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(゜ロ゜;ノ)ノ変形性膝関節症の話


「変形性膝関節症」の画像検索結果

●はじめに

高齢者の膝関節疾患中、最も一般的な疾患であり、統計では中年以後の年齢層では症状の有無にかかわらず25~40%が本症に羅患しているといわれている。本症の病態は関節軟骨の変性と摩耗が主体であるが、外傷、感染などの既往がない一次性(特発性)のものが大部分(90%)を占める。一次性の病因を強いて求めれば、O脚などの変形、肥満、筋力低下、単位荷重面当たりに加わる外力の増加、などがあげられる。多くは50歳台に発症し、外来通院患者では60歳台が最も多く、男女比はほぼ1:3である。

 

●Ⅹ線所見

変形膝関節症のⅩ線像では骨棘形成、骨硬化像、骨嚢包形成、関節面の不平滑像、顆の変形、関節面の欠損などが主な所見である。さらに荷重時のⅩ線像では、関節裂隙の狭小化(閉鎖も含む)と亜脱臼が重要な所見である。亜脱臼とは、荷重Ⅹ線正面像で脛骨上内側縁が大腿骨下端内側縁より5mm以上外側へずれているものをいう(骨棘を除いた状態で計測する)。また荷重Ⅹ線側画像で脛骨が大腿骨に対して10mm以上前方へずれているものをいう。

荷重時の関節裂隙の狭小化の程度は関節軟骨変性の程度を間接的に示していると考えられる。また狭小化が内側の関節裂隙に認められるものでは、一般に膝は内反変形をとるかまたは将来内反変形をとる可能性がある。

関節裂隙の狭小化の著しいものでは裂隙は閉鎖し、高度な変形をきたしているものが多い。またさらに進んで脛骨関節面がえぐられたように欠損し、荷重時に大腿骨顆部がその欠損部に落ち込むような症例もまれにみられる。病変の高度なものでは、膝蓋・大腿部に関節裂隙の狭小化も認められ、内側・膝蓋型となっているものも多い。

 

●高位脛骨骨切り術:high tibial osteotomy

変形を矯正し、内側関節面に加わる荷重を外側のより健康な側に移動させ、内側の病変部の修復を促進させることがこの手術の目的である。術後、鎮痛効果は6ヶ月を過ぎてから著明で、膝の可動域は疼痛緩解とともに術前の可動域に達する。矯正が正しいものでは膝の側方動揺は完全に消失し10年以上の経過でも好成績は不変である。荷重時のⅩ線像でfemoro tibial angleが170度近辺のものが最も成績がよい。脛骨骨切り術の後療法の難しい点は、①骨癒合の完成、②可動域訓練、③大腿四頭筋訓練、④早期離床など、互いに相反する要素を同時に行うことによる。また患者側は、①術後5~6週で骨癒合が完成していなくても、体重負荷が可能で、疼痛を覚えない。②早く後療法を進めれば早く治療するものと思い込んでいるなど、性急に後療法を進めがちである。

「変形性膝関節症」の画像検索結果


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