
(=_=)題名:心不全の話
左心室に障害や負荷が加わって、肺静脈、肺毛細血管圧の上昇やうっ血によって生ずる呼吸困難、起座呼吸、心臓喘息、夜間発作性呼吸困難などの症状を示す場合、左心不全という。
右心室に過剰な負荷が加わって静脈圧が上昇することによって生ずる静脈怒張、肝脾腫大、下肢浮腫、腹水などは右心不全という。
実際は両者が併存することも多く、厳密に区別することは困難である。
心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしています。
心不全というのは病名ではなく、さまざまな心臓の病気の結果、このポンプの働きに障害が生じていろいろな症状を引き起こしている状態を指すものです。
心臓を養っている血管が詰まって血液が流れなくなり心筋が死んでしまう心筋梗塞や、突然発症した不整脈などによって急激にポンプの働きが弱まり短期間に悪化する場合が急性心不全です。
心不全の主な基礎疾患としては、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、高血圧、糖尿病が重要です。
このような疾患を軽症のうちからしっかりと治療することは、心不全の予防に最も大切なことです。
その他にも
1. 塩分制限をこころがける
2. 動物性脂肪やコレステロールの過剰な摂取はひかえる
3. 禁煙は基本中の基本です
4. 毎日、体重を測定して肥満の是正につとめる
といった生活の改善は、いっしょに生活を送るご家族のライフスタイルにも影響を与えて、あなただけではなく、子供さんやお孫さんの将来の心不全を予防することになるかもしれません。
(~_~;)参考文献
医療学習レポート.心不全