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(゜▽゜*)感覚障害と運動療法の話


(^ム^)題名:感覚障害と運動療法の話

●感覚入力刺激賦活訓練

姿勢、歩行に関する感覚入力の正常化は、視覚、迷路情報、および関節や筋肉からの固有受容感覚が必要である。視覚は動作の安全実施と障害物を避けるうえで必要であり、迷路情報は、身体各部の位置関係と視覚系との連絡をもつうえで大切な機能である。関節や筋肉の固有受容感覚は、動的な動きに対する適正入力の導入に必要である。中枢神経系による運動協調性の向上は、正しい運動を構築し、下肢の交互運動と動筋・拮抗筋間の筋活動の円滑化にかかっている。Bullochらは、バランス・平衡運動や固有受容器刺激の運動は、筋収縮の賦活に有効であると指摘している。

バランス能力、固有受容感覚向上の運動は、四つ這い位、椅子坐位、または立位の三次元(立体)レベルの治療肢位で実施する。足底部、頚部筋、および仙腸関節部は特に固有受容器が密になっており、運動ではこの3部位を基幹として行う。四つ這い位では、上下肢一肢挙上、二肢挙上、体幹回旋、不安定板活用と簡単な動作より高度、複雑な動作へ移行していく。この四つ這い位では、骨盤と頚部を重要部位として治療に応用する。立位では、ロッカーボード、ワブルボード、バランスシューズ、ツイスター、フィッター、トランポリンなどの感覚運動刺激用具を用いる。立位運動では、足底からの感覚情報を阻害しないように裸足で行う。

高齢者の場合、各動作を眼で追視させ視覚フィードバックによるボディイメージの確立を図ることが大切である。

 

●四つ這い位でのバランス向上プログラム

a 上肢交互挙上

【方法】基本的四つ這い位より一側上肢を前方挙上し、支持側上肢と両下肢とによる3肢支持、5~10秒間保持、対側反復実施。

【要点】挙上上肢は床面と平行、支持側上肢への体重移動を円滑に。

【進行】上肢の側方挙上、頚部の前後屈、体重の前後、側方移動。

 

b 下肢交互挙上

【方法】aと同様

【要点】骨盤の下降に注意、挙上下肢の膝関節伸展位保持、支持側下肢への体重移動を円滑に。

【進行】下肢挙上位での体重の前後、側方移動。

 

c 対側上下肢挙上

【方法】右上肢と左下肢、左上肢と右下肢の組み合わせにより、支持機能と動作機能を交互に実施。5~10秒間保持。

【要点】高齢者では、困難な場合が多いので、一側の上肢、または、下肢を台上に置いた状態で実施。

【進行】手関節、足関節部に重錘を設置、セラピストによる外乱刺激を加える。

 

d 体幹の回旋を伴っての上肢挙上

【方法】基本的四つ這い位より一側の上肢を側方挙上し、その指尖をみるようにして体幹の回旋を組み合わせる。

【要点】正確な体軸の回旋パターンが引き出せるように支持側上肢と膝部の固定を確実に。

【進行】eのごとく、不安定板を支持側上肢または膝部に設置しての運動実施。

 

●バランス能力、固有受容感覚向上運動

a ロッカー・ボード運動

【方法】立位、または、椅子坐位にて一側足底をボード上、ボード側へ体重移動し、ボードを水平に保つ。

【要点】足底部の固有受容感覚刺激を促通するために裸足で実施、必要に応じ平行棒内で実施。

【進行】平行棒内→平行棒外、坐位→立位、前後方向→側方、眼での動きの追視→視線前方。

 

b 不安定板運動

【方法】立位(椅子坐位)にて一側足底を板状、不安定板側へ体重移動し、板を水平に保つ。

【要点】裸足、床面に滑り止め防止用具。

【進行】平行棒内→平行棒外、坐位→立位、セラピストによる外乱刺激実施。

 

c バランス・シューズ運動

*足内筋の筋機能を阻害しないサンダル形式が良い。前足部のみをストラッで固定し、踵部は自由に直径5~7cmの半球型硬性ゴムをサンダルの中央部に設置。

【方法】上記サンダルを装着し、一定時間の立位姿勢保持、必要に応じ平行棒の把持。

【進行】前後開脚、起立→歩行。

d フィター運動

【方法】フィターの支持部に両足を乗せた立位、側方への体重移動を行い、フィターの移動に合わせて体幹を動かす。

【要点】両側肩幅開脚、直立姿勢の保持。

【進行】傾斜角度小→大、上肢の挙上、開眼→閉眼

( ̄ー+ ̄)参考文献

医療学習レポート.感覚障害と運動療法


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