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(´・ω・`)COPDと身体活動の話


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(^◇^)題名:COPDと身体活動の話

COPDに対する呼吸リハは、社交活動、運動療法、作業療法、理学療法、酸素療法、栄養療法、薬物療法、患者教育(禁煙・身体活動性の維持)、精神的サポートで構成されています。

エビデンスについては無作為化比較対照試験によりその効果が証明されたものはないです。

現在のところ科学的証拠は不十分であるが、コンディショニングは肺気量を改善させる可能性があることが報告されています。

運動療法は、薬物療法によって既に症状が改善している患者においても、さらに上乗せの改善効果を得ることができます。

重症COPD患者を間歇的運動群と持続的運動群に分け、それぞれの運動を3週間以上行わせたランダム化比較研究では、両群ともに健康に関連したQOL(Health-Related Quality of Life: HRQoL)や6分間歩行試験(6Minutes Walk Test: 6MWT)の改善は同程度であったが、脱落率は持続的運動群で高かったとの報告があります。

COPD 患者は発症早期の軽症な段階から身体活動が低 下していることが報告されています。

Copenhagen City Heart Study(CCHS)の1981年から2000年の20年にわたる2,386人の疫学追跡調査の結果ではCOPD 患者の身体活動が低下しているほど初回入院が早く生じ、生存率も身体活動量と大きく相関することが報告されています。

客観的な身体活動の評価である3軸加速時計を用いた検討でも、COPD患者173人の80ヵ月の追跡調査 の結果、身体活動が低い群では、高い群に比較して5年生存率が約55%低いことが報告されている。

身体活動は生存率に大きく関与するばかりでなく、COPDの死亡原因の最も強い予測因子であることが、前向きコフォート研究で明らかにされています。

死亡原因の第一位の予測因子が身体活動レベル、第二位が1日あたりの歩数であり、従来指摘されていた呼吸機能や身体組成よりも上位の項目として採択されています。

身体不活動と内臓肥満は関連が深く、心血管疾患、Ⅱ型糖尿病、うつ病、認知症、大腸がん、乳がん、COPDなどの発症リスクを増加させると考えられ、内臓脂肪が全身性炎症の起源であると考えられています。

COPD 発症についても、内蔵肥満によってそのリスクが増加するとの報告は、1995-1996年にベースラインでCOPD診断なしの113,279名の検討で行われています。

脂肪組織はサイトカイン(脂肪サイトカイン)の重要な供給源であるように、筋肉もサイトカイン(ミオカイ ン)を合成、分泌していることが、近年、明らかにされてきています。

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(* ̄ー ̄)参考文献

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