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(*^。^*)滅菌法の話


(^_-)題名:滅菌法の話

1)滅菌と消毒

滅菌とは、微生物をすべて殺しつくし、無菌状態にすることである。

これに対して消毒は、対象とする病原体を取り除くことであるから、非病原性の微生物が生き残っていることになる。

 

2)高圧蒸気滅菌法

①原理

蒸気圧を高めると、水の沸点が上昇し100℃以上になる。

そこで、丈夫な耐圧釜で蒸気がもれないようにして加熱し、2気圧程度(15ポンド圧)にすると沸点が121.5℃になり、この温度で15~20分加熱すると芽胞まで死滅し、1回加熱で無菌になる(実際には約120℃で20~30分加熱する)。

②作用・特性

湿熱作用でタンパク質を凝固し、すべての微生物を不活化する。

耐熱性のあるものに適している。

滅菌時間が短く、すぐに使用できる。

また、安価である。

③方法

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)を用いる。

物品は硫酸紙やアルミホイルなどで覆い、これを入れてふたを閉じ、点火し、蒸気が十分に噴出し始めたら、コックを閉めて蒸気圧を上げる。

15ポンドになったらガスを調節して、この圧で15~20分加熱する。

④適応

培地、鋼製小物、ガラス製品、シリコン製品、リネン類、薬液等

⑤注意

1.蒸気が十分に噴出してからコックを閉めないと、圧は2気圧になっても温度は120℃にならないことがある。

2.器内の圧が上がりすぎると危険なので、圧力計に十分注意すること。

3.滅菌が終わっても排気口を急速に開いてはいけない。急に内圧が下がると培地などが沸騰して綿栓をぬらしたりする。必ず、自然に圧が下がるのを待ってふたを開ける。

4.各パックの大きさを制限し、過度につめこまないようにする

5.ガラス製品で耐圧性のないものは禁忌である

6.完全に乾燥したものを使用する

 

3)エチレンオキシドガス滅菌

①原理

殺菌作用のある化学物質をガス状にし、密閉容器に入れて滅菌する。

微生物のタンパク質成分や酵素のカルボキシル基や、スルフヒドリル基、核酸のアミノ基や水酸基をアルキル化させることによって不活化する。

②作用・特性

細菌、芽胞、ウイルスなどに広く作用し、不活化させる。

耐熱性のないものに適しているが、滅菌時間が長く、残留毒性がある。

紙を透過するため、紙製の袋に入れて滅菌することができる。

発癌性・催奇性がある。

③方法

引火性があるため、エチレンオキシドガス10~20%と炭酸ガス80~90%の混合気として使用する。

滅菌圧力2.10kg/cm2で、3時間滅菌する。

槽内温度は50℃。

エアレーションは16~24時間行う。

④適応

ファイバースコープなどの高熱・高圧蒸気に耐えない器械・器具、ゴムやプラスチック製品など

⑤注意

1.発癌性・催奇性があるので、作業者がガスに直接暴露されないように注意する。

2.滅菌後残留ガスを除くために、エアレーションに入れるとよい。(エアレーションを行っても残留ガスが0になることはない)

3.滅菌後すぐ使用する場合、エチレンオキシドガス水に溶解し無毒化されるので、滅菌水で十分洗い流し使用する。

4.高濃度では肺水腫を起こす可能性がある。

(^o^)参考文献

医療学習レポート.滅菌法


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