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(/ー ̄;)成長期とスポーツ障害の話


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離断性骨軟骨炎

関節軟骨直下の骨組織が何らかの原因で母床より離断し、壊死組織となったものである。離断した骨軟骨下組織を被う関節軟骨は、表面上ほとんど変化がなく連続性が保たれている場合もあるが、症状がある多くの症例では部分的に剥離し、あるいは完全に離断している。男性に多く女性の3~4倍であり、思春期あるいは20歳台に好発する。

野球肘は離断性骨軟骨炎(OCD:osteochondritis dissecans)の代表的なものである。リトルリーグエルボーにみられるように、小学校の早い時期から野球を始めた少年が、中学校入学前後から肘関節の疼痛を訴えるようになる。ROM制限がみられるものでは離断性骨軟骨炎や関節鼠に至る者もあり、手術を行う場合もある。肘関節の故障を押して投球を続けた結果、今度は肩関節に疼痛を訴える場合も多い。

その他のOCDは足関節、大腿骨などに発生するものがある。関節軟骨の自動再生能力には限界があり、軟骨再生のための再生医療は進展してきたが、やはり予防が第一であることになる。とくに成長期に軟骨損傷を起こすと、一生に亘って障害が残存する可能性が出てくる。

症状としては、病巣が周囲と完全には分離していない時期には、運動後の不快感や軽い疼痛程度で症状は軽い。病巣が不安定になると運動時痛が強くなり、走行や階段昇降が困難となる。病巣部が脱落して遊離体を形成すると、関節の嵌頓や関節水症を生じ、しばしば膝の可動域制限と激痛を訴える。

 

オスグッド・シュラッター病

本症は大腿四頭筋の角の収縮を繰り返すことにより膝蓋腱の脛骨付着部が慢性の機械的刺激を受けて発症し、脛骨粗面部の運動時痛と膨隆を生じる。病態は過渡の牽引による膝蓋腱脛骨付着部の裂離損傷と考えられる。スポーツによる使いすぎoveruseから発症することが多く、剣道や陸上などのクラブ活動をしている12~13歳前後の男子に好発する。

腰椎分離症

腰椎分離症は先天的な椎弓の癒合不全とも考えられるが、小学校高学年から中学入学前後に訴えた腰痛で、X線像で見つかることがある。この場合は疲労骨折の疑いが強く、数ヶ月コルセットなどで腰椎部の固定・安静をとることで癒合する場合がある。女子選手で、バレーボール、テニスなどで腰部の屈伸、回旋を多用する場合に多いようである。

 

有痛性外脛骨

有痛性外脛骨は後脛骨筋の付着部である舟状骨結節部が膨隆し、疼痛を訴える。オスグッド・シュラッター病と同じように筋緊張が高いことで発生することが考えられる。偏平足傾向にある人に多いとも言われているが、足部アーチが高い選手にも多く認めている。シューズの内側カウンターと接触したり圧迫されることで、なかなか疼痛が取れない場合もある。疼痛がひどい場合には手術で既存骨を除去することもある。

 

疲労骨折、脛骨過労性骨軟骨炎

種々の疲労骨折も成長期に多く見られる。対処法としては、3~4週間の運動中止、運動量の制限、靴の選択などが考えられる。予防法としては、使いすぎ症候群によるストレスが原因なのでこれを改善すること、環境の整備、正しい基本動作の習得があげられる。圧倒的に下肢の骨に多く発生し、脛骨、腓骨、中足骨に多い。疲労骨折は骨成長がある程度完成してくる中学生以降、成人にまでみられる。成長期に限らないが、脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)もおおくみられ、これも使いすぎにより、脛骨の骨膜に疼痛を訴える。

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