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ヽ( ̄▽ ̄)ノ小児慢性腎炎患児の話


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慢性腎炎とは

 発症の原因は、溶連菌やB型肝炎ウイルスなど一部を除いて、大部分は原因不明のことが多い。 慢性腎炎は、(1)急性腎炎の発症から異常所見または高血圧が一年以上持続しているもの、(2)発症に明らかな急性腎炎症状を欠くが、異常尿所見が一年以上持続して存在しているもの、(3)慢性腎炎以外で異常尿所見または高血圧を呈する膠原病、糖尿病性腎症、痛風腎、本態性高血圧、腎血管性高血圧、腎盂腎炎、その他(原発性アルドステロン症、アミロイドーシス、嚢胞腎、妊婦腎など)を除くものと定義されており、腎生検の結果および臨床症状によりIga腎症、膜性腎症、半月体形成性腎炎(急速進行性腎炎)、巣状糸球体硬化症などに分類される。経過、治療法や予後は各疾患によりことなる。

病態アセスメント

 慢性腎炎は、発症時期が不明で学校検尿などで偶然に発見される場合が多い。学校検尿が施行されるようになり腎炎の早期発見・早期治療の成果か、不幸にも小児期に腎不全となるような児は減少している。しかし、一方では充分な理解が得られないために腎不全状態にて初めて気付かれる児がまだいるという事実は見逃せません。慢性疾患の場合、長期にわたること、自覚的な苦痛が少ないため制約が守りにくくなることが考えられる。まず疾患に対する理解を深め、不自然な制約をなるべく減らし、日常生活を正常児童と同じように明るく楽しく送れるような配慮が重要である。

症状

 検尿検査におけるタンパク尿、血尿以外に自覚症状を欠くものが多い。

1.浮腫

2.高血圧

3.一般的症状として頭痛、食欲不振、倦怠感などが挙げられる

検査

 1.尿検査

 2.腎機能検査

フィッシュバーグ濃縮検査、PSP試験、クレアチニン尿素窒素測定、クリアランス試験など

 3.腎生検

腎臓の組織の一部を採取する検査で、糸球体腎炎などの腎実質性疾患の診断には欠くことのできない検査である

治療

 慢性腎炎の治療法は腎機能や腎組織所見により異なるが安静(生活指導・運動制限)、食事制限、薬物療法が挙げられる。

 1.安静

進行期や急性増悪期には厳重な運動制限を加え、進行の防止や急性増悪の回復をはかるが、安定期には軽度の運動から始め、尿所見に変化がみられなければ徐々に運動量を増やしていき、できるかぎり正常児童と同じように活動させるように心がける。

 2.食事制限

高血圧や腎機能障害を認める場合は、塩分制限や蛋白制限を行う。急性増悪期や浮腫を認める場合は、さらに厳しい塩分制限や蛋白制限を行う。成長には蛋白が必要であるため、小児では、成人における高度の蛋白制限はしないが、過度の蛋白摂取は腎機能を憎悪するため注意する。

 3.薬物療法

 1)ステロイド剤

ネフローゼ症候群を呈する慢性腎炎や増殖性腎炎に使用される。半月体形成性腎炎(急速進行性腎炎)や高度の増殖のみられる膜性増殖性腎炎などではパルス療法を行う。

 2)免疫抑制剤

ステロイド剤の副作用を軽減する目的またはステロイド剤に反応しないネフローゼ型紫斑病性腎炎などにおいて寛解導入のために使用される。

 3)抗凝固療法

凝固、線溶、血小板、血行動態、高脂血症など非免疫学的機序が関与していると考えられる場合に使用される。

 4)抗血小板療法

IgA腎症などの増殖が軽度な場合の蛋白尿および血尿の改善を目的として単独に使用されることがある。

経過と管理

 臨床症状により、潜在期、進行期、急性憎悪期、尿毒症期に分けられ、進行性に悪化し末期腎不全に移行するものから血尿やタンパク尿の尿異常だけで進行のないものまである。慢性腎炎では長期の経過観察が必要であり、腎不全となるまで放置しないように安静度や食事、服薬など医師の指示に従い、定期的に受診し、経過観察する。また、憎悪因子とされるタンパク尿の増加、高血圧の併発、感染症などの罹患を早期に察知し、予防・対策をたてることが重要である。

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 腎生検を施行し病名が診断される。さらに、潜在期、進行期、急性増悪期、尿毒症期に分けられ、それぞれの時期に応じて運動や食事制限や薬物療法が加えられる。従って看護は、患児の病態期、指示された安静度、食事制限、薬物療法の内容を把握し患児が理解しやすいように生活指導し、進行しないようにする。
進行期や急性増悪期には進行の防止や急性増悪の回復を図るために、厳しい生活指導が必要だが、安定期の患児には尿蛋白に注意をはらい徐々に運動量を拡大してゆきできるだけ正常な児童と同じように生活行動させるように心がける。

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