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(〃ω〃)重症心身障害児と看護の話


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(@_@;)題名:重症心身障害児と看護の話

バイタルサイン測定

重症心身障害児は生理的機能の発達が未熟であり、適応力の幅が狭いことなどから少しの外的変化にも対応できず、体調を崩し状態を悪化させることが多い。

自分の不調を言語として表現することが困難な重症障害児において、看護者の観察はコミニュケーション手段の一種と考えられる。

  体温  心拍数  呼吸数   血圧
新生児 36.5~37.5 120~140 60~80 80 60
乳 児   37..2 30~45 90 60
幼 児 35.8~36.6 90~120 20~30 100 60
学 童 35.5~36.5 80~90 16~25 120 60
成 人 36.0~36.5 55~90 16~18 130 60

 

睡眠時無呼吸症候群

10秒以上の呼吸停止が7時間以上の睡眠中に30回以上起こるものをいう。

重障児の場合は、上気道の形態異常、睡眠による呼吸中枢のパワーダウンなどが原因で起こるので、夜間、その他の睡眠時に注意が必要である。

 

気管切開している児の観察

・重障児では単純気管切開や喉頭気管分離などを施行しカニューレが挿入されている場合がある。

・カニューレの抜管や閉塞による窒息に注意が必要である。

 

人工呼吸器を装着している児の観察

設定条件は合っているか、ファイティングしていないか、自発呼吸と人工換気の割合など器機と児の観察が必要である。

 

摂食障害

 

重障児の摂食介助をする際には、現状での摂食機能の発達を評価し、機能を知ったうえで、個々に合わせた食形態・介助法を考案していかなければならない。

 

姿勢と筋緊張

肩が丸められて、前方位にあり、顔面・頭部は体幹のラインより少し前屈位であるとき前頸部の筋緊張が軽減し、リラックスできることを理解しておく必要がある。

 

頭部の位置と角度

食物が咽頭方向へ流れこまないよう口腔を水平位にする。つまり状態を起こした

姿勢が望ましく、頭部の位置が垂直位に保つ。

 

スプーンでの食事介助

①捕食しやすいように、スプーンの先にこんもり載せる。

②対象の頭部の後屈を防ぐために、口の高さと同じ位置から水平に運ぶ。

③声掛けしながら、スプーンを対象の視野に入れてから口に運ぶ。

④ 開口しないようならスプーンで下唇を刺激し、開口を促す。

⑤スプーンはまっすぐ、口の中央からスプーンの3分の2まで入れる。

⑥口腔内に入れる食料の量は、1~2回の嚥下で処理できるだけの量とする。

⑦食物は舌尖部に置く。

⑧対象の口唇での取り込みを待つ。

 

 

重障児にとっての摂食介助は、誤嚥による窒息や呼吸器感染など、生命に直結する危険をはらんでいる。したがって、安全に、安楽に、美味しく、楽しく食べられるように解除することが目的となる。

 

水分摂取の介助

1)固形物の摂取よりも、ポジショニングや口唇介助をより厳密にする。

2)訓練時は、上唇を濡らしながら感覚を刺激し反射回路を作りながらとりこませる。

 

経管栄養

1 目的

非経口的に、経鼻、胃ろう、腸ろうよりカテーテルを挿入して水分、栄養、薬物を注入して体力を保持する。

 

 

重症心身障害児の看護

 

1 看護の特徴

1)様々な基礎疾患を持ち、加えて他の疾患を重複していることが多い。

2)成長過程の乳幼児から成人までと年齢の幅が広い。

3)日常生活や療育場面を通し看護を実践するため、純粋に医学的なものから生活の援助まで広範囲にわたる。

4)発達年齢と暦年齢に大きな差がある。

 

2 看護の目標

1)生命の維持         呼吸管理、合併症の予防

2)成長発達の促進       保育、教育

3)残存機能の回復と維持    ポジショニング、リラクゼーション

4)QOLの向上         基本的ニード

5)事故防止

 

3 看護の具体的内容

1)日常生活の自立が不可能な患者が大部分をしめるため、生活の援助・指導が主となる。

2)個々の発達段階に応じた教育や機能訓練を実施する。

3)残された機能を時間をかけて向上させ、または維持する。

4)コミュニケーションの障害があり訴えることのできない者、感情のコントロールができない者も多いので、表情、発声、身振り、視線などあらゆる動作から察知して、その者の特徴を捉え洞察力を持って受け止め、意思疎通を図り、働きかけていく、心のケアの視点が重要である。

5)安全確保に留意し事故を未然に防ぐ。

6)疾患と症状、その看護についての知識を深め、援助する。

 

4 重症心身障害者に起こりやすい事故

誤嚥 ~ 摂食機能障害

窒息 ~ 未頚定、胃食道逆流などによる

骨折 ~ 関節の変形・拘縮、骨粗鬆

転落 ~ ベット、椅子などより

転倒 ~ 運動障害により足元不安定

熱傷 ~ 感覚障害、運動障害、コミュニケーション障害

離棟 ~ 精神発達遅滞

自傷、他害、異食 ~精神発達遅滞に伴う行動障害

 

 

2 準備品

栄養カテーテル・キシロカインゼリー・カテーテルチップタイプ注射器・ガーゼ

絆創膏・聴診器・膿盆・イルリガートル・スタンド

 

3 挿入方法

1)声を掛けながら、リラックスさせて仰臥位または半座位にする。

2)経鼻の場合、栄養カテーテルの先端にキシロカインぜりーを塗布する。

3)頭部を保持、児の観察をしながら、挿入介助を行う。

4)口的の長さに挿入されたら、絆創膏で固定する。

 

4 注入について

1)嘔吐防止のため右臥位とし、上半身を15度固定する。

2)注入物は、37~38℃程度に暖める。

3)注入の高さは、50センチ位で自然圧で行う。

4)状態を観察しながら、150ml/30分の注入速度をめやすとする。

5)終了時は、白湯20~30mlを注入し、カテーテル内を洗浄する。

 

5 注意事項

1)抑制は原則として行わない。

2)注入前は、胃内容液の流出やエアーを入れて気泡音を聴取する。等、確実に挿入されていることを確認する。

3)栄養カテーテル挿入は原則として医師が行う。

4)栄養カテーテルの交換は、1回/2週間とする。

5)注入前に胃内容液量、性状を観察する。

6)胃内容液量が多かったり、不消化物混入の場合、医師の指示により調整する。

7)終了時は、口腔ケアーをする。

 

口腔ケアーの介助についての注意

1)児をリラックスさせる。

2)話しながら、ケアーをする。無理に、口腔の中にブラシを入れない。

3)残渣の付着状態を観察し、ブラッシングをし、水で流してゆく。

4)口腔粘膜、歯列、歯肉の状態を観察する。

5)感染症児の歯ブラシは、個人専用とし、別消毒する。

 

入浴介助について

 

1 介助方法

1)入浴前にバイタルサインのチェックをする。

2)浴室の準備をする。浴室の温度は40℃前後

3)入浴の必要物品の準備・点検をする。

4)リラックスさせながら、全身状態の観察をしながら足元からシャワーをかけていく。

5)石鹸、シャンプーの泡が目、口、耳に入らないにする。

6)腋窩、手掌、臀部、趾間や変形、拘縮部等汚れやすいところは十分に洗う。

7)石鹸を十分に落とし、5~10分を目安として浴槽に入れる。入浴中は、顔色などを観察しながら介助する。冬季は充分に暖める。

8)入浴後は、皮膚や全身状態を観察しながら、水分を拭き取る。

9)頭髪をドライヤーで乾かす。

 

2 注意事項

1)有熱者、体調に変化ある児は、医師に相談。状態により、入浴を中断する。

2)感染症のある児は最後に入浴介助をする。浴槽は入浴後消毒する。

3)呼吸障害のある児は入浴前に充分な喀痰排出を行う。

4)換気障害のある児は、水位を腹部あたりまでとするか、臥位での入浴とし、短時間で介助する。

 

排泄介助について

 

1 介助援助の基本

1)移動が可能な児は、声を掛けながら誘導する。

2)失敗したときは、愛情を持って励まし、指導していく。

3)怒るより、誉めることを大切にする。

 

2 排泄の方法

1)洋式:座位が安定している

2)床式:自力で移動はできるが、変形のため座位保持が困難な児。

3)オムツ:失禁状態の児。

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(^0_0^)参考文献

医療学習レポート.重症心身障害児と看護


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