スポンサード・リンク

(*^。^*)前十字靱帯損傷の話


「ACL損傷」の画像検索結果

(・.・;)題名:前十字靱帯損傷の話

外傷性関節血腫を呈した500膝の損傷部位を調査した。

その結果、靭帯損傷は449膝(89.8%)、膝蓋骨脱臼は24膝(4.8%)、半月板単独損傷は12膝(2.4%)、治癒を要しないと考えられる外傷性血症は15膝(3.0%)であった。

靭帯損傷のうち前十字靱帯(anterior cruciate ligament: ACL)損傷は265膝(59.0%)、内側側副靭帯損傷(medial collateral ligament: MCL)損傷は94膝(20.9%)、後十字靭帯(posterior cruciate ligament: PCL)損傷は72膝(16.0%)、外側支持機構損傷は18膝(4.0%)であった。

 

ラックマンテスト(Lachman test)、前方引き出しテスト(anterior drawer test)、ピボットシフトテスト(pivot shift test)はACL損傷を診断するための特異的検査である。

マックマレーテスト(McMurray test)はACL損傷がある場合は半月板損傷を診断する高感度テストではない。

ACL損傷後98例中34例(34.7%)に半月板損傷や関節軟骨損傷などの二次的損傷が認められた。

ACL以外の重篤な靭帯損傷を認めない135例を対象とし、ACL損傷日から初診日までの日数により半月板損傷率に差があるか検討した。

その結果、内側半月板に関しては受傷日から1年以上経過した群で有意に損傷率が高く、外側半月板に関しては有意差がなかった。

ACL損傷から手術までの待機期間と活動性および装具装着の有無が関節軟骨と半月板損傷に与える影響を調査した。

対象はACL損傷後1週間以内にACL損傷と診断された51 例とした。

その結果、手術待機期間と軟骨・半月板損傷との間に相関を認めなかったが、活動性と軟骨損傷との間に相関を認め、また特に装具を装着していなかった群で活動性と軟骨損傷との間に強い相関を認めた。

活動レベルが高い症例では二次的な軟骨損傷を合併しやすく、また装具を装着していないことは、より二次的な軟骨
損傷が生じやすいことがわかった。

「ACL損傷」の画像検索結果

(・_・;)参考文献

西田昌功:外傷性膝関節血症の診断.関東整災誌 17:390-393,1986.

Jain DK, Amaravati R, Sharma G. Evaluation of the clinical signs of anterior cruciate ligament and meniscal injuries. Indian J Orthop 43: 375-378, 2009.

Finsterbush A, Frankle U, Matan Y, et al.: Secondary damage to the knee after isolated injury of the anterior cruciate ligament. AM J Sports Med 18: 475-479,1990.174

安本正徳,菊川和彦,濱西道雄・他:膝前十字靭帯断裂に伴った半月板損傷,受傷時期と受傷後治療状況による検討.膝32:243-246,2007.

中佐智幸,出家正隆,安達伸生・他:ACL 損傷から手術までの待機期間と活動性が関節軟骨・半月板に与える影響.膝30:78-81,2005.


スポンサード・リンク