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(〃∇〃)脳圧・頭蓋内圧測定の話


「脳圧・頭蓋内圧測定」の画像検索結果

( *´艸`)題名:脳圧・頭蓋内圧測定の話

概要

頭蓋は不完全ながら閉鎖腔を形成し、外界に対し通常軽い陽圧を保っている。これを頭蓋内圧といい、健常者では通常5~15mmHgの範囲にあると考えられる。脳内出血、硬膜外出血、硬膜下出血、脳浮腫、脳腫瘍など多くの病態に伴って頭蓋内圧は亢進する。過度の上昇は脳ヘルニア等を惹起し致死的となったり、治療により低下しても重篤な脳障害を残す場合がある。そのため頭蓋内圧亢進がみられる時期には、これを持続的に測定し、一定範囲内にコントロールする必要がある。

検査法

頭蓋内には脳組織のほか髄液が充満されているため、測定が容易な髄液圧を測定することが多い。診断用に1回測定するには、腰椎穿刺による方法が簡便である。ただし、頭蓋内圧が高度に亢進している際には脳ヘルニアを惹起するため腰椎穿刺は危険である。重症患者の管理のためには持続的に測定する必要もあるため、脳室もしくは脳槽内にカテーテルを留置して圧測定用端子(トランスデューサー)を接続する方法をとる。これにより、連続記録が可能となる。ただしこれらの頭蓋内留置カテーテルはいずれも感染等の危険があり、連続測定の適応は慎重に考慮する必要がある。

主な連続測定法の適応

重症頭部外傷、重症くも膜下出血、水頭症、その他

援助の実際(腰椎穿刺の場合)

・実施前の評価:

バイタルサインの測定。

・必要物品:

腰椎穿刺針、液圧測定ガラス管、鑷子、滅菌手袋、ガーゼ、局所麻酔薬(1~2%塩酸プロカイン)、局所麻酔用注射器、注射針、消毒薬(ポビドンヨード、ハイポエタノール)、綿球、アルコール綿、膿盆、絆創膏、穴あきシーツ、滅菌試験管、試験管立て、滅菌ガウン、マスク、処置用シーツ

・患者への説明:

(1)医師から検査の必要性、目的、方法、合併症について説明を行う。

(2)吐きけ、嘔吐の副作用があるため、実施前3時間は食事を禁止することを説明する。

(3)実施前に排尿をすませるよう説明する。

・実施方法:

①準備

(1)患者に排尿をすませてもらい、バイタルサインを測定する。

(2)患者を左側臥位にし、背中を丸め、膝をかかえるような姿勢をとるようにしてもらい、穿刺時の体位をとる。まくらを使用し、頭部が水平になるように保つ(※1)。

②手順

(1)穿刺部の消毒の介助をする。

(2)穴あきシーツをかけ、穿刺部の局所麻酔の介助をする。

(3)ベッドに対して、背中が垂直になるように、患者の体位を安定させる。患者の頸部と殿部を引き寄せ、抱きかかえるようにして穿刺部の腰椎間を広げる。

(4)穿刺したら、ガラス管を渡して髄液圧(初圧の基準値は70~180mmH2O)を測定する。

(5)医師の指示により、頸静脈を圧迫し、クエッケンステット現象*を観察する。

(6)穿刺針を抜去し、穿刺部位を消毒する。

(7)穴あきシーツを取り除き、穿刺部をガーゼで圧迫し絆創膏で固定する。

(10)頭部を挙上しないように注意して衣類を整え、まくらをはずし3~4時間水平位で安静を保つ。

・留意点:

(1)頭蓋内圧亢進症状がある場合は、腰椎穿刺により脳ヘルニアをおこすおそれがあるため行わない。

(2)穿刺による感染症は髄膜炎などの重篤なものとなることが多いため、無菌操作を徹底する。

(3)髄液圧測定時、せきをしたり腹圧がかかったりすると正確なデータが得られない。

・実施後の評価:

バイタルサイン、吐きけ、嘔吐、頭痛、下肢のしびれ、穿刺部のガーゼの滲出液を観察し記録する。

 

クエッケンステット現象:髄液検査の際に、両足頸静脈を平手で圧迫すると、正常では脳脊髄液圧がすみやかな上昇を示し、手を離すとすみやかに下降する現象をさす。しかし、腫瘍などにより、脊髄腔に狭窄が存在すると液圧が上昇しない。

「脳圧・頭蓋内圧測定」の画像検索結果

( 一一)参考文献

医療学習レポート.脳圧・頭蓋内圧測定


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