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(*^.^*)多発性骨髄腫の話


「多発性骨髄腫」の画像検索結果

骨髄腫は、骨髄の形質細胞が腫瘍化して無制限に増殖するもので、形質細胞腫とも呼ばれる。

Bリンパ球から分化した形質細胞はγ―グロブリン産生細胞であることから、骨髄腫の患者の血清中には単一種の異常免疫グロブリン(M蛋白)の増加が認められる。

この免疫グロブリンの種類によって分類されるが、最も多くみられるのがIgG型で、次に多いのがIgA型であり、IgE型のものはわが国ではほとんどみられない。

また、患者の約半数に尿蛋白が認められ、ベンスージョーンズ蛋白(BJ)という本疾患に特異的な蛋白の存在を示す。

この骨髄腫細胞は、骨破壊型で多発性の骨打抜き像など特異的な骨病変をひき起こす。

時に骨軟化病変を示すこともある。

好発年齢は若年齢はまれで、40歳以上、60歳代の高齢者に多い。

原因はまだ明らかにされていない。

症状

 主症状は、腰痛などの骨病変由来の疼痛、貧血によるめまい、頭痛、易感染性による発熱である。臨床徴候としては、Bence Jones蛋白尿、骨打抜き像などの骨病変、病的骨折、免疫電気泳動による単クローン性免疫グロブリン、M蛋白による眼底病変、骨髄への骨髄腫細胞の浸潤を初期に認める。進行すると、貧血の進行、血小板減少、白血球減少、白血病化、全身骨の破壊と骨折、腎不全、アミロイド症、高Ca血症、形質細胞腫瘤、皮下腫瘤、胸水、腹水をきたす。

検査

 骨髄穿刺、骨髄生検、全身骨X線、血清蛋白電気泳動(M蛋白)

治療

1.対症ないし補助療法

 1)疼痛対策

鎮痛剤の投与、コルセットの装着、局所の放射線療法

 2)腎障害、高カルシウム血症の対策

十分な補液と利尿剤、副腎皮質ステロイド、ビスフォネートの投与

 3)過粘稠度症候群の対策

2.抗癌剤療法

 MP療法(アルケランとプレドニンの併用)あるいはCP療法(エンドキサンとプレドニンの併用)で約40%の有効性を示す。再発時や難治性の骨髄腫に対しては、VAD療法(オンコビン、アドリアシンとデカドロンの併用)がしばしば用いられる(有効率50%)。

3.造血幹細胞移植

4.サリドマイド

5.放射線療法

6.インターフェロン療法

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 多発性骨髄腫は腰痛、胸背部痛を主とする疼痛や動悸、息切れ等、貧血症状を訴え来院することが多い。疼痛の部位、程度、時期、日常生活の規制程度を知ることは看護上最も大切である。慢性の経過をたどり、平均生存期間は約30ヶ月、予後不良である。入退院を繰り返し、治療により副作用がみられることが多い。患者、家族の理解、協力と医療者との信頼関係が予後や闘病生活に影響を与える。

1.骨痛による患者の苦痛と治療に伴う日常生活上の制限を具体的にイメージする。

発病、入院によって生ずる社会生活上の問題を把握し、それが患者に身体的、精神的に及ぼす影響をイメージする。

2.患者、言動が病気およびその治療をどう受容しているか、また家族の協力がどの程度得られるかを把握する。

「多発性骨髄腫」の画像検索結果


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