スポンサード・リンク

ヽ(*´▽)ノMRIの話


o(^▽^)o題名:MRIの話

MRIとは、核磁気共鳴現象(NMR)を利用したコンピュータ断層撮影である。強い磁力と電波により身体の横断面・縦断面が映像化される。Ⅹ線の被曝なしで軟部組織の画像や、非侵襲的に血流の状況を示すことができるため、診断に役だっている。

特徴として以下の点があげられる。

(1)軟部組織のコントラスト分解能がすぐれており、脳の白質・灰白質の識別が明瞭であり、椎間板や関節軟骨なども非侵襲的に描出できる。

(2)CTでみられる骨や空気によるアーチファクト(診断の妨げになる障害陰影)がない。

(3)血流情報を非侵襲的に得ることができる。

(4)患者を動かすことなく、任意の方向の断面像を得ることができる。

(5)Ⅹ線被曝がない。使用されるラジオ波は電磁波であるが、Ⅹ線の1/100億程度のエネルギーであり、人体に対して安全である。

(6)撮影に30分ほどかかり、X線検査などと比較して長い。

(7)心臓ペースメーカーや脳動脈瘤クリップなどの金属が埋め込まれている場合は検査できない。体内の金属があると外からの強い磁力に引きつけられ、生命に危険が生じる場合がある。

 

●方法

1)スピンエコー法

◎パルス系列

傾斜磁場やラジオ波を、タイミングや方向、強さを変えて、時間の経過に従い加えていく。この方法をパルス系列と呼ぶ。

代表的なパルス系列がスピンエコー(SE)法である

90度ラジオ波パルスの1/2TE時間後に180度ラジオ波パルスをかけると、エコー時間(TE時間)に共鳴信号(エコー)が得られる。繰り返し時間(TR時間後)に再び同じパルスを加えることを繰り返す。

エコー時間と繰り返し時間の長短により、T1強調画像、T2強調画像、プロトン密度強調画像が得られる。

T1時間、T2時間

ラジオ波パルスを照射されたプロトン(水素原子核)は、エネルギーを放射して元の状態に戻るが、これを緩和という。緩和する早さの指標がT1時間(縦緩和時間)とT2時間(横緩和時間)である。

 

2)高速撮像法

スピンエコー法以外に様々な撮像法があるが、MR機器メーカーにより呼び名が異なっている。

◎RARE法

・SE法に近い画像が短時間で得られる

・脂肪の信号が高く出る

・磁場のゆがみの影響が少ない

◎GRE法

・高速撮影が可能

・磁場の不均一性に影響を受ける→鉄沈着、古い血腫が黒く描出される

・T2強調像に似た画像=T2*(T2スター)強調画像が得られる

MRIにおける信号強度の解釈

①MRIにおいては、信号強度(エコー強度)が画像の白い黒いを決定する。

・信号強度が高い=白い

・信号強度が小さい=黒い

信号強度は、プロトン密度、T1時間、T2時間で決まる

②T1強調像において

・信号強度が高い(白い)=T1時間が短い

・信号強度が小さい(黒い)=T1時間が長い、水、通常の病変(炎症や腫瘍)

ただし、プロトンが少ないところ(石灰化、繊維化)は信号強度が少ない。

また、病変は一般に信号強度が小さいが、信号強度が高い病変は特異的な性質である。

・T1強調像で信号強度が高い=脂肪、血腫(メトヘモグロビン)、タンパク質を含んだ液体

③T2強調像において、

・信号強度が高い(白い)=T2時間が長い、水、通常の病変(炎症や腫瘍)

・信号強度が小さい(黒い)=T2時間が短い

ただし、プロトンが少ないところ(石灰化、繊維化)=信号強度が少ない。また、病変は一般に信号強度が高いが、信号強度が小さい病変は特異的な性質である。

・T2強調画像で信号強度が小さい→プロトンが少ない、T2が短い=血腫

※T1強調画像とT2強調画像における信号強度と病変の性質

・T1強調画像で低信号(黒)

・T2強調画像で高信号(白)

通常の病変(炎症、腫瘍など)

(嚢胞は特にT2強調像で高)

・T1強調画像で高信号(白)

・T2強調画像で高から低信号(白から黒)

脂肪

血腫(メトヘモグロビン)

タンパク質を含んだ液体

・T1強調画像で低信号(黒)

・T2強調画像で低信号(黒)

プロトンが少ない(繊維化、石灰化)

陳旧性血腫(ヘモジデリン)

flow void(流れのあるところ)

・T1強調画像で高信号(白)

・T2強調画像で低信号(黒)

陳旧性血腫(ヘモジデリン)

メラニン(メラノーマ)

 

●検査時の看護

(1)検査時間が比較的長く、検査中は狭い場所で安静を保つ必要があること、さらに騒音が大きいことをあらかじめ説明し、不安や疑問を解決しておく。

(2)安静が重要であるため、必要に応じて鎮痛薬、鎮咳薬などを与薬して行う場合がある。

(3)義歯・時計・アクセサリー・磁気カードなどをはずして検査を受けるように説明する。また、マスカラなど化粧品の一部にも金属の顔料が使用されている場合があるため、化粧も落とすように説明する。

(4)部屋の中に金属があると、内部の磁気を乱し、正確な画像が得られない。さらに、金属類は磁気にひきつけられて飛ぶことがあるため危険であり、時計などの精密機械や、磁気カードは使えなくなる。そのため、持ち込めない物品を確認し、保管する。看護師自身も、ポケット内の金属類(ハサミ・ペアン鉗子・ボールペンなど)や、ヘアピン、名札、磁気カードなどを持ち込まないように注意する。

(`・ω・´)参考文献

医療学習レポート.MRI


スポンサード・リンク