
股関節の内旋 (0~45°)外旋・内旋の可動域は、股jt屈曲位では、靭帯の緊張による制限が除かれるので可動域は大きくなる。
主動作筋
●小殿筋
補助筋
●半腱様筋 ●半膜様筋 ●中殿筋
内旋における靱帯の緊張
腸骨大腿靱帯(上) | 腸骨大腿靱帯(下) | 恥骨大腿靱帯 | 坐骨大腿靱帯 | 大腿骨頭靱帯 |
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+ |
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内旋の制限因子
●外旋筋群の緊張 ●(股jt屈曲位では)坐骨大腿靭帯緊張 ●(股jt伸展位では)腸骨大腿靭帯の緊張
小殿筋
起始:腸骨翼外面で前および下殿筋線の間
停止:大転子の前面
作用:股j外転・内旋
神経:上殿神経 L4~S1
半膜様筋
起始:坐骨結節
停止:脛骨粗面、脛骨内側顆の後部、斜膝窩靱帯、膝窩筋筋膜
作用:股j伸展・内転・内旋
膝j屈曲
神経:坐骨神経の腸骨神経部 L4~S2
半腱様筋
起始:坐骨結節(大腿二頭筋長頭の起始の内側でこれと融合)
停止:脛骨粗面の内側(鵞足を形成)
作用:股j伸展・内転・内旋
膝j屈曲
神経:坐骨神経の腸骨神経部 L4~S2
参考
半腱様筋、薄筋、縫工筋の停止腱は合して鵞足を形成する。
中殿筋
起始:腸骨翼の外側で前および後殿筋線の間、腸骨稜外唇および殿筋筋膜
停止:大転子の外側面
作用:股j外転・内旋・外旋
神経:上殿神経 L4~S1
参考
中殿筋は大腿骨を上方にひき付け骨盤に固定する作用がある。
●最終域感
①通常の場合
⇒関節包後部、坐骨大腿靭帯の緊張による結合組織性のもの。
②その他
⇒内閉鎖筋、外閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、中殿筋後部線維、大殿筋の緊張による結合組織性によるもの。