スポンサード・リンク

(≡^∇^≡)経カテーテル肝動脈塞栓療法の話


(^0_0^)題名:経カテーテル肝動脈塞栓療法の話

肝動脈塞栓療法(TAE)とは

 肝臓は、肝動脈と門脈の2系統の流入血管をもち、両者から酸素や栄養の供給を受けている。しかし、肝癌は肝動脈のみから栄養を受け、門脈からは栄養を受けていない。TAEとは、この血流支配の特性を利用し、大腿動脈よりカテーテルを、通常の血管造影と同様に腹腔動脈を経て肝動脈に選択的に挿入し、そこから油性造影剤(リピオドール)と抗癌剤(エピアドリアマイシン等)と塞栓物質(ゼルフォーム)を混和したものを注入し、肝動脈を閉塞することにより、選択的に肝細胞癌を壊死に導く治療法であり約70%に効果を認めており、肝切除と並び肝細胞癌の双璧をなしている。

適応

  • 高度の肝障害のない例(チャイルド分類A・B)
  • 腎不全、心不全等全身の合併症が併存しない場合
  • 門脈内にまで腫瘍塞栓がみられない場合

検査によるおもな合併症と症状

 1.動脈穿刺、動脈造影に伴う合併症

 2.動脈を塞栓することによる副作用、合併症

腹痛、発熱、悪心・嘔吐、呼吸困難 (肝動脈塞栓、肝癌壊死による)

急性胆嚢炎、膵炎、胆嚢・脾・小腸梗塞、麻痺性イレウス、肝膿瘍、胃・十二指腸潰瘍による消化管出血等、肝不全、ショック

 3.抗癌剤による副作用

胃腸障害、腎障害、骨髄抑制による易感染性、体力の低下

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 TAEそのものによる副作用、抗癌剤による副作用の出現を抑えることはできないが腫瘍の大きさ、肝予備能、治療の種類と程度を充分把握したうえで、どの程度の副作用が出現するかを予測して看護を行うことが重要である。
肝臓癌はTAEで根治する症例は非常に少なく、再発率は極めて高く再治療する症例も多い。こういう点からも患者のQOLの向上を最優先とし、家族並びに社会背景を理解し、患者が最も不安な点や苦痛に感じる点を可能な限り解決できるように援助していくことが大切である。

(@_@;)参考文献

医療学習レポート.経カテーテル肝動脈塞栓療法


スポンサード・リンク