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(〃ω〃)三叉神経痛と顔面けいれんの話


「三叉神経痛と顔面けいれん」の画像検索結果

(・_・;)題名:三叉神経痛と顔面けいれんの話

病態概念

三叉神経痛とは

 脳神経外科において、時に顔面痛を訴え来院する患者に遭遇することがある。疼痛の初期は洗顔、歯磨き、ものを噛むというときにピリッという神経痛様の痛みが走る。特にこの痛みが歯齦部にくることが多いために虫歯と誤って治療を受ける患者が多い。神経学的には、他覚的異常所見は認めないが、痛みのため会話、食事、歯磨き、髭剃りといった日常生活に支障をきたす。疼痛は通常片側性で、三叉神経1枝から3枝にまで及ぶが、特に鼻翼の外側に突発的に激痛または電激痛が起こり、疼痛の持続時間は数秒~十数秒で、次第にその間隔がせばまってくる。一般に睡眠中には疼痛発作は起こらない。疼痛発作の強い患者は疼痛の局所を人に教える場合、決して顔面を直接指で押さえたりはしない。この痛みに対して、外科的治療が行われており、微小血管減圧術が根本的治療として注目されている。三叉神経痛の原因は三叉神経根の脳幹付着部が動脈により圧迫されているためと考えられている。稀ではあるが、脳腫瘍、脳動静脈奇形などにより、三叉神経が圧迫され、三叉神経痛を引き起こすことがある。

治療

 1.薬物療法(鎮痛剤の投与)

(例)

 テグレトール: 効果は認められるが、眩暈、ふらつき、嘔気などの副作用が強い

 アレビアチン: 副作用は少ないが効果も劣るので、併用剤として用いることが多い

 2.微小血管減圧術

 現在、最も多く行われている。効果は良好で、再発例も少ない。手術後疼痛の消失が100%近くみられるが、長期の観察では5~20%に再発がみられている。再発例の大部分は薬物により軽快するが、再度の外科的治療を要するものもある

顔面けいれんとは

 なんらかの原因によって顔面神経が刺激された状態であり、神経痛と同様に1つの症候ということができる。 原因は明らかでない場合が多いが、顔面神経がクモ膜下にあらわれる神経根の部で、近傍の動脈や静脈によって圧迫されることが原因の場合もある。
下眼瞼のピクピクしたけいれんとして始まり、年余の経過を経てその範囲がしだいに広がり、ついには片側の顔面がすべてけいれんするようになる。けいれんは間歇的に起こるが、精神的緊張で増強し、夜間就眠時にもみられる。長期間、ときには、終生持続するやっかいな症状である。

治療

 1.神経ブロック療法

顔面神経を局所麻酔でブロックする方法は、ブロック後に顔面神経麻痺をおこしたり、効果が一時的である

 2.電気刺激療法や抗けいれん薬の内服

効果に持続がない

 3.微小血管減圧術

微小血管減圧術とは

 三叉神経痛をはじめ、顔面けいれんの患者の長年の苦痛、苦悩取り去ることができる根本的外科的治療である。 微小血管減圧術とは耳介後部に小開頭を行い、手術用顕微鏡下にこれら脳神経の起始部を検索する手術のことである。神経起始部をほぼ直角のループをなして圧迫している血管が圧迫血管であることが多く、これを神経から遊離し、この血管と脳幹の間にスポンジを挿入し、再びこの血管が神経を圧迫しないようにする。この際、周囲の他の脳神経、ことに聴神経に障害を与えないように細心の注意を払う。

経過と管理

 術後の体位はいずれの側臥位をとってもかまわない。術翌日からの食餌摂取、歩行も特に制限はない。術中、髄液を少し排除するので、術後1~2日間、頭痛を訴える患者がある。また、術中の体位の関係で術後頚筋痛を訴える場合がある。手術中に三叉神経を少し触ったりすると術後顔面の知覚低下を訴える患者があるが、しばらくすると改善する。術後も顔面けいれんが継続する場合があるが、約2週間、数カ月~1年間の間に消失する。一方術操作で中耳に髄液が貯留するため、耳閉感のような聴力低下をきたす場合がある。しかし、数日で軽快する。微小血管減圧術の主な合併症は聴力障害である。

看護計画(術前)

Ⅰ.病態アセスメント(術前)

 顔面けいれんは一側の顔面の筋肉が不随的な運動発作で、イライラしたり、集中力低下など精神的にストレスは大きく、仕事など社会生活にまで影響を及ぼす。また、ボディイメージを障害され、患者は羞恥心を感じ消極的な生活を送りがちである。看護婦は患者のこのような精神面の配慮をし援助していく必要がある。三叉神経痛は歯磨き、食事など日常生活に支障をきたすので、まず、疼痛のコントロールをはかることがもっとも大切である。
微小血管減圧術施行後、他の脳神経症状が出現する可能性があり、特に聴力障害を生じやすい。

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(^o^)参考文献

医療学習レポート.三叉神経痛と顔面けいれん


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