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ヽ(^。^)ノ廃用性筋萎縮の話


(+_+)題名:廃用性筋萎縮の話

不動(関節固定などにより筋活動の有無に関係なく動かない)または不動(麻痺などにより筋の動きが生じない)により二次的に生じる廃用性症候群は、さまざまな原因疾患によりもたらされるが、脳血管障害などによる運動麻痺に代表される中枢神経の障害、関節拘縮や筋萎縮による運動器そのものの障害、さらに循環障害、自律神経障害など、さまざまな修飾因子が複雑に絡み合う。

使用しない機能は当然のことながら低下していく。

筋も例外なく廃用により筋力低下が生じる。

Muller により最大筋力の20~30%の筋活動があれば筋力は維持され、20%以下では筋力は低下することが報告されている。また絶対安静の状態で筋収縮を行わなければ、1 日に1~1.5%の筋力低下をきたすことが報告されている。

筋萎縮に関する動物実験では、Cooper はねこの後肢を22 週間固定し、前脛骨筋の筋活動を継時的に測定した結果、固定後8週間までは直線的に対照群の40%まで減少し、22 週目では30%になったと報告した。

Herbison は、成熟ラットの後肢を6週間固定し、ヒラメ筋と足底筋の筋重量と筋線維の直径を測定した。

筋重量は42~45%の減少を示し、筋線維のタイプ別では、ヒラメ筋では遅筋,速筋ともに同程度に萎縮し、足底筋では速筋の萎縮が著しかったと報告した。

本来は成熟ラットの後肢に鋼線を用いて足関節を尖足位および背屈位に固定し、ヒラメ筋の筋湿重量を比較した。

尖足位(弛緩位)での固定では筋湿重量は1週間後には60%まで減じたが、背屈位(緊張位)での固定では、1週間後には湿重量の増加を示し、その後も緩徐にしか減少せず、8 週間後でも80%に止まったと報告した。

以上のように廃用により、筋重量の低下、筋線維径の縮小、筋の種類により遅筋、速筋の萎縮度合いが異なる、関節固定時の角度によっても萎縮度合いが異なる、という特徴が挙げられる。

また、これまでに述べたように、廃用性筋萎縮の原因の一つである安静といっても被験者による差が大きく影響する。

抗重力筋を使う機会が減り、その結果筋萎縮が進行するわけであるが、性別、年齢、身長・体重、栄養状態などはもとより、ベッド上安静以前の個人の生活状況やその習慣、社会生活の活動度合いや生への意欲などによっても左右されるものである。

(=_=)参考文献

医療学習レポート.廃用性筋萎縮


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