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(。>д静脈性腎盂造影の話


「静脈性腎盂造影」の画像検索結果

(・_・;)題名:静脈性腎盂造影の話

<静脈性腎盂造影(IP)>

IPは、intravenous pyelography(経静脈性腎孟造影IVP)の略で、最近は経静脈性尿路造影IVUともいう。

■目的

腎糸球体より排泄される造影剤を静注し、腎盂、腎杯、尿管、膀胱と尿路全体を造影し、形態的、機能的に診断する。

 

■方法

腹部単純撮影後、造影剤50mlを点滴静注し、1~3分でネフログラム(腎実質像)を撮影し、さらに5分、10分、15分で撮影する。

撮影の際は尿管を描出するため腹部圧迫帯を用いるか、頭部を低くする。腎の呼吸性移動や体位性移動をみるため吸気、呼気時、立位での撮影や、膀胱をみるため排尿後の撮影などを組み合わせる。

 

■留意点

・造影剤に対する過敏症の有無を確認しておく。

・造影効果を高め、また嘔吐を防ぐ点からも検査前の飲食は禁ずるが、腎機能低下例、脱水状態の患者、多発性骨髄腫では飲水あるいは輸液をして検査を行う。

・腸管内容物を少なくするため前日に下剤を授与する。

 

■正常所見

・ネフログラムは腎実質の輪郭が一番明瞭に観察でき、ほぼ均一なそら豆形を呈し、辺縁は平滑である。

・腎杯は外方に凹で鋭角をなす。

・尿管は椎体の両側を下行し骨盤腔へ入る。

・膀胱は尿の充満に伴い、辺縁の平滑な円形を呈する。

 

■異常所見

・ネフログラム:大きさ・出現時間の左右差→腎血管性高血圧。辺緑の不整→慢性腎孟腎炎。欠損→嚢胞、腎癌。

・腎杯:全体の鈍化→水腎症。一部分の鈍化→慢性炎症性病変。偏位・変形→多発性嚢胞腎。

・尿管:拡張・狭窄・途絶→閉塞性病変。

・膀胱:欠損・変形→腫瘍、外部よりの圧迫。

 

■看護のポイント

◎検査前

(1)検査の目的・方法・時間・注意点を十分説明し、患者の不安を軽減する。

(2)ヨードアレルギー・甲状腺機能亢進症・喘息の有無および腎機能・肝機能を確認する。

(3)腸内ガスや糞便の蓄積は画像が不鮮明になりやすいため、前処置として検査前日に下剤を投与する。

(4)排便の有無を確認するとともに、高齢者は前処置によって脱水状態となり、造影剤による副作用を誘発させることがあるので注意する。

(5)アレルギー反応出現時、迅速に対応できるよう、輸液・酸素吸入・気道確保の準備や薬物(抗ヒスタミン薬・副腎皮質ホルモン・昇圧薬など)の準備を整えておく。また、当日の検査前は禁飲食とする。

 

◎検査中

(1)正常範囲の反応として、造影剤注入に伴い灼熱感や吐きけが出現することがあることを説明し、不安の軽滅をはかる。

(2)アレルギー反応(くしゃみ・瘙痒感・嘔吐・蕁麻疹・浮腫・呼吸困難・喘息様症状・血圧低下など)の出現に注意し、出現時は医師の指示のもと、早期に対処する。

 

◎検査後

(1)アレルギー反応の有無を観察する。

(2)造影剤の排泄を促すため、積極的な水分摂取を促す。

「静脈性腎盂造影」の画像検索結果

(@_@;)参考文献

医療学習レポート.静脈性腎盂造影


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