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(▽ ̄*)頭蓋内圧亢進と脳ヘルニアの話


(*`◇´* )ノ題名:頭蓋内圧亢進・脳ヘルニアの話

 頭蓋内疾患とそれに合併する脳循環障害や脳浮腫による脳の容積増大が頭蓋内圧亢進を起こす。頭蓋内圧が亢進すると、脳灌流圧が低下して脳循環血液量が減少し、意識障害などの症状が現れる。また、脳が圧排され位置が移動することになり脳ヘルニアを起こす。

 頭蓋内圧亢進の進行は病変の部位、程度に影響され、心拍出量低下、低酸素によってさらに悪化する。手術適応後は手術侵襲に伴う脳浮腫、気道、術後体位、ドレーンなどの管理が重要である。頭蓋内圧亢進により障害が間脳、橋、延髄に及ぶと生命が危機にさらされるので、発症から2週間ほどは慎重な観察と早期発見が重要である。

●症状

 1.自覚的症状

頭痛、嘔吐、視力障害

 2.他覚的症状

血圧上昇、徐脈、髄液圧上昇、うっ血乳頭、外転神経麻痺、意識障害

 3.脳ヘルニア

圧迫や変形の程度によって意識障害や神経脱落症状が現れる。テント切痕ヘルニア、大後頭孔ヘルニアなどがある

●検査

  • CT

●治療

1.外科的治療

 1)外減圧術

病変部の上にあたる骨弁を除去し、骨窓をつくり頭蓋内の減圧を図る

 2)内減圧術

欠損しても症状が出ない前頭葉や側頭葉の一部を切除する

 3)頭蓋内腫瘤摘出術

 4)髄液ドレナージ

脳室ドレナージ術・V-Pシャント術

2.保存的療法

 1)滲透圧利尿剤療法

 2)副腎皮質ホルモン療法

 3)酸素療法

 4)低体温法

●経過と管理

 1.頭蓋内圧亢進の原因

 頭蓋内腫瘍(悪性腫瘍、巨大良性腫瘍)・脳血管障害・頭部外傷・脳浮腫・髄液の循環障害(水頭症)がある。頭蓋内圧亢進の進行は病変の部位や程度に影響され、心拍出量低下・低酸素によってさらに悪化するため注意が必要である。

 2.症状の観察

 脳出血・外傷など短時間に起きた病変では急性頭蓋内圧亢進症状として、意識障害・嘔吐・高血圧・徐脈があり、嘔吐は吐き気を伴わず噴出するような嘔吐である。腫瘍・水頭症・慢性硬膜下血腫など徐々に進行する病変では慢性頭蓋内圧亢進症状として頭痛・嘔吐・外転神経麻痺・うっ血乳頭がある。外転神経麻痺がおきると瞳孔散大・縮小・瞳孔不同となり対光反射は遅鈍、消失する。うっ血乳頭が進行すると視力障害(視力低下・視野狭窄)が起きる。このようなことに留意し観察をする必要がある。

 3.脳ヘルニアの誘因

 頭蓋内圧亢進が考えられる状態で、腰椎穿刺や浣腸の処置は誘因となるので注意する。

 4.骨窓部の管理

 外減圧術を行ない骨窓部がある場合は、創部の圧迫は直接脳への圧迫となるため注意が必要である。

(゚◇、゚;)参考文献

医療学習レポート.頭蓋内圧亢進と脳ヘルニア


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