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(。-∀-)躁うつ病の話


(*´з`)題名:躁うつ病の話

 気分(感情)の障害を主徴とする。気分が高揚し意欲の発動性が亢進する躁状態と、反対に気分が沈滞・低下し意欲の発動性が抑制されるうつ状態がある。病型には躁病相、うつ病相の一方だけを持つ単極型と両方を持つ双極型がある。発病には生物学的要因(遺伝因子)や心理的要因(性格)、社会的要因(就職や結婚など)が関与しているといわれている。これらの要因が交互に関連しながら発症に至っている。うつ状態は、脳器質性疾患やその他の身体疾患から生じる精神障害、薬物使用から生じる精神障害、内因性うつ病、神経性うつ病などでみられる。精神症状が不明瞭で、身体症状が主となる仮面うつ病もある。

病態アセスメント

 精神分裂病と並んで代表的な内因精神病である。精神分裂病は人格にまで影響を及ぼすのに対し、躁うつ病は病相を繰り返しても人格の変化や障害が生じにくい。
躁うつ病の発病には、生物学的要因や心理的要因、社会的要因が関与しているのであるから、これらの要因を多角的に把握していくことが重要である。
一つの病相期にも軽重さまざまな程度がある。一夜にしてうつから躁へと一転してしまうケースもある。各々の状態に捉われることなく、患者の正常な時期の全体的人格像、患者像を把握しておくことが重要である。

症状

 基本的な障害は感情の障害である。感情の変化に二次的に思考ならびに意欲の変化が伴う。

躁状態とうつ状態の対比

躁状態

うつ状態

精神状態

気分爽快
行為心迫
喜悦、充実感、楽天的、自信過剰、無遠慮、干渉的、多弁、多動、精神運動興奮、易刺激性、易怒性、攻撃性、尊大、自己中心的、色情的脱線行為、うぬぼれ、誇大妄想

抑うつ気分
精神運動抑制
思考抑制
悲哀、寂寥感、絶望感、劣等感、離人症、嫌人症、絨黙、当惑、昏迷、不安、焦燥、苦悶、自責感、希死念慮、自殺企図、罪業・貧困・心気妄想、日内変動

身体症状

睡眠障害(不眠、早朝覚醒)
食欲亢進、体重減少
性欲亢進、嗄声、疲労感の欠如

睡眠障害(入眠障害、途中覚醒、早朝覚醒、睡眠過剰)食欲不振、体重減少性欲減退、便秘、口渇、疲労・倦怠感、頭重感

検査

  • 生化学、血液一般検査
  • 甲状腺機能
  • CTスキャン
  • MRI
  • EEG
  • SPECT
  • 心理検査: ツング、ベック、ハミルトン、MMPI

治療

 1.薬物療法

1)抗うつ剤

三環系:トフラニール、アナフラニール、トリプタノール

四環系:ルジオミール、テトラミド

その他:ドグマチール、ミラドール、デジレル

2)抗躁剤:リーマス、テグレトール

抗精神病薬:セレネース、レボトミン、ロドピン

 2.電撃療法

難治性のうつ病、自殺の危険が非常に高い場合、昏迷状態、副作用のため薬物を投与できない場合

 3.精神療法

経過と管理

 躁病相の持続はうつ病相よりも短く、多くは1~2ヶ月のうちに回復する。まれには軽躁状態が持続する慢性経過をとるものもある。うつ病相の持続は数ヶ月から1年内外に及ぶ。まれに数年に渡ってうつ状態が遷延する遷延性うつ病もある。病相期と病相期との間には正常状態を呈する寛解期が存在するが、時にはうつ状態から躁状態へ、あるいは躁状態からうつ状態へ急激に移行することがある。特に抗うつ薬服用中にうつ状態から躁状態へ一過性に転化(躁転)する例が往々にしてみられる。
一般に躁うつ病の予後は良好で、各病相が寛解したあとには精神的欠陥を残さないのが通常である。しかし遷延性うつ病や老年期うつ病のように、なかなか完全寛解に至らない場合もある。また躁うつ病では再発を繰り返すことが問題で、そのため勤務に差し支えることがある。しかし、最近のリチウム療法などで再発予防の対策もなされている。うつ病ではしばしば自殺の転帰をとる危険がある。自殺企図はうつ病相の極期よりも、精神運動抑制が軽くなった回復期に起こりやすい。

看護計画(躁状態)

Ⅰ.病態アセスメント(躁状態)

 躁状態の特徴は精神的活動性及び身体的活動性の亢進である。気分や行動の混乱のレベルを見極め、それが身体的機能や日常生活に及ぼす影響について観察することが大切である。その障害のレベルに応じた対応が必要となる。刺激を避け、トラブルを起こさないよう注意し、安全と休息を確保する必要がある。

“(-“”-)”参考文献

医療学習レポート.躁うつ病


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