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( 〃▽〃)拘縮と強直の話


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(^_-)題名:拘縮と強直の話

●はじめに

関節は、骨、関節軟骨、靭帯、関節半月、関節半月など非収縮的と筋を含む収縮要素でなりたっているが、さまざまな原因で関節可動域が正常より制限された状態を関節硬着stiff jointという。

原因が関節包外の靭帯、筋、皮下組織、皮膚などの軟部組織により関節可動域をきたした状態を拘縮contractureといい、関節包内の病変が原因の場合は強直ankylosisとよんでいる。

拘縮を生じる組織は靭帯、筋、皮下組織、皮膚などの軟部組織であるが、それぞれ組織別の拘縮の原因を表に示す。

原因

組織別

起因

理学療法手段

拘縮

関節包外に問題

皮膚性

熱傷後

伸張

結合組織性

皮下組織、靭帯、腱、

持続的伸張

腱膜などの瘢痕性

筋拘縮

固定、不動、

伸張

廃用症候群

持続的伸張

筋実質の瘢痕化

hold relax

阻血性壊死

外傷

神経性

痙性

持続的伸張

弛緩性

温熱、寒冷療法

反射性

装具

強直

関節包外

線維性

持続的不動

なし

関節結核

骨性

なし

 先天性

外傷性

 後天性

感染性

系統疾患性

持続的不動

皮膚の火傷による運動制限を除いて、結合組織の異常による関節拘縮を理解するためには結合組織の組織学的上方が必要である。

拘縮に対して、関節包内の原因により可動域が全く失われた状態を強直とよび線維性強直と骨性強直の2つがある。

組織の柔軟性が不可逆的となると、理学療法の対象からはずれる。

しかし、言葉の定義上の区別であり、強直なのか拘縮なのかについてはしばらく保存的治療を行い、その反応をみる必要がある。

強直により可動性を犠牲にしても、疼痛は消失する慢性関節リウマチ(手関節、足関節)の例もある。

 

●痙縮・拘縮

痙縮は中枢神経障害の筋緊張異常によって可動性を制限する。

痙縮は速度に依存した伸張反射の亢進状態と考えられているが、筋緊張の硬さの要素に腱や筋などの結合組織の短縮や筋フィラメント間の連結橋の割合増加も含まれていることが指摘されている。

神経支配の異常による問題だけでなく、長期にわたり緊張異常により結合組織の構造的変化が生じていることを示している。

固縮の場合も同様である。

神経系の異常による筋緊張の問題が含まれている場合、結合組織や関節包の異常も伴っているので評価治療上骨関節のみならず神経系の問題も含めて理学療法士が考慮しなければならない。

 

●評価方法

軟部組織の問題を明らかにする場合、組織を収縮組織と非収縮組織に分けてとらえ、評価に応用すると比較的理解しやすい。

収縮組織とは、筋、腱、筋腱移行部、腱骨膜移行部を指している。

また、非収縮組織とは、関節包、靭帯、滑液包など自ら収縮しない組織を指している。

人体のそれぞれの関節には、関節包が最もゆるむ関節肢位が存在する(loose packed position)。

これは良肢位ともよばれる。

 

●拘縮に対する治療と予防

関節包や靭帯の結合組織を伸ばすためにストレッチングを用いる。

関節の遊びを用いた関節の長軸方向への牽引や滑りを用いたり、筋に対しては、ホールドリラックス後の持続的伸張などが効果的である。

拘縮をつくってしまう前に、予防することが何よりも大切なことである。

不動状態を長期間にわたって放置することは、関節を不可逆的な状態にしてしまう危険がある。

組織学的に結合組織の運動維持が関節拘縮の予防する機序として、①プロテオグリカンの合成による繊維組織の滑動性と組織間距離の維持、②コラーゲン繊維の配列を維持、③基質内架橋形成の防止、が方告されており早期に自動、他動を含め動かすことが必要である。

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( `ー´)ノ参考文献

医療学習レポート.拘縮と強直


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