが、一部は心房収縮が代償するため拡張末期容量は維持される。このような現象は、左室肥大や線維化、アミロイド沈着などによる心室スティフネスの増加によるコンプライアンスの低下が一要因と考えられている。

 

●後負荷

加齢に伴い中心動脈の伸展性やコンプライアンスが低下する。大血管の動脈壁に加齢変化による内膜肥厚や中膜弾性板の減少と間質成分の増加が認められる。血管のスティフネスは増大し、その結果、収縮期・拡張期における血管の弾性が減退する。若年者では脈波速度は遅いため中枢への反射波は拡張期圧を増強し冠動脈灌流圧を上昇させる。高齢者の場合、血管伸展性の低下により脈波速度が増大するため、反射波は早期に中枢に到達し収縮末期に重なる。これが心室からの駆出圧をさらに増大させる結果となる。血管壁の硬化と上に述べた生理学的変化により脈圧は増大し、収縮期血圧は増して高齢者特有の血圧動態を呈し、上行大動脈径は拡大する。血管抵抗が増加する結果、後負荷が増し心室内圧が増加する。壁張力上昇を押さえるため左室心筋が肥大し壁圧が増加する(Laplaceの定理)。

(´Д`)参考文献

医療学習レポート.高齢者と循環器障害


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