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(・∀・)腱反射の話


( ̄▽ ̄)題名:腱反射の話

腱反射の反射弓は感覚ニューロンと中枢神経系内に細胞体をもつ運動ニューロンによって形成され、1回のシナプス伝達を介する単シナプス反射である。

【特徴】

・反応が出現する時間が短い

・反応は刺激された筋と同じ筋に出現する

・意識のない患者にも実施することが可能

 

【腱反射の意義】

臨床医学的には、脊髄と上位中枢および末梢神経と筋の働きを調べるために利用され、腱反射の消失は、末梢神経、脊髄後根、脊髄前角、神経・筋伝達部、筋肉の障害を示唆し、反射の亢進は錐体路障害を示唆する。

 

【腱反射の流れ】

①筋あるいは腱を叩くことにより筋の起始・停止部がわずかの間伸張される。

②筋の長さを検知する筋紡錘がその情報を検知し、Ⅰa郡線維を通り脊髄に至る。

③脊髄後根から入った情報は、同筋を支配する運動ニューロン郡に興奮性の情報を送る。

④興奮性の情報が同筋を収縮させる。これらの流れを腱反射(伸長反射)という。

 

【亢進と消失】

・亢進

反射中枢(P2 表1)より上位の障害が考えられる。つまり核上性の障害を示唆し、垂体路の障害が考えられる。一般に亢進の場合、M‐toneは亢進していることが多い。

・消失・減弱

末梢神経,脊髄後根、脊髄前角,神経・筋伝達部,筋肉の障害を示唆する。感覚障害を伴うときは多発性神経障害が疑われる。

 

【記録】

消失:- or 0 (まったく反応のないもの)

軽度減弱:± (軽度の反応あり)

正常:+

やや亢進:++

亢進:+++

著明な亢進:++++

 

【注意点】

①正常者でも腱反射は欠如または亢進することがあるので、左右対称的であるかどうかが大切である。

②著名な亢進があるときでも左右対称的、バビンスキー反射などの病的反射がなければノイローゼ、精神緊張に原因するのかもしれない。両側に病的反射があれば垂体路の両側性障害であり、脳幹、脊髄障害によることが多い。

③片側性の亢進または両側性の亢進があっても左右差があれば病的意義を有することが多い。さらに亢進側に間代や病的反射や感覚障害を伴えば、明らかに診断的価値がある。

④一般に腱反射の亢進があれば筋緊張は亢進するが、ときにはそれが認められないこともある。

⑤腱反射の減弱または消失が両側性に認められ、感覚障害を伴っていれば多発性末梢神経障害の可能性が高い。多発神経炎では、アキレス腱反射の低下が原則として最も多い。腱反射の減弱または消失は、脊髄癆、アディー症候群の重要な徴候である。

 

垂体路とは脊髄神経を介して首以下の全ての随意運動の根幹、起点をなすものであり、神経機能解剖学で最も有名で重要なものである。中心前回の上半分から始まり、内包後脚・大脳脚・橋底部を経て延髄の錐体を通り、直後に75~90%の線維が交叉して対側へ移行する(延髄交叉)。実質的な片側性支配となる。中心前回から対側の脊髄前角まで、ひとつのニューロンで連続されるくらい何とも細長い細胞である。このニューロンの細胞体群が中心前回の灰白質を、軸索群が白質を構成する。

垂体路 :中心前回の上半分 → 内包後脚 → 大脳脚 → 橋底部 → 延髄の錐体

(´д`)参考文献

医療学習レポート.腱反射


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