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(/ー ̄;)神経障害性関節症の話


「神経障害性関節症」の画像検索結果

(^ム^)題名:神経障害性関節症の話

本症は中枢および末梢神経障害に起因する神経原性関節症は破壊性、増殖性変化をきたし,その終末像は著しい関節構築の破綻と不安定性に特徴づけられる。高度の関節破壊のわりに疼痛が軽度であることが特徴である。関節の破壊や増殖という点ではOAのそれに類似しているが、その程度がきわめて高度であり、かつ無軌道であり、その割には疼痛が軽微である点が異なっている。

(病因)

基礎疾患としては、中枢神経障害をもたらすものとして脊髄癆、脊髄空洞症、二分脊椎、脊髄損傷、多発性硬化症、 Charcot-Marrie-Tooth病など、末梢障害をもたらすものとして糖尿病、先天比無痛覚症、末梢神経炎、アルコール中毒、アミロイドーシスなどがあり、とくに脊髄癆、脊髄空洞症、糖尿病が代表的である。膝関節に限れば、脊髄瘍が原因疾患となることが圧倒的に多く、その約5%に神経原性関節症が発症するといわれている。脊髄空洞症は上肢、糖尿病では足関節が病巣となることが多い。

(病態・臨床症状)

患者の年齢は原疾患の発生頻度からみて50歳代に好発し、男性に多い傾向にある。一般的には深部知覚が障害されており,かつ疼痛に対する反応も明らかに低下しているため,X線写真の変化に比較して疼痛は軽度である。日常生活動作中の繰り返しのminor taumaにより徐々に進行する関節破壊と反応性骨増殖が混在し、関節遊離体の形成、大量の関節液の貯留、関節包の肥厚、靭帯弛緩が起こり、内外反変形、反張膝、脱臼など高度の変形をきたす。最終的には動揺関節が起こり、支持性が失われ起立歩行ができなくなる。しかし屈曲拘縮や可動域制限がないことが特徴である。

(診断)

病態が確立した神経原性関節症の診断は比較的容易であるが、初期の例では、変形性関節症と誤診することがあるので、特有の経過を把握をすることが大切である。神経学的には深部知覚の低下や消失があり、脊髄癆の徴候(Argyll-Robertoson,  Westphal,  Ronberg)が認められる。

◆臨床検査

臨床検査所見は血液、髄液、関節液の梅毒反応が陽性のことが多い。糖尿病性の場合は血糖値が高値をとり、陽性となる。

◆単純X線写真

神経原性膝関節症(Charcot膝関節)のX線写真所見は破壊性、増殖性変化(骨隷や仮骨の形成、石灰化や骨化あるいは関節遊離体が)無秩序にかつ同時にみられることが特徴的である。

初期変化として退行性変化の初期像に加え、骨折線が横走する病的骨折が認められる。次いで崩れるように、関節面に破壊が生じる。ただし、X線像での関節面の陥凹や骨の細片は,決して神経障害性関節症に特異なものではなく、ステロイド関節症でも認められる。

(治療)

保存療法としては、松葉杖をつかせ装具を装着させて支持性を得る。手術的に行うとすれば関節固定術が唯一の治療法である。しかしこの関節固定も骨癒合不良で目的を達することが困難なことが少なくない。徹底的に滑膜切除を行い、骨切除を十分にし、圧迫固定を行うことがコツである。神経障害性関節症に対する膝関節全置換術(TKA)は、人工関節部分の折損や弛みが生じやすいことから、現時点では適応外であると考えられている。

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(^ム^)参考文献

医療学習レポート.神経障害性関節症


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