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(´∇`)内分泌の話


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内分泌とは化学物質が分泌細胞から『血液中に放出される』現象を意味し、神経系とともに人体の機能を調節している。内分泌系には視床下部、下垂体、松果体、甲状腺、上皮小体、胸腺、膵臓、副腎、性腺(精巣・卵巣)がある。

 

神経分泌とは、神経が離れた特定の細胞に、長い軸索突起(神経線維)の末端から分泌した神経伝達物質が3~5mmの間隙を介してシナプス後細胞に情報を伝えることである。また、視床下部ホルモンや下垂体後葉ホルモンは、神経末端から血管内に分泌した伝達物質(ホルモン)が血液を介して情報を伝えるものがある。これを神経内分泌という。(このほかに交感神経‐副腎髄質系などがある。)

 

視床下部ホルモン:視床下部は間脳の最下部をなす領域で、視床の前下方に位置し、自律神経の最高中枢として、体温調節、摂食・飲水、糖質代謝調節、性行動などを司る。また、視床下部の神経細胞はホルモン産生細胞でもあり、ここで産生されたホルモンは下垂体に送られ、内分泌系の調節にあずかる。

視床下部ホルモンは、下垂体前葉からのホルモン分泌を促進、または抑制する。

 

下垂体:下垂体は脳底部に位置し、茎状の構造によって視床下部に付着している。下垂体はトルコ鞍の内腔を満たしている小指頭大の小臓器で、楕円形を呈している。下垂体は2つの部分から成り立っており、腺下垂体と呼ばれる前葉と、神経下垂体と呼ばれる後葉からなる。下垂体は数多くの身体活動を調節する複数のホルモンを産生する。

 

下垂体前葉(腺性下垂体)は組織学的に腺上皮細胞で構成されている。弓状核では、下垂体前葉ホルモンの分泌を刺激・抑制するホルモンが産生される。視床下部のほかの神経線維は下垂体門脈を経由して下垂体前葉の内分泌を調節している。下垂体前葉ホルモンとして、成長ホルモン(GH)、プロラクチン(PRL)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)がある。

 

下垂体後葉ホルモンは視床下部の視索上核や室傍核の神経細胞でつくられ、そこから発する神経線維は下垂体後葉(神経性下垂体)に下る。インパルスが神経末端に達すると、その末端からホルモン(バソプレッシン、オキシトシン)は直接血流中へ分泌される(軸索を伝わって下垂体後葉にいく視床下部下垂体路)。これを神経内分泌という。

 

甲状腺は頸部の下方にあり、約25gの小さな腺であるが、異常があると膨大する。蝶の形をしていて気管を取り囲んでおり、喉頭の直下で指でふれることができる。トリヨードサイロニン(T3)、サイロキシン(T4)、カルシトニンである。加水分解して甲状腺ホルモンを遊離し、血液中へ分泌する。

 

副腎皮質はステロイド分泌細胞である。副腎皮質ホルモンはコレステロールを原料として合成され、生命維持に必須の3群のホルモン(鉱質コルチコイド「アルドステロン」、糖質コルチコイド「コルチゾル」、性ホルモン「テストステロン・アンドロゲン」)を分泌する。

 

副腎髄質からはカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が分泌される。副腎髄質は神経組織(交感神経節細胞)として発生し、腺の中央部にあって内臓神経と密に連絡している。アドレナリンは髄質ホルモンの約80%を占め、主に心臓に作用して心拍出量を上昇させる。一方、ノルアドレナリンは髄質ホルモンの約20%を占め、全身の末梢血管を収縮させて血圧を高める。カテコールアミンの分泌過程は交感神経節前神経(内臓神経)末端から分泌されるアセチルコリンが髄質細胞受容体に結合することにより開始する。

 

副腎は腎臓の上にのっていて、右側は三角状、左側は半月状をなし、腎上体ともいう。重さは約5~7gである。副腎は、全体の3/4以上を占める表層の副腎皮質と深層の副腎髄質に分ける。前者は中胚葉性の腹膜由来であり、後者は外胚葉性の交感神経節由来である。

 

松果体:松果体は間脳の背面から後方へ突出した小体で、小豆程度の大きさである。分泌されるホルモンは必須アミノ酸の1つであるトリプトファンから合成されるメラトニンである。性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン)の分泌を抑制する作用がある。

 

上皮小体:上皮小体は米粒ほどの大きさで、甲状腺の後面に4個ある。上皮小体ホルモンはパラトルモンといい、血液中のカルシウム濃度を高める作用がある。

 

膵島(ランゲルハンス島):膵臓は第1~2腰椎のレベルで十二指腸と脾臓の間に位置する。内分泌腺部はランゲルハンス島と呼ばれる。

A細胞:グルカゴン(肝臓のグリコーゲンの分解を促進し、血糖量を上昇させる。)

B細胞:インスリン(体内の筋細胞や脂肪細胞におけるグルコースの取り込み・利用の促進。)

D細胞:ソマトスタチン(インスリンやグルカゴンの分泌抑制。)

 

腎臓:腎臓は排泄器官としての主要な働きのほかに、レニン(血圧上昇と腎臓でナトリウムと水の再吸収を促進させる)とエリスロポエチン(骨髄での赤血球新生を促す)を分泌する。

 

消化管:消化管からはガストリン、CCK‐PZ(コレシストキニン・パンクレオザイミン)、セクレチン、VIP、ソマトスタチンなどの多くのホルモンが分泌され、胃や腸の働きを調節している。

 

心臓:ヒトの心房から、ナトリウム利尿作用のあるペプチドホルモンが分泌されていて、これは、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)と呼ばれる。

 

胸腺:胸腺ではサイモシンと呼ばれるホルモンが産生され、小児期には免疫に関与するTリンパ球が成熟する場を与えている。

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