スポンサード・リンク

(*´ー`*)肩と靭帯の話


!(^^)!題名:肩と靭帯の話

関節上腕靭帯:関節包が周囲の筋の腱で補強されている以外のところで、主に深層の線維の集団で肥厚する部である。特に前壁を内面から見るときに他の部と判別できる。関節上腕靭帯には3つの線維束、すなわち関節窩上縁より起こり上腕骨頭をまたぐ上束、関節窩上縁より起こり上腕骨の前面にくる前束、関節窩の前縁を越え上腕骨頭下部に付着している下束がある。これら3つの線維束は関節包の前面で“Z”を形成している。関節唇の上、前、および下部から出て不明瞭な線維束となり、解剖頸に着く。上束と前束との間の前壁外上部は関節包の弱いところとなる。上腕を外転すると下束と前束が緊張し、上腕骨頭の彎曲の半径が、その下方より上方に大きいため靭帯が最大に伸張され、関節面には最大の接触が生じる。そのため、外転は肩のclose-packed肢位である。外転は、大結節が関節窩の上端と関節唇に接触するときに制限される。この接触は外旋により遅延するが、この外旋により肩の外転終末付近で大結節が後方に引かれ、結節間溝を烏口・肩峰アーチの方へ向け、関節上腕靭帯の下束をわずかに緩める。その結果、外転は90°まで可能となる。外転が肩甲面で30°屈曲と組み合わさると、関節上腕靭帯の緊張の発生はもっとゆっくりとしたものとなり外転は110°まで可能となる。回外すると上束、前束、下束が緊張する。

 

烏口上腕靭帯:烏口突起の外側縁の全長と基部から起こって関節包の上部を被い、やがて関節包に癒合して上腕骨の大・小結節に着く。関節包の上面を補強する強い靭帯である。この靭帯の2つの線維束は、上腕二頭筋長頭腱が関節から現れてくる上腕二頭筋腱溝上で二分し、結節間溝に沿って進み、それを上腕横靭帯が被ってトンネルを形成している。このほか、関節包には上面に棘上筋、後面に棘下筋、小円筋、前面に肩甲下筋の腱が相接して癒着し、下面以外を取り巻くように補強する。これをローテータカフという。

 

菱形靭帯:烏口鎖骨靭帯の前外側の部である。烏口突起の内側縁と一部上面から起こり、前部の線維は垂直に近く前上方および上方へ、後部の線維は斜めに外上方へ走って鎖骨の菱形靭帯線に着く。関節面が斜位をとる肩鎖関節の脱臼を防ぐ、また肩甲骨が前方、内方に動くのを制限する。菱形靭帯と円錐靭帯の両靭帯で烏口鎖骨靭帯と言われる。

 

円錐靭帯:烏口鎖骨靭帯の後内側の部である。烏口突起の屈折部附の内側縁から起こり、上方に拡がりながら後の線維は外上方に走るようにひねった三角形をつくり、鎖骨の円錐靭帯結節に着く。肩甲骨が後方に動くのを制限する。菱形靭帯と円錐靭帯の間に鎖骨下筋の外側部がはさまれる。これら2つの靭帯は2つの運動面で互いにほぼ直角に位置し、前内方に向く立体角を形成している。

 

肩鎖靭帯:肩峰関節は肩峰関節面と鎖骨肩峰端にある関節面との間の平面関節である。関節の長軸の方位は矢状に近いが、前端がやや外方に偏する。同時に鎖骨の関節面はやや下を、肩峰の関節面はやや上を向くような斜位をとる。関節面の大きさなどに個人差が著しい。しばしば関節円板があるが、多くは部位による厚みが平均でなく、あるいは不完全で関節腔を完全には2分しない。関節包はゆるく、その前側がやや強いほか、上面は厚く強くなって肩鎖靭帯をつくる。関節包の上方が強力な肩鎖靭帯により補強されている。胸鎖関節と共同して動き、肩甲骨が肩関節の運動に伴って動くことを可能にする。

 

烏口肩峰靭帯:烏口突起の水平部から広く起こり、やや外上方に集まって肩峰の先端で肩鎖関節の外側と下面に着く三角形状の強い靭帯である。肩関節を上から被うが、両者の間に肩甲下筋と棘上筋の腱および肩峰下包が介在するため、関節包とは直接しない。肩関節を保護するとともに、上腕骨が水平より上方にあがることを抑制する。烏口肩峰靭帯は関節では何の役割も果たさず棘上官の形成に役立っているのみである。

( 一一)参考文献

医療学習レポート.肩と靭帯


スポンサード・リンク