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(;つД`)感覚検査の話


(;つД`)題名:感覚検査の話

A.感覚検査総論

1.感覚検査の意義

①脊髄損傷の高位・横断位診断(デルマトームに一致した感覚障害、感覚解離)

②末梢神経損傷の損傷部位診断(末梢神経支配に一致した感覚障害)

③二次的に起こる運動障害(運動の協調は感覚のフィードバックによってなされる)の診断

 

2.検査についての注意

①客観性に乏しい所見であるため、常に左右差や他の神経学的所見と照らし合わせ総合的に判断する

②患者の知能・意識・精神状態に異常がないことを確認しておく

③検査の内容について十分なオリエンテーションをおこなう

④閉眼させておこなう(高次脳機能障害による動作維持困難・注意障害などには十分注意する)

⑤十分リラックスさせ、患者の疲労・緊張・不安などには十分注意する

⑥患者を誘導したり、暗示を与えたりしないよう注意する

⑦刺激を加えたら、その感覚をすぐに(時間的な遅れはないか)、どこの部位に感じたか、どのような性質の感

覚であるかを答えさせる

 

3.評価尺度

①感覚鈍麻(hypesthesia)

②感覚消失(anesthesia)

③感覚過敏(hyperesthesia)

*感覚の異常:異常感覚(自発的に起こる異常感覚)、錯感覚(外的刺激で起こる異常感覚)

 

4.測定結果の記載法

①脊髄分節性分布(デルマトーム)、末梢性分布それぞれのチャートを用いて結果を記載する

②健常部位での感覚を10点とし、検査部位での刺激が何点にあたるかを答えさせる(点数/10)

 

B.表在感覚

1.触覚(tactile sensation)

検査法

・柔らかな毛筆・紙・脱脂綿・綿棒などを用いる

・light touchをみる(分からない時はなでるようにする)

・なでる時には常に同じ長さをこする(デルマトームに一致させる)

・頭部→顎→上肢→体幹→下肢 と進める

 

2.痛覚(sense of pain)

検査法

・安全ピン・針などを用いる

・最初は大まかに行い、左右・上下を比較する

異常痛覚

①遅延痛覚:痛みが遅れて感じられるもの

②二重痛覚:最初、単に触った感じであったものが、2~3秒後に痛みとして感じるもの(脊髄癆など)

 

痛覚の判定

①鋭痛か鈍痛か

②持続性のものか

③放散痛か  など

 

3.温度覚(sense of temperature)

検査法

・試験管またはフラスコに温水(40~45℃)、冷水(10℃位)を入れ検査部位に密着させる

・試験管の表面が濡れていないか確認する

・検査の際は必ず、対称部位に同状態(温度)・同面積を密着させる

 

C.深部感覚

1.関節覚(joint sensation)

検査法

・閉眼させ、四肢を受動的に動かしその位置を答えさせる。または反対側の四肢に動きを模倣させる

・数回繰り返し、何回正しかったかを記載する

・指関節を動かす場合は母指と示指で側面からつまむ(正面からでは圧覚でわかる恐れがある)

 

2.振動覚(vibratory sense)

検査法

・C音叉を用いて、胸骨・手指・足指・鎖骨・上前腸骨棘・膝蓋骨・脛骨粗面・脊椎棘突起・橈骨尺骨茎状突

起などに当てる(振動を感じなくなった時点で答えさせる)

・検査部位で振動を感じなくなった時点で反対側に当てる(この時振動を感じれば検査側は振動覚減弱)

 

3.深部痛覚(deep pain)

検査法

・アキレス腱・下腿三頭筋・睾丸などを強く把握し、その時の痛みを診る

 

D.複合感覚

1.2点識別覚(two-point discrimination)

検査法

・閉眼させ、コンパスなどを用いて同時に2点を刺激する。徐々に2点間距離を狭めていき1点と感じた距離

を計測する

・左右差を比較する(利き手では感覚が鋭敏なことはありえるため注意する)

 

2.皮膚書字試験(skin writing)

検査法

・閉眼させ指先・マッチ棒などの先端が鈍なものを用いて、皮膚に数字や図形などを書く

・手掌・前腕・下腿前面・足背・顔面などで検査

 

3.立体認知(stereognosis)

検査法

・閉眼させ日常よく使っているもの(はさみ・マッチ箱など)を握らせ、なんであるかを当てさせる

・表在覚が保たれているのに物品の名前が分からない場合、頭頂葉の障害(立体覚失認)を示唆

(´д`)参考文献

医療学習レポート.感覚検査


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