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(。>д<)股関節と機能解剖の話


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(^_-)題名:股関節と機能解剖の話

寛骨と大腿骨頭との間にできる臼状関節である。

大腿骨頭が完全に寛骨臼に入るため、運動は肩関節と比較して大きく制限される。

寛骨臼の周りは関節唇によって補強される。関節唇両端は、寛骨臼横靭帯の外側部と合流している。

寛骨臼黄靱帯は馬蹄型をした関節面の両角を結合している。

関節包は、寛骨臼の周囲からおこり、前面では大転子の根部、転子間線、後面では大腿骨頸につく。

 

下肢帯の靭帯

股関節の関節包は、聴骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯、坐骨大腿靭帯などによって補強されている。最初の聴骨大腿靭帯は最も厚くて(約10㎜)、全ての靭帯の中で最も強靭である。

 

股関節の動きと靭帯の緊張

屈曲

伸展

外転

内転

外旋

内旋

腸骨大腿靭帯(上)

+

++

+

腸骨大腿靭帯(下)

++

+

+

+

恥骨大腿靭帯

+

++

+

坐骨大腿靭帯

+

+

+

大腿骨頭靭帯

+

 

大腿骨頭靭帯

寛骨臼横靭帯および寛骨臼切痕辺縁と、大腿骨頭窩をつなぐ関節包内靭帯である。

※関節の安定化にさほど貢献しておらず、主に大腿骨頭への血液供給の経路として働いている。

 

輪帯

大腿骨頭をとりまく輪状の靭帯で、関節包に密着し、関節包内でははっきりとした隆起として認められる。

 

腸骨大腿靭帯(ビゲロウのY靭帯)

上方では下前腸骨棘および寛骨臼上縁に付着し、2部に分かれて大腿骨頸前面を下方へ斜走し、下方では大転子と転子間線に付着する三角形状の強い靭帯で、関節包の前面と上面を補強する。

 

恥骨大腿靭帯

上方は寛骨臼縁の恥骨部に付着し、大腿骨頸前面を下方に走行して小転子上方に付着する。関節包の前面を補強する。

 

坐骨大腿靭帯

上方は寛骨臼縁の坐骨部に付着し、大腿骨頸後面を外側方に走行して、一部は輪帯に、一部は転子間線に付着する。関節方の後面を補強する。

 

股関節の運動

大腿骨頸の長軸は斜め上方かつ内前方に向いている。

成人では大腿骨頸は大腿骨体と約130°の頸体角をなす。

前額面に対し10~30°の前捻角をなしている。

 

屈曲と伸展

屈曲の可動域は膝関節伸展位ではハムストリングスの緊張により自動運動で約90°。膝関節屈曲位ではハムストリングスの弛緩により、大腿前面が腹部に触れるまでの約120°屈曲できる。

伸展の可動域は膝関節屈曲位では大腿直筋の緊張により約10°であるが、膝関節伸展位では大腿直筋の弛緩のため、約20°に広がる。

 

外転と内転

外転約40~50°。内転約20~30°である。

 

外旋と内旋

外旋約45°、内旋約45°である。

 

その他

ヤコビー線は、左右の腸骨稜を結んだ線で第4腰椎の棘突起が線上に乗る

ローザ・ネラトン線は、上前腸骨棘と坐骨結節の結ぶ線。

スカルパ三角(大腿三角)は、鼠径靭帯、縫工筋、長内転筋で形成される三角部。

その三角形には異価の3つが通る。

①大腿神経

②大腿動・静脈

③リンパ管

 

股関節の重要な角度

股関節には以下の重要な角度がある。これらの角度に異常があると脱臼や変形性関節症を誘発する原因ともなる。

頸体角:大腿骨頸部と骨幹部軸によって形成される約130°の角度。

前捻角:大腿骨頭は前頭面に対し約10~30°の前捻をなしている。

CE角:大腿骨頭中心を通る垂線と(A)、寛骨臼外側端(B)との30°の角度。

TE角:臼蓋と臼底との境を通る水平線と(C)、寛骨臼外側端(D)とにより形成される10°の角度。

 

Pauwelsの理論

中殿筋は体重の3倍の重量を支えている。

大腿骨頭は体重の4倍の重量がかかる

 

新生児の股関節

新生児の股関節はいくつかの特性があり、以下の特性により正常でも新生児の股関節は成人と比較すると非常に不安定である。成人と同じく内転・外旋で脱臼しやすい。

股関節は骨よりもむしろ多くの軟骨でできている。

軟骨性の臼蓋と関節唇の光顕的複合体をリンブスという。これは先天性股関節脱臼においては非常に厄介な障害物となる。

股関節は成人に比べ、非常に浅く包み込まれている。

新生児の大腿骨頸部は上前方に非常に傾斜しており、頸体角は145°をなし、前捻角は40°をなす。

臼蓋は水平面に対して非常に傾いており、新生児でのTE角は男児20~25°、女児では25°~30°である。

 

大腿骨頭の発達

大腿骨頭は圧迫‐牽引の圧縮応力に従って発達する。この圧縮応力はSTNRによるハイハイの誘発による骨頭への圧迫が成長促進の一因ともなりうる。

 

寛骨臼の拡大と深さの増大

正常では寛骨臼は非常に早期に深くなり、4歳でのTE角は成人に近づき10°となり、骨頭は力学的に十分に包み込まれる。

 

大腿骨頭への血液供給

大腿骨頭部への血液供給はは非常に虚弱で、大腿深動脈の分枝である内側大腿回旋動脈により栄養されている。この血管枝だけが骨端核を栄養する。いかなる吻合もこの動脈を補うことはできず、大腿骨頭靭帯の動脈による血液の供給は20~30歳より以前では無視できる。

 

前捻角の減少

新生児においては腸骨大腿靭帯(寛骨臼縁‐大転子・転子間線)の緊張が大腿骨を内旋させ前捻角を矯正する。

 

頸体角の減少

新生児の145°の頸体角は徐々に閉じて成人の130°に減少する。減少要因は複雑であるが、一因には中殿筋(腸骨翼外側‐大転子の外側面)の働きにより上に引き上げられることにより頸体角は減少が誘発される。

「股関節と機能解剖」の画像検索結果

(・.・;)参考文献

医療学習レポート.股関節と機能解剖


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