スポンサード・リンク

ヽ(^。^)ノ精巣・睾丸腫瘍の話


「精巣・睾丸腫瘍」の画像検索結果

(--〆)題名:精巣・睾丸腫瘍の話

 精巣(睾丸)腫瘍は全腫瘍の0.5%、男子全腫瘍の1.1%である。ほとんどが悪性腫瘍である。25~34歳の癌死のなかでは第1位を占める。好発年齢は二相世で、1~10歳と20~40歳に2つのピークがあり、後者の年齢層が全体の80%を占める。〔病理分類〕90%以上が生殖細胞由来で間質細胞由来は10%に満たない。生殖細胞由来の腫瘍のほとんどが悪性で、約40%は2つ以上の組織の混合型である。

 セミノーマ(精上皮腫)

生殖細胞由来の精巣(睾丸)腫瘍の約40%でもっとも多い。リンパ行性転移が主に多く、放射性感受性が高い。

 胎児性癌

広汎に出血および壊死を認める。しばしば副睾丸や精索に浸潤している。

 卵黄嚢腫瘍

かつて小児の胎児性癌に分類されていた大部分は本腫瘍に属し、予後は比較的良好である。

 絨毛癌

HCG陽性である。単一組織型は稀で、他の組織型の出血部位に混在してみられることが多い。悪性度がもっとも高く血行性転移をきたしやすい。

 奇形腫

三胚葉性で、成熟型と未熟型があるが、小児の成熟型が予後良好なのに対し、成人では成熟型でも転移を起こしやすい。

病態アセスメント

 精巣(睾丸)腫瘍は青壮年期に好発し、症状が無痛性のため発見したときには病期が進行しいている場合が多い。原発巣の摘出後、病理、病期により放射線療法、化学療法、手術療法などが行われるが、他臓器への転移や放射線療法、化学療法による副作用を呈することがあるので、対症的な看護が重要である。

症状

 精巣(睾丸)の無痛性腫張と硬度の増加が特徴的である。ときとして疼痛や、炎症症状を伴うこともある。後腹膜リンパ節転移により腹部腫瘤、腰痛、背痛、尿路の通過障害などが出現する。肺転移では咳、血痰、呼吸困難、肺炎などが起こる。

検査

  • 採血: AFP・HCG値上昇
  • 陰嚢エコ-: 充実性腫瘍
  • 組織診断
  • その他: CT、腹部エコ-などの転移検索

治療

 1.手術療法

精巣摘出術、後腹膜リンパ節郭清術

 2.放射線療法

看護は「放射線療法を受ける患者の標準看護計画」を参照

 3.化学療法

多剤併用療法

PBSCTを併用した超大量化学療法

術後の経過と管理

 1.精神的サポート

 精巣(睾丸)の手術を受ける患者の不安は、手術そのものへの不安、手術後や退院後の予期的不安がある。さらに青壮年期に好発するため生殖に対する不安は大きい。手術によってもたらされるこれらの不安を十分に理解するとともに、患者の生き方や考え方、あるいはその家族・職業などの社会的な背景にも目を配り、個別的に援助していくことが必要である。

 2.疼痛の管理

 手術後の疼痛は患者に我慢させず、十分に痛みを和らげるべきである。

 3.創の処置

 手術創をよく観察する。(発赤、し開の有無など)

看護計画(術前)

Ⅰ.病態アセスメント(術前)

 精巣を摘出する場合、心理的にも形体の変化の面からも、苦痛と不安が大きい。今後のライフサイクルや役割の変化に影響すると考えられ、手術の必要性と術後の経過および身体面の変化については十分に説明し、手術がスム-ズに受けられるように援助する。

 1.精神的サポート

 再接着術を受ける人は、仕事中の予期せぬ出来事により、指を切断してしまうことが多い。そのため受傷時の精神的ショックは大きい。切断された指の接着がうまく行くか、接着後の指の機能はどうなるのか、職場への復帰はできるのか、などいろいろな不安があると考えられる。患者が感じていること、思っていることを表出できるよう援助して行く必要がある。また、リハビリテーションの過程を通して、徐々に患者の気持ちを、失った機能から残された機能の活用へと向けていくことが必要である。

 2.疼痛の管理

 術後の疼痛は血管攣縮の原因になるため、血行障害に起因しない疼痛は鎮痛剤や、神経ブロックで軽減させる。激しい痛みを訴えるときは、血行障害を起こしていることがあるので注意が必要である。

 3.血行障害の防止(患肢の管理)

 普通、術後は静脈還流不全をきたしやすいので、患肢はシーネで固定され、挙上位とされる。また、患肢には常に保温が必要である。

 4.血行障害の防止(嗜好)

 刺激の強いコーヒー、血管を収縮させるタバコは禁止し、ワーファリン内服中は納豆禁とする。

 5.創処置

 ガーゼ交換時に、感染の兆候がないかよく観察する。手指の感染は腱鞘を伝わって波及するので、創部だけでなく腱鞘に沿っての疼痛や腫脹がないかなどに注意する。

 6.関節の拘縮予防

 シーネ固定挙上位により患肢の肩関節、肘関節、再接着指以外の指等は拘縮しやすい。血行障害をきたすような運動は禁忌であるため、術直後は肩の拘縮予防に等尺性の肩関節周囲筋の収縮を指導する。状態が安定してくれば、固定の必要のない関節の自動運動を奨励する。

術後合併症

 切断指再接着の合併症としては、術直後より起こる早期合併症と再接着指が生着してから起こる晩期合併症の2種類の合併症がある。早期合併症としては、吻合血管の閉塞、感染、出血の局所合併症のほかに、多臓器機能不全がある。晩期合併症としては、骨折偽関節、変形治癒、関節拘縮、外傷性関節炎、屈筋腱・伸筋腱の癒着、腱の再断裂、神経腫、知覚異常などがある。

看護計画(術後)

Ⅰ.病態アセスメント

 再接着術後の早期の合併症としては、吻合血管の閉塞、感染、出血、多臓器機能不全があり、全身状態の観察と接着部の血行状態、疼痛の観察において注意する。血行障害の誘因の中には予防できるものもあり、患者への指導が必要となる。術後、接着指の状態が安定し機能回復訓練の時期となったら、早期に社会復帰することが望ましくその援助が必要となる。

看護計画(術後)

Ⅰ.病態アセスメント(術後)

 精巣腫瘍摘出後の早期合併症としては、後出血・創部痛・創部感染に注意する。手術後の精神状況として直後には手術結果に対する不安、痛みの存在による苦痛、睡眠障害などがある。また、精巣摘出による身体機能の変化・外観の変化・将来や対人関係の不安が見られる。性機能の変化や退院後の生活について受容できるよう家族を含めた指導が必要となる。

看護計画(超大量化学療法)

Ⅰ.病態アセスメント(入室前)

 初期から転移病巣の腫瘍量が多い症例や、肝臓・骨・肺などの臓器転移を有する症例に対し末梢血幹細胞移植(PBSCT)を併用した超大量化学療法を行う。
末梢血幹細胞採取のための化学療法(導入化学療法)行い、採取した末梢血幹細胞は凍結保存しておき、超大量化学療法終了後、抗癌剤の影響が消えるのを待って末梢血幹細胞移植(PBSCT)を行う。
普通の化学療法と違い、致死量の抗癌剤が投与されるため死に至るほどの強い骨髄抑制が出現するため、感染予防に注意する必要がある。また、副作用の苦痛に加え、無菌室(BCR)に隔離されるという特殊な環境におかれるということから生じる不安、孤独感、拘束感が強く、時間毎の処置により精神的身体的に安静が保ちにくい。したがって精神的な援助が重要となってくる。そのためにも患者・家族を含めた十分な説明や話し合いを持ち、医療者と一体となって治療に臨むこと必要である。

「精巣・睾丸腫瘍」の画像検索結果

(^0_0^)参考文献

医療学習レポート.精巣・睾丸腫瘍


スポンサード・リンク