スポンサード・リンク

(●^o^●)水頭症とV-P・L-Pシャント術後の話


「水頭症とV-P・L-Pシャント術後」の画像検索結果

(‘◇’)ゞ題名:水頭症とV-P・L-Pシャント術後の話

病態概念

水頭症とは

 脳室ないしクモ膜下腔などに大量の髄液が貯留し、これらの腔が拡大した状態をいう。多くは頭蓋内圧亢進を伴い、圧亢進が進行すれば意識障害がみられ、さらには脳ヘルニアに至る。また頭蓋内圧が正常な場合(正常圧水頭症)もある。
水頭症の発現機序としては、髄液の通過障害、髄液の吸収障害、髄液の過剰分泌の三つがある。また、水頭症にはその病態によってさまざまに分類されているがその主なものを以下に示す。

 1.内水頭症と外水頭症

 脳室系が拡大した水頭症を内水頭症と呼ぶが、ほとんどの水頭症はこれに属する。一般に水頭症という場合はこの内水頭症を指す。これに対し、外水頭症というのは、クモ膜下腔に髄液が貯留し、脳室は正常ないし軽度に拡大しているものをいう。

 2.交通性水頭症と非交通性水頭症

 脳室系の閉塞による髄液の通過障害で生じた水頭症を非交通性水頭症という。モンロー孔、第3脳室、中脳水道で閉塞される場合が多く、脳腫瘍、脳室内出血後の水頭症に代表される。これに対し、脳室系とクモ膜下腔との交通は保たれているが、髄液が脳室を出て吸収部に至るまでの経路で、通過障害を来し水頭症となった場合を交通性水頭症という。頭部外傷やクモ膜下出血後の水頭症はこれに属する。

 3.先天性水頭症と後天性水頭症

 先天性水頭症は原因が出生前にあるもので、出産時すでに水頭症の明らかなものも少なくない。大部分は遅くとも1歳以下で発症する。後天性水頭症は成人でみられることが多く、脳腫瘍、脳室内出血、頭部外傷、クモ膜下出血や髄膜炎などに合併する。

 4.正常圧水頭症

 脳室の拡大が著名であるにもかかわらず、頭蓋内圧が高くないものである。特発性と症候性があり、症候性のものは脳動脈瘤破裂や頭部外傷によるクモ膜下出血後、慢性期に発症する水頭症がその代表である。

病態アセスメント

 水頭症症状や頭蓋内圧亢進症状の観察が重要である。
シャント術後はシャント機能不全やシャント過剰などの徴候の早期発見と感染の予防につとめる。また生涯にわたってシャントシステムを必要とするため、退院後も患者および家族が異常を早期発見できるように指導していく必要がある。

症状

 新生児・乳児期においては、その特殊な頭蓋構造により、頭囲拡大・大泉門膨瘤という特徴ある症候が生ずる。幼児期・学童期に至っては、精神・運動発達遅延が主体となり、成人では歩行障害・記銘力低下・尿失禁が三主徴候となる。ただし、いずれの年齢においても、急性水頭症では頭蓋内圧亢進症状が中心である。

検査

  • 頭部単純撮影
  • CT
  • MRI
  • アイソト-プによる脳槽撮影(脳槽シンチグラフィー)

治療

 最も一般的な治療はシャント術である。すなわち、脳室などの髄液腔と腹腔や心房などの間に手術的にバイパスをつくり、過剰な髄液を誘導し吸収させてしまう方法である。

 1.脳室ドレナ-ジ

脳室内出血急性期や感染を伴う水頭症ではシャント術が行なえるようになるまでの間に行なわれる。

 2.脳室腹腔短絡術(V-Pシャント)

 3.脳室心耳短絡術(V-Aシャント)

 4.腰椎腹腔短絡術(L-Pシャント)

交通性水頭症に対して行なう

術後の経過と管理

 1.術前の経過と管理

失見当識、歩行障害などの水頭症の症状や頭蓋内圧亢進症状の観察とともに頭蓋内圧亢進を憎悪させる因子をできるだけ除去し、脱水や感染症などの合併症の予防に努める。

 2.術後の経過と管理

シャントシステムに閉塞が生じたり、流量が不十分な場合には水頭症が再発し頭蓋内圧亢進症状をきたす。また、反対に流量が多すぎれば脳が縮小するために低脳圧症となり、硬膜下出血などの危険を生じることとなる。具体的には以下の注意が必要である。

1)シャント機能不全

 シャント術後の患者が、再び頭痛を訴えたり、失見当識、失禁、歩行障害、さらには意識障害、嘔吐、神経症状の悪化を認める。シャントバルブを押してシャントバルブの戻りや抵抗がないか確認する。

2)シャント機能の過剰

 患者が坐位や立位など頭部を挙上するとき頭痛や吐き気を訴える。術後は徐々に頭を高くし、低髄圧に慣れるようにする。

3)シャントシステムの感染

 シャント術後の患者に発熱、項部硬直、手術創の発赤などを認め、髄膜炎に至ることもある。炎症性疾患の合併が診断されたら直ちにシャントを除去し、脳室ドレナ-ジに切り替えられる。そして感染の治癒を待ち、再度シャントの設置を行なう。

看護計画(術後)

Ⅰ.病態アセスメント(術後)

理想的なシャントシステムは余分な髄液のみを流出させ、腹腔や心房などから吸収させることで脳内の髄液量や頭蓋内圧を至適状態に保つものである。したがって、流量が不十分でも多すぎても危険である。また、生涯にわたってシャントシステムを必要とするため退院後も患者およびその家族が異常を早期発見できるように指導していく必要がある。

「水頭症とV-P・L-Pシャント術後」の画像検索結果

(^^)/参考文献

医療学習レポート.水頭症とV-P・L-Pシャント術後


スポンサード・リンク