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(゜ロ゜)癌と骨転移の話


(+_+)題名:癌と骨転移の話

癌の骨転移は全骨腫瘍の26%を占め、第1 位の発生頻度である。しかし癌患者における正確な骨転移の頻度を把握することは困難である。

 

〔発生年齢〕

癌の好発年齢である40 歳台から出現頻度が増加する。わが国の統計では40 歳台17%、50 歳台27%、60 歳台29%、70 歳台以上19%である。

 

〔発生部位〕

脊椎転移が最も多く,約27%である。その他骨盤、大腿骨、上腕骨、肋骨などの発生頻度が高い。

多発性転移が全体の43%を占めていることも転移性骨腫瘍の特徴である。

 

〔原発巣別出現頻度〕

わが国における転移性骨腫瘍の原発病巣は、肺癌が最も多い。次いで乳癌、前立腺癌、腎癌、胃癌、子宮癌、肝癌の順である。男女別では,男性では肺癌、前立腺癌、腎癌、肝癌、胃癌の順に骨転移が多い。女性では乳癌、肺癌、子宮癌、甲状腺癌、胃癌の順である

 

〔症状〕

自覚症状の出現は、X 線像で骨転移巣が確認される3~8 カ月前といわれている。病的骨折を起こすと局所の疼痛と腫脹が著明となる。アルカリホスファターゼ値の上昇や高Ca 血症をみることがある。前立腺癌の骨転移では酸[性]ホスファターゼ値が上昇する。

 

〔X 線像〕

転移巣のX 線像は、骨形成型と溶骨型に分けられる。溶骨型が全体の約80%を示す。長管骨では骨幹髄内に虫喰い状あるいは浸潤性の骨破壊として認められ、周辺の骨硬化像はない。この病変は次第に癒合して広範な骨吸収像を示すようになり、病的骨折をきたすことがある。脊椎では圧迫骨折がしばしば認められる。前立腺癌の骨転移の約85%は骨形成型である。骨形成型では骨髄内に種々の程度の反応性骨硬化像が出現表し, ときには骨髄腔全体に波及する。その他骨形成型には粘液癌の骨転移が含まれ、乳癌の30%、胃癌の22%、肺癌の15%は骨形成型といわれている。

(~o~)参考文献

医療学習レポート.癌と骨転移


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