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(*ノ▽ノ)てんかんと痙攣の話


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(^_-)題名:てんかんと痙攣の話

てんかんとは、脳の神経細胞に突然過剰な興奮が起こり、そのあいだ脳の機能が障害されて、種々の脳機能障害、意識障害、痙攣、運動、感覚障害、自律神径症状などを繰り返し起こす病態をいう。

痙攣とは、代謝内分泌障害、発熱、電解質異常などによって起こる一時的な痙攣発作を指す。この場合は普通、てんかんとはいわない。

 

●てんかんの分類

てんかんは、大きく症候性てんかん(20%)すなわち、何らかの疾患が原因で起こるものと、特発性てんかん(80%)の二つに分けられる。症候性てんかんとは、頭部外傷、脳腫瘍、脳血管障害、感染症、先天奇形などが原因で生じる。脳神経外科領域で対象となるのもほとんど、この症候性てんかんに分類される疾患群である。

てんかんに関しては、多くの発作があり、種類もいろいろあるが、国際抗てんかん連盟によって次のように定められている。

・局在関連性(部分)発作

局在関連性てんかんは意識障害の有無で、複雑部分発作と単純部分発作、あるいはそれに引き続く強直間代痙攣(二次性全般発作)を起こすものとに分けられる。

[単純部分発作]:脳本来の機能が障害されるだけで意識障害がない場合を単純部分発作と呼ぶ。身体の一部の痙攣、腹部の不快感、嘔気、奇妙な匂いや味、錯視、幻視、幻聴といった運動、感覚、視覚、聴覚などの異常がおこる。前兆だけで終わり、発作が生じない場合がある。

[複雑部分発作]:かつて、精神運動発作と呼ばれたものである。この場合は、一見まとまった行動(自動症)がみられる。側頭葉てんかんに特徴的とされ、この発作のある種のタイプのものは、手術適応がある。

[自動症]:意識混濁とともに、自動性行動、すなわち行動、動作としては一応まとまっているが、その場にそぐわない行動をすること、舌なめずり、舌打ち、口をもぐもぐさせる、咬む、飲み込む(食行動性自動症)、衣類をまさぐる、ボタンをはずす、ズボンを脱ぐ(身振り自動症)などがある。

・全般発作

全般発作は最初の臨床徴候が両側半球が初めから巻き込まれていることを示す発作であり、点頭発作、欠伸発作、ミオクロニー発作、強直発作、脱力発作などを起こすてんかんが含まれる。

[欠神発作(アブサンス)]:5~10秒の短時間意識が失われる。この間、凝視が続く。前兆はない。発作が終わるとすぐに元していたことを何事もなかったように行う。典型的なものは、小児期に発症し青年期までには消失する。

[強直間代発作(大発作)]:全身の痙攣発作で、突然意識消失で始まり、凝視、次いで強直発作として両側四肢および躯幹が強くつっぱり、次第に律動性の間代痙攣に移行し、これが数10秒持続する。その後、意識障害が数分持続、時には自動症が出現する。発作が終わると徐々に意識を回復する。通常、本人は発作があったことは全く記憶していない。

[脱力発作]:姿勢を保持する筋肉の緊張が発作的に低下または消失するために体位が崩れたり、転倒したりする発作。脳梁離断術の適応がある。

[擬似発作]:擬似発作にも注意する。てんかんの人や、全くそうでない人でもしばしばみられる。発作は、もっと注目して欲しい、といったような意識的あるいは無意識の希望によって引き起こされる。発作は速い呼吸で始まり、精神的なストレスや不安や痛みで誘発される。

 

●前兆

てんかん発作が起こる前に、前兆と呼ばれるある種の感覚や感情が引き起こされることをいう。看護をする上でも、前兆で発作が起こることが予測可能な場合もあり、注意深い観察が必要である。前兆の種類は患者によって様々である。ある人では物がゆがんで見えたり、特定の匂いや、変な味がしたり、また音楽が聞こえる場合もある。さらに、暑くなったり、塞くなったり、また単なる緊張や不安を感じるのみのこともあるが、いずれの場合であっても、どのような症状であったか正確に記録しておく必要がある。

 

●てんかん重積

発作の持続は通常、数秒から数分間である。たとえば強直間代発作は長くても5分、欠伸発作は数秒、複雑部分発作は3分でおわる。しかし、長時間にわたり発作が持続する場合とか、何回もの発作が引き続いておこるような状態をてんかん重積状態という。この状態が続くと脳の不可逆的な器質的障害が起こったり、生命の危険もあるので、速やかに止める必要がある。

 

●薬物治療

抗てんかん薬はてんかん治療において中心を占めるものである。現在使用されている主なものは、カルバマゼピン、フェニトイン、プリミドン、バルプロ酸、エトスクシミド、ゾニサミド、クロナゼパム、さらに多くの新薬が開発中である。

血液中の坑てんかん薬の量を示すものが血中濃度で、副作用や過量による中毒はないか定期的に測定する。副作用は、眠気、めまい、吐き気、イライラなどであるが、血小板減少症や無顆粒球症など、重篤なものもある。

 

●外科的治療

難治性てんかんとは、現在用いることができる全ての抗てんかん薬を耐え得る最大限の投与量まで単独および併用で使用しても、発作の改善が達成できないてんかんと定義される。難治性てんかんのある種の発作は外科的治療の対象となる。そのためには手術の効果が期待できる難治性てんかんの患を絞り込んでいく必要がある。

てんかん外科の臨床においては、この作業が大部分を占める。

・検査

[頭皮上脳波ビデオモニタリング]:これは、脳波の記録と同時にビデオカメラで状態を観察することである。現在、出現している発作が真のてんかんであるかどうかを検討するためには、発作症状とそのときの脳波を同時に記録できる脳波ビデオモニタリングが最も確実である。このとき、自然発作を記録するために、抗てんかん薬を減薬することもあり、看護上、服薬の状態を把握し、発作の早期発見、さらに重積とならないように、早めに対応する必要がある。

[頭蓋内脳波および脳波ビデオモニタリング]:脳内電極の設置術は、大脳皮質、大脳深部より直接電位を記録するためのものである。これによって、頭皮上からの記録の数倍から10倍の電位を得ることができ、てんかんの焦点の決定に最も有意義である。手術は開頭および穿頭術で行い、大脳表面には様々な大きさのグリッド電極、ストリップ電極(硬膜下電極)を用いる。開頭して、目的の部位に電極を置く場合と、定位脳手術装置もて、目標点に電極を刺入する2通りの方法がある。

[大脳機能地図の作製(マッピング)]:てんかん原性焦点が運動野や言語野の近くに存在した場合、その正確な局在を調べる必要がある。このように、脳機能の局在を調べる作業をマッピング(脳の機能部位の地図=マップを作ること)という。脳内に設置した電極を一定の短形波で刺激し、その時の脳波および簡単な記銘力検査、神経脱落症状の有無などを調べ、非刺激時との成績と比較し、これによってその部位が切除可能かどうか調べる。

・術式

現在行われている外科的治療の内容は、発作の焦点を切除する場合と、発作の伝達を遮断する2通りに分けられる。以下に、簡単に述べる。

a.側頭葉切除術:側頭葉てんかんに対する標準的な術式。側頭葉を海馬、扁桃体とともに、外側部分を含めてすべて摘出する。

b.選択的扁挑体海馬切除術:側頭葉切除術より、切除範囲のより小さい術式。

c.脳梁離断術:脳梁が両側同期性てんかん発作波の形成に重要である。この脳梁を離断することで、発作の全般化を防止する。脱力発作に有効である。

d.軟膜下皮質多切除:脳皮質に対して、軟膜下に横断線を入れる。これによって、大脳機能を温存したまま、てんかん発作のみ抑制される。発作焦点が運動野ないし言語野に存在する場合に行う。

e.迷走神経刺激療法:最近注日を浴びている。左側頸部の迷走神経に対して電極を設置し、前胸部に刺激器を埋め込む。比校的良い成績が得られている。

・包括的医療の必要性:このように、外科的治療を行う場合においては、てんかん患者に対する包括的医療を整える必要がある。てんかん患者の心理を把握し、術前から術後にかけて患者の持つ不安や過度の期待を取り除く作業、正しい知識を与えることなどの支援が重要である。特に、看護サイドが中心となり、手術予定の患者および家族に対して、神経内科、脳外科、臨床心理検査技師、ケースワーカーが加わった話合いの場を設ける必要があろう。また、てんかんの病態、治療に精通したエキスパートナースの育成も重要といえる。

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(ー_ー)!!参考文献

医療学習レポート.てんかんと痙攣


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