スポンサード・リンク

(。^。^。)高所肺水腫の話


(--〆)題名:高所肺水腫の話

高所肺水腫は高所障害の中でもっとも危険なものである。

呼吸によって気管に入った新鮮な空気は、枝分かれした気管支の先の直径0.1~0.2mmの肺胞という毛細血管に囲まれた小部屋に入り、ここで酸素と二酸化炭素のガス交換が行われる。

肺水腫は肺胞の毛細血管に高い圧力がかかったときに、圧力によって毛細血管から血液中の液体成分がしみ出し、肺胞内に液体が溜まりガス交換を阻害するものである。

肺胞内の酸素濃度が低下すると、それに対する適応として肺動脈の内圧が高まる。

通常ならば毛細血管の手前の細い動脈が収縮して毛細血管に必要以上の血液が流れないようにするのだが、高所肺水腫にかかりやすい人は、この動脈の収縮が均一に行われずにある区域は収縮し、別な区域では収縮しない。

そのため収縮しない区域では肺胞に多量の血液が流れ込み、 肺水腫が起こる。

これが高所肺水腫である。

症状は息切れ、胸部の圧迫感、倦怠感、咳などである。

咳がひどくなると泡状の痰が出るようになり、やがて血痰になる。

脈拍、呼吸数も早くなる。

重症化すると意識状態も悪くなり、錯乱やおかしな行動が見られ、意識消失するこ ともある。

標高2400mで高所肺水腫を起こした症例がある。

高所肺水腫になったら直ちに下山するか酸素吸入を行う。

600~900m下がれば、通常直ちによくなる。

下山後は2~3日は安静にする必要がある。

歩けないようならば、搬送する必要がある。

その後、医療機関での治療が必要である。

(p_-)参考文献

医療学習レポート.高所肺水腫


スポンサード・リンク