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(〃^ー^〃)熱性痙攣の話


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<病態>

熱性痙攣は、中枢神経感染症および急性代謝疾患以外の原因による38℃以上の発熱によって生ずる痙攣発作を意味するもので、最も頻度の高い小児神経疾患の1つである。

<原因>

・内因:年齢因子、遺伝的素因など

・外因:感染による毒素、水分・電解質の乱れ、循環器障害による視床下部の影響など

<頻度・分類>

・全人口の3~8%にみられる。

・90%以上は予後良好な単純型熱性痙攣で、数%は複合型熱性痙攣である。

<熱性痙攣の定義>

<脳波所見>

基本的に脳波異常はないが、異常のみられる例は2~86%と、大きくばらついている。これは熱性痙攣の中にてんかんの初発例が含まれていることなどによる。

<治療>

・熱性痙攣の再発予防は可能であるが、てんかんへの移行予防や、神経学的後遺症を予防できるかは確実ではないため、危険因子のあるものに抗痙攣剤の間欠投与を行う。

①抗痙攣剤持続投与:フェノバルビタール、バルプロ酸ナトリウム

②抗痙攣剤間欠投与:ジアゼパン(セルシン)シロップ、抱水クロラー

③解熱剤

④発熱の原疾患治療

*将来てんかんを発生する危険因子

①熱性痙攣発生前の明らかな神経学的異常もしくは発達遅滞

②痙攣の持続が15~20分以上

③焦点痙攣、または全身痙攣であるが一部もしくは部分優位痙攣

④両親・同胞にてんかんもしくは無熱性痙攣の家族歴

⑤初発年齢が1歳未満、6歳以前

⑦痙攣直前、直後の体温が37.5℃未満

⑧痙攣を年に4~5回繰り返す。

⑨脳波上のてんかん発作

<熱性痙攣患児の看護>

*看護のポイント

①痙攣発作時は発作の状態を観察し、緊急処置を行う。

②痙攣の誘引となる発熱を予防する。

③家族への援助

*観察のポイント

①痙攣の型、状態、部位、持続時間、回数、発生部位とその変化

②呼吸抑制・チアノーゼの有無

③意識障害の有無、状態(意識が消失した場合は持続時間と回復の状態。)

④眼球の変化(偏位の有無・方向、瞳孔の状態、対光反射、左右差)

⑤一般状態と随伴症状

⑥熱型の観察

*痙攣の観察

①いつ、どのようなときに起こったか

②痙攣の種類は

③全身性か局所性

④頭位・眼位・肢位は

⑤痙攣の時間的変化

⑥意識の状態

⑦一般状態

⑧発作後の症状

⑨病歴聴取

*具体的なケア

痙攣時の危険防止

①誤嚥防止のために、口腔内分泌の吸引、顔を横に向ける。

②舌をかまないように、舌圧子または開口器を入れて保護することもあるが、嘔吐を誘発することや、口腔内を傷つけたりすることもあるので避けたほうがよい。

③必要に応じ、エアウェイを用い、酸素吸入を行う。

④患児の状態をすぐ観察できる場所に入室させる。ナースステーションから常時観察できる場所が望ましい。

⑤意識障害のある場合は転落防止のため抑制帯を使用し、ベッドサイドのレールをあげる。

痙攣が治まった後の処置

①意識障害のある場合は、転落防止のため抑制帯を使用し、ベッドサイドレールをあげる。

②安静を図る。部屋の照明、周囲の物音など、必要以上の刺激を与えないようにする。衣類やオムツを適度に緩め寝具も軽いものにする。

③看護処置は必要最小限とし実施に際しては静かに手際よく行う。また、児を強くだいたり、おさたりしない。

④周囲におもちゃ、危険なものはおかない。

⑤既往歴を再点検する。

発熱に対して

①体温のチェックは定期的におこなう。

②発熱傾向時は、氷枕、氷嚢を使用し、医師に報告する。

③経口摂取が可能な場合は、水分を与える。

④室温調整、衣服の調節を行う。

⑤発熱の原因を注意深く観察する。

家族に対して

・患児の病状、自宅療養について家族を指導し、不安の軽減を図る。

①痙攣再発時には、重積状態とならなければ生命、後遺症の危険がほとんどないことを説明し不安の軽減を図る。

②小児は自律神経が未熟で不安定なため、体温調節レベルが変動しやすいこと、熱性痙攣を起こしやすい小児でも、単純型熱性痙攣の場合は、成長とともに消失することなどを説明する。

③日常生活における注意点を指導する。痙攣時・発熱傾向時の処置など

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