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(´∇`)失語症の話


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発語に関する筋肉や末梢神経には異常がなく、意識障害もなく、知能や聴力の障害もないのに言語による表現や理解ができないものをいう。言葉を聞く、話す、読む、書く、の四つの側面が多少の差はあれ同時に障害されてる場合が多く、特異な言語症状を呈す。失語は大脳の優位半球の大脳皮質にある言語中枢とそれに関係する領域の障害によって生じるものである。障害の存在する部分、範囲によって違った形の失語が呈する。失語は、原因としては脳血管疾患が最も多く、その他、頭部外傷、脳腫瘍などがあげられる。

病態アセスメント

 失語を呈する患者の多くは、随伴する片麻痺などの症状のために言語のコミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションも障害されている場合も少なくない。このような患者の精神的ストレスは非常に強いものであり、回復への障害となる場合もある。したがって失語を呈する患者と接するにあたっては、失語という症状に対する知識を持ち、患者の声なき意思をくみ取り、回復を促す努力を払わなければならない。

症状

 大脳の優位半球には、前頭葉のブローカ領域と側頭葉のウェルニッケ領域と呼ばれる二つの言語中枢が存在し、それぞれ違った言語機能をもっている。ブローカ領域は、意思を言葉として発する運動性の言語中枢、ウェルニッケ領域は見たり触ったり、その他あらゆる認識したものを言語として理解する感覚性の言語中枢である。

 症状の種類

 1)運動性失語症(ブローカ失語)

 言語の理解はおおむね良くできるが、自発的言語は非流暢で発語量が少なくぎこちなく、復唱障害がある。表出面の障害が理解面の障害より高度に障害されている。書字障害の程度はさまざま、仮名文字の障害が漢字より目立つ。

 2)感覚性失語症(ウェルニッケ失語)

 自発言語は非常に流暢で発語量は多いが、情報量は少なく、言語の了解が極めて悪く、意味不明の言葉を喋り続ける。語音、語義理解の障害が顕著、話し言葉では音性  、語性錯語がみられる。書字障害も顕著である。

 3)全失語症

 上記1)2)の障害をもつ。

 4)伝導性失語症

 言語了解は非常に保たれ、会話は可能なことが多いが、復唱障害が著明でアンバランスである。

言語症状の評価

 1.自発言語

 患者との自然の会話の中で、発語の全体量はどうか、発語に努力を要しているか、構 音は明瞭か、プロソディは正常か、錯語はないか、患者の言おうとしていることが私た ちにわかるかどうかを評価する

 2.言語了解

 日常会話の中でYes、Noで答えられるものを尋ねてその反応をみる。口頭指示に応じるかを確かめる

 3.復唱

 話した言葉を繰り返させる。最初は単音からはじめ、少しずつ複雑な単語や短い文に進めて状態を把握する

 4.呼名

 日常よく用いる物品の名前を言わせ、その反応をみる

 5.読字

 文を読めるかどうかについて、文の内容を理解しているかを知る

 6.物の名前を言って書いてもらう、自発的に書いてもらう、例題を与えて写させるなど ができるかどうかをみる

治療

 言語療法 言語訓練

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 失語症の看護の基本は、ただ単に言葉を操作することではなく、意思の疎通が図れない状態を理解し、患者の人格を尊重する全人的態度で接することである。そして、家族とともに患者の心理的支えになることにより、障害を受容し克服する方向へと援助するのである。

 1.効果的なコミュニケーションのための配慮

 1)患者の人格を尊重する

幼児言葉を使用して心理状態を傷つけない

 2)意思の疎通が図れないとき、相手を無視しない

 3)有効なコミュニケーションの回路を発見する

言葉は互いに意思を伝え合う道具にすぎない。文字、絵、ジェスチャーなどを併用すれば意思を伝え合える

 4)周囲の人々がよい聞き手、よい話相手になる

言葉の能力に合わせた聞き方、話し方により、意思疎通の困難を補う

 5)環境を整える

大勢の人の前や気の散る騒々しい場所では、いつもなら言える言葉もでない

 6)疲労に注意する

失語症の患者は困難な言葉に向き合う時、非常に疲労してしまう

 7)関心を引きそうな話題を取り上げる

関心をもっている話題は、聞いたり話したりの能力をより積極的に刺激する

 2.言語訓練は、

非常に高度な知識と創意工夫が必要である。看護婦が系統だった知識のないまま総括的に訓練を行うと、失語患者がその後の訓練を拒否してしまうこともある 。看護婦も言語訓練に全く無関心であってはならず、むしろ接する時間が長く、患者を 直接ケアしている看護婦が日常看護の中でどのようにかかわったらよいか知っておくことが必要である。最近ではこのような日常的なかかわりを通して患者の言語機能を高め ることを言語刺激に対し環境刺激といい、逆にSTの側から看護婦に要求されている。

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