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(^〇^)上肢の話


(・.・;)題名:上肢の話

1.鎖骨と肩甲骨

人指し指と中指で次を確認せよ。

鎖骨

肩峰の上面

肩甲棘

鏡を見ながら顔をしかめ(カラーを指で緩めるように)て広頚筋を観察する。

肩峰を上から内側に向かって押し、肩鎖関節を触診する。

親指と人指し指でパートナーの肩峰角を触診する。

 

2.僧帽筋(上部)、三角筋、上腕三頭筋、大胸筋

手におもりをぶら下げて、反対の手で僧帽筋の上縁を触診する。

上縁は鎖骨の外側1/3に付着する。

外転する上肢に抵抗を加え、三角筋を観察する。

三角筋下包の卵形の輪郭を描く。

それは三角筋の深層3cm、肩峰の下方3cmのところにある。

通常はぺしゃんこだが、滑液が溜って腫れると肩峰の下方に注射針をを差して抜く。

肘を伸ばすと、上腕三頭筋が三角筋の後縁の下方で隆起する。

外側頭と長頭を区別できるか。

腋窩の前縁を掴みながら、上肢に抵抗を加えて屈曲、伸展、内転、水平屈曲、肩の内旋をせよ。

大胸筋のどの部分が働くか観察する。

[鎖骨部:屈曲;胸肋部:伸展、内転;両部:上腕骨の内旋]

 

3.烏口突起

三角胸筋三角(deltopectoral triangle)はヒトによっては目に見える凹みとなっている.ここに橈側皮静脈(cephalic vein)が注ぎこむ.この部で烏口突起(coracoid process)を触診する.三角胸筋三角に指をあて,三角筋の深部を外側,上方に強く押し付けてみよ.

 

4.小胸筋

小胸筋(pectoralis minor)の輪郭を描く.第3,4,5の肋骨肋軟骨結合から起こり,烏口突起に停止する.

 

5.上腕二頭筋

前腕を回内(pronation)位置に保ち,肘をまげて上腕二頭筋(biceps brachii)の隆起を観察する.そのままで,前腕を回外(supination)すると隆起がより顕著になるのを観察する.

 

6.腋窩・上腕動脈

鎖骨の中点から肘窩(cubital fossa)の中点まで線を描く.この線は烏口突起の1横指内側を通るはずだ.この線上に腋窩動脈(axillary artery),上腕動脈(brachial artery)が走る.上腕動脈の上腕骨に対する位置が走行につれて変ることに注意する(内側→前面).拍動を触れてみよ.

 

7.腕神経叢

腕神経叢(brachial plexus)の3つの神経束(内側・外側・後神経束)は小胸筋の腱の裏面で鎖骨下動脈をとり巻くようにある.すなわち,烏口突起の1横指内側.

 

8.上腕骨(humerus)

大結節(greater tubercle)は外側にあり,突出しているので肩の丸みをつくっている.三角筋をとおして触診する.

小結節(lesser tubercle)は烏口突起の下外側にあり前方を向いている.上腕骨を外旋,内旋して指で触診する.

結節間溝(bicipital groove)は両結節の間にあり,上肢が解剖学的正位をとっているときは前方を向いている.小結節を触診するときに触れられるだろう.

外科頚(surgical neck)を触診する.その大部分は三角筋に被われていが,容易に触れられるだろう.

腋窩神経(axillary nerve)を描いてみる.それは肩峰角の5cmほど下方で三角筋のずっと深いところにある.

 

9.僧帽筋(下部),広背筋

僧帽筋(trapezius muscle)の下縁を描いてみる.それは第12胸椎棘突起から肩甲棘の下縁(下唇)まで.

広背筋(latissimus dorsi muscle)の上縁を描いてみる.それは第7胸椎棘突起から水平に走り,肩甲骨の下角を横切り,腋窩の後縁に行く.

10.橈骨神経,前腕内側・外側皮神経

上腕骨の後面,三角筋の付着の後下方でほぼ垂直に下行する橈骨神経溝を走る橈

骨神経(radial nerve)を指先で転がしてみる.

前腕内側・外側皮神経(medial / lateral cutaneous nerves of the forearm)が皮下にでるところを示してみる.両神経のコースは一定しているが,皮下にでる高さはまちまちだ.

11.腕橈骨筋,上腕骨顆

抵抗を加えて( 前腕を半回内し, 拳で机を下から持ち上げる) 腕橈骨筋(brachioradialis)を収縮させる.

内側・外側上顆(medial / lateral epicondyle)を触診する.

12.肘のまわり

抵抗を加えて肘を屈曲しながら次のものを観察する:

上腕二頭筋腱(biceps tendon):外側から触診する,

上腕二頭筋腱膜(bicipital aponeurosis):内側から触診する.

机の上で前腕を休めて上腕二頭筋を弛緩させて次のものを観察する:

上腕筋(brachialis muscle):上面を指で転がしてみる,

上腕動脈(brachial artery):拍動を感じる,

正中神経(median nerve):上腕動脈に伴行する.

内側上顆の後方で尺骨神経(ulnar nerve)を触診する.指先でこの神経を転がしてみるとき,小指がピリピリしびれるだろう.

 

13.円回内筋

上腕二頭筋腱膜の下で,最も外側にある円回内筋(pronator teres muscle)を触診する.

 

14.方形回内筋

橈骨と尺骨の遠位1/4を被う方形回内筋(pronator quadratus muscle)の輪郭を描いてみる.

 

15.手首のまわり

屈筋支帯(flexor retinaculum):一番遠位の皮膚のシワが屈筋支帯の近位縁に相当する.その大きさは切手くらい.

長掌筋(palmaris longus):手首を強く曲げて観察する.この筋の欠如率は日本人で3~6%,黒人で2~6%,白人で15~24%.筋は支帯の表面を走るが,筋の深層,外側を走る正中神経は支帯の下層を走る.

橈側手根屈筋(flexor carpi radialis):収縮させて,その付着を舟状骨(scaphoid)の結節から大菱形骨(trapezium)の溝の下までまっすぐにたどる.

橈骨動脈(radial artery):拍動を橈側手根屈筋腱の外側で感じる.近位方向にどこまで拍動をたどって行けるか?

尺側手根屈筋(flexor carpi ulnaris):収縮させて,その付着を豆状骨(pisiform bone)までたどる.

尺骨神経・動脈(ulnar nerve / artery):有鈎骨鈎(hook of the hamate)を指でぐっと深くおして触診する.この骨と豆状骨の間に尺骨神経,動脈が遠位方に走る.

手首で尺骨動脈の拍動を感じとる.橈骨動脈よりも難しいが出来なくはない.

浅指屈筋(flexor digitorum superficialis):拳をつくってこの筋を収縮させる.手首でこの腱を触診する.

母指外転筋(abductor pollicis longus):腱は手首の外側の輪郭をつくる。

茎状突起(styloid process):親指と人指し指で橈骨と尺骨の茎状突起を触診する.

橈骨の茎状突起の方が尺骨のそれよりも約1cm遠位に突出している(Colles’骨折の診断に重要な知識).

 

16.橈側・尺側皮静脈

手背静脈網から出発して,前腕の前面から上腕二頭筋の両側を上行する橈側皮静脈(cephalic vein),尺側皮静脈(basilic vein)を追跡する.前者は三角胸筋三角に続く.上肢を下げて,肘の近位で腕を軽く輪状に圧迫するとよく視察できる.

 

17.手掌屈曲線

手指をいろいろ動かして手掌屈曲線を観察する.屈曲線と中手骨の関係はどの様になっているだろうか?

 

18.浅・深掌動脈弓

ひろげた親指のみずかきのレベルにある浅掌動脈弓を描く.母指球の近位部を横切る浅掌枝の拍動を触診できるか?

手背で触診できる第2,3,4中手骨底の直ぐ遠位のレベルにある深掌動脈弓(deep palmar arch)を,手掌に投影して描く.

 

19.母指球と小指球

親指を外転,屈曲,内転しながら母指球(thenar eminence)で,短母指外転筋(abductor pollicis brevis),母指対立筋(opponens pollicis),短母指屈筋(flexor pollicis brevis)を観察する.

親指のみずかきで,母指内転筋(adductor pollicis)を触診する.

小指球筋(hypothenar muscles)ははっきりしないが,小指の外転で小指外転筋(abductor digiti minimi)が触診できる.

 

20.指で

末節骨の底に付く深指屈筋(flexor digitorum profundus)の腱を描く.

中節骨の両脇に付く浅指屈筋の腱を描く.

手掌で中手骨の頭に達する指の腱鞘(fibrous digital sheath)を描く.

指の腱鞘の両脇を走る指の動脈,神経を描く.

指屈筋の総腱鞘(common palmar sheath)を描く.

 

21.指の知覚神経支配

尺骨神経,橈骨神経,正中神経の指の皮膚知覚の支配領域を描く.

薬指は3つの神経の支配を受ける.

 

22.尺骨,橈骨前腕の背側で,尺骨(ulna)の各部を触診する:

肘頭(olecranon):肘頭皮下包が被っている,

後縁:鋭い,

頭と茎状突起.

橈骨(radius)の各部を触診する:

頭:上腕骨外側上顆の遠位のくぼみ.回内,回外して確認する.

体:回外筋(supinator muscle)が取り巻いている.

茎状突起,

背面の結節状の高まり:長母指伸筋(extensor pollicis longus)腱の滑車として役立っている.

23.タバコ窩

タバコ窩(snuff box)を境する,長母指外転筋(abductor pollicis longus),短母指伸筋(extensor pollicis brevis),長母指伸筋(extensor pollicis longus)の3腱を触診する.

拳を握ったり緩めたりして,タバコ窩の中の長・短橈側手根伸筋(extensor carpi radialis longus / brevis)を触診する.

タバコ窩の床をつくる舟状骨,大菱形骨を触診する(区別はできない).

タバコ窩を横切る手背静脈弓を確認する.

タバコ窩の奥深くの第1背側骨間筋を通して橈骨動脈の拍動を感じとる.

第1背側骨間筋は人指し指の中手指節間関節を抵抗に対して外転させると,収縮して堅くなるのが触診できる.

 

24.尺側手根伸筋

尺骨の頭と茎状突起の間の溝を埋めている尺側手根伸筋を触診する.

手を内転させて第5中手骨の頭を触診する.

 

25.指伸筋

手背で指伸筋の腱を観察する.指を交互に動かして腱間結合を確認する.握った拳の状態から人指し指を伸ばすと,腱間結合のために人指し指の腱は内側に引っ張られてカーブする。


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