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(^〇^)運動失調と小脳症候のQ&A


(;;◕ω◕;)💭question

運動失調とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

運動失調(ataxia)という語は、a(not)taxia(order)というギリシャ語に由来し、整然とした運動の秩序が失われることを意味します。

運動が円滑に行われるためには速度、方向、距離などの制御がうまくできる必要です。

このためには視覚、聴覚、平衡覚、位置覚、関節覚、運動覚、などからの入力を調整して錐体路を中心とするとする運動の出力系を制御し、動作に必要な作動筋、共同筋、拮抗筋、固定筋などの諸琴を協調的に働かせねばならないです。

この円滑な運動に必要な入力系の調整は小脳、脊髄小脳路、後索、前庭系を通して行われ、これらの部位や系に病変が生ずると協調運動障害としての運動失調を生ずることになります。

 

(;;◕ω◕;)💭question

運動失調の病態とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

前頭葉・側頭葉・頭頂葉などの障害でおこるとされています。

最も知られているのは前頭葉性運動失調で、多くは腫瘍のときに見られます。

また、前頭葉性運動失調は小脳性のものと似ており、病巣と反対の身体に出現します。

前頭葉の機能障害として手足の動きが、ぎこちなくなる(前頭葉性失調:前運動領野の近くで小脳皮質と連絡する線維が損傷)、運動性失語症(他人の言葉は理解するが、話すことはできない)、精神活動の抑制と感情や理性のコントロールが難しくなる(意欲の低下・無関心、表情の低下)などが現れます。

また、頭頂葉の機能が障害されると複合感覚(2点識別覚、皮膚書字覚、立体認知感覚)が障害されます。

その他にも、指失認、左右弁別障害(左右区別不能)、計算不能、失書などのゲルストマン症候群が出現します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の起立位の障害(体幹運動失調)とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

起立位で身体は前後左右に不規則に揺れ動き、この不安定さのため両足を左右に広げて支持面を広くし、上肢を外転させて平衡を保とうとします。

軽症例でも継足位や片足立位は極めて困難です。

立位支持の可能なものは閉眼によって同様の幅は若干大きくなるが倒れることはないです。

ロンベルグ徴候は陰性です。

小脳の片側障害例は、起立位では病側に身体が動揺し傾き、その側に倒れやすいです。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の筋トース低下とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

小脳半球の病変では筋トーヌスが低下しやすいです。

筋トーヌスの低下は、安静時における関節の急速な他動運動に対する抵抗の減弱である被動性亢進や、立位での肩ゆすりテストによる上肢のゆれ、高い台に腰かけさせて下腿のゆれをみる振子様動揺性の亢進などで認められます。

運動にあたっても作動筋と拮抗筋の迅速で動的な筋トーヌスの変動が必要であるが、筋トーヌス低下があると作動筋の弛緩と拮抗筋の収縮が迅速に起こらず遅延します。

ホルムズの反跳現象はこのような機構で生じます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の測定異常とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

深部感覚障害がないのに運動が目的点を越える現象を測定過大、逆に目的点に達しないのを測定過小と呼びます。

鼻指テスト、鼻指鼻テスト、踵膝テストなどで速く指や踵を動かさせると観察しやすいです。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の運動分解とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

運動にあたって作動筋と拮抗筋の相互のタイミングに異常があり、2関節以上の同時運動では各関節の運動パターンが協調的ではなく、ばらばらであるために、運動そのものが三角形の一辺を通ればよい場合に二辺を通るように何段階かに分解された異常なパターンで、ぎこちなくなります。

これを運動分解とよび、小脳障害による協調運動障害の基本をなしています。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の協働運動不能とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

上肢と体幹あるいは下肢などの相互にまたがる運動を同時に協調して行なう能力が失われた状態が協働運動不能で、起立位で頭と体幹を弓状に後方にそらす場合に、股・膝・足関節をある程度屈曲させて平衡を保つことができず、上半身のみ後にそらすので後方に倒れやすいです。

背臥位で上肢を胸の上で組み合わせたまま上半身を起こす場合も、股関節を屈曲して下肢のみが高くあがるが、上半身が持ち上がらないです。

歩行にあたっても下肢のみが前に出て上半身が後に残り転倒しやすくなります。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の反復変換運動障害とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

上肢や下肢の回内回外運動、足先でのタッピングなど作動筋と拮抗筋を反復して交互に迅速に連続して運動させることの障害を反復変換運動障害とよんでいます。

固縮や痙縮などの筋トーヌス亢進のある場合にも運動は緩慢になるが、小脳半球障害の場合には変換運動を反復する時間的間隔が不規則で、運動そのものが拙劣になります。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の小脳性振戦とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

小脳障害では指を鼻につける、上肢を前方に挙上するなどの運動の終了時に一時的な不規則なゆれがみられることがあります。

このような動作と関連した不規則なゆれが小脳性振戦です。

多発性硬化症などで上小脳脚に病変のあるものでは指を目的のところまで動かすと、目的に近づくほど激しく動揺する企図振戦がみられます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の大字症とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

書字は線が揺れたり、方向が傾いたり、行きすぎたりして拙劣となり、字を続けて書いているとしだいに大きくなる傾向が目立ちます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の小脳性失調性歩行とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

足を左右に大きく開き、下肢を伸展して大きく踏み出し、体幹が右へ左へとゆれ、次の一歩も踏み出しが過度となって、左または右に大きくよろめきます。

平衡をとるために上肢は外転します。

酔っ払いがよろめいて歩くような歩行なので、酩酊歩行またはよろめき歩行ともよびます。

軽症の場合は一直線上の継足歩行をさせると動揺が強く、線上歩行は困難です。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の眼振とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

上下側方を注視させた場合に誘発され、小脳半球障害では側方注視による水平性眼振が、中部から脳幹にかけての病変では垂直性眼振が生じやすいです。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳症候の言語障害とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

構音筋の協調が悪く、言語が不明瞭でとぎれとぎれの断綴性発語となり、音の強さも急に変わりやすく、ときに爆発性発語となります。

 

(;;◕ω◕;)💭question

運動失調症の運動障害に対する本質とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

協調運動障害であり、共同運動の不全状態です。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である筋緊張検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

一般に筋緊張は低下します。

緩徐な関節他動運動を行ってその際の抵抗を触知するのに加え、立位で上半身を揺さぶり低緊張による上肢の振子運動の増大をみる腕振子検査を行います。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である体幹失調検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

虫部の障害による体幹の平行保持不全です。

座位での体幹協調機能検査が有用です。

患者に足部を床につけず、椅子座位をとらせ、外乱を与えてその安定性を4段階に判定します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である立位平衡検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

両脚直立検査は、頭位を正しく保って正面を向かせ、両足をそろえて両足先を接した直立位を保持するように指示します。

30秒間観察し、身体動揺の有無、程度および転倒傾向を開眼、閉眼の両条件で調べます。

閉眼時にて身体の動揺が顕著になる場合をRomberg徴候陽性です。

小脳性失調症の場合、閉眼閉脚立位で30秒間保持可能であれば、歩行可能と考えます。

マン検査は、両足を前後の一直線上におき、足先と踵を接して直立させ、頭位を正しく保って正面を向かせます。

開眼、閉眼の両条件でそれぞれ30秒以上観察して、進退の動揺の有無、程度および転倒傾向を調べます。

単脚直立検査(片足立ち検査)は、姿勢を正しくして単脚にて直立し、他側の脚を軽く挙上させます。

30秒間観察して、身体の動揺、接床、転倒傾向を開眼、閉眼の両条件で調べます。

継ぎ足歩行検査は、後方の足のつめ先に前方の足の踵を接するように一直線上を歩行させ、姿勢、身体動揺および転倒傾向を調べます。

立ち直り・平衡反応検査は、両脚直立姿勢をとらせ、軽い外乱を与えて、姿勢の変化、足の踏み出しなど立ち直り反射・平衡反応の様子を観察します。

斜面台検査は、斜面台に立たせて、台の傾斜に耐える際の姿勢および転倒傾向を観察します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である歩行分析(酩酊様歩行・失調歩行)とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

歩行時の歩幅が広く、下肢の動きはdysmetric(共同運動障害)で足を床に打ちつけるように歩きます。

身体全体が不安定で転倒しやすいです。

杖を使用しても改善しない事が多いです。

軽度の失調歩行の場合、継ぎ足歩行検査を行うと不安定性が顕著にみられます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である四肢運動検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

上肢は、指鼻試験、鼻指鼻試験、指耳試験、線引き試験、コップ把持試験、膝打ち試験、過回内試験です。

下肢は、足指-手指試験、踵膝試験、脛叩打試験、膝屈曲試験です。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である時間測定検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

運動の開始および完遂が著名に遅延し、動作全体が緩慢になっている事が多いです。

検者の手を合図と共に握らせると、著名な遅れが認められます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である共同運動検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

Babinskiの股屈現象(背臥位からの起き上がりの際出現)や立位で上体を前屈・後屈させたときの下肢の予測性姿勢制御の消失を観察します。

後者の場合、上体と下肢の共同運動が消失しているため、身体の重心が前方もしくは後方に大き移動しバランスを崩します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である反復運動検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

上肢は膝打ち試験で前腕回内・回外反復運動のリズムの乱れを観察します。

下肢は床叩打試験(足底で床をリズミカルに叩く)を命じ、足関節反復運動のリズム障害を観察します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である企図振戦検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

鼻指鼻試験、足指-手指試験などにおいて目標物近くで動揺が激しくなることを観察します。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である跳ね返り現象検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

患者に肘を思いきり曲げるように指示します。

検者は患者の手首を保持し抵抗をかけ、急に手首を離します。

正常では肘の屈曲をすぐ止めることができるが、小脳失調では制動が困難です。

患者が自分の顔を打たないように細心の注意を払います。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である指示検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

Barany指示試験、腕偏位試験です。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である重量感覚検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

手にいくつかの重りを負荷して判別をさせます。

判別困難を訴えます。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である書字検査:大字症とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

書字を行わせると字の大きさが次第に大きくなる現象です。

 

(;;◕ω◕;)💭question

小脳性・大脳性運動失調の検査法である言語検査・小脳構音検査とはなんですか?

(..◕‿◕.)💬answer

構音の円滑さが失われ、発語が不明瞭かつ緩慢になり、もしくは音節が切断されたような話し方になり、ときに爆発的な発声がみられます。


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