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(*^.^*)躁うつ病と気分障害の話


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(@_@;)題名:躁うつ病と気分障害の話

躁うつ病は気分障害ともいい、躁状態と抑うつ状態の2病相が交互に繰り返される双極性と、うつ病相を繰り返す単極性がある。多くは欠陥を残さず社会生活が可能であるが、ときには慢性化・遷延化することもある。

【概要】

特徴 ・内因性精神病

・20歳代の持続器官は3~9ヶ月くらいが多く、一般的にうつ病相の方が長い

・周期的に躁状態とうつ状態を繰り返すが、間欠的には正常に戻り欠陥を残さない

・予後は原則として良好

※躁状態

爽快気分、奔逸、行為心拍、極期は病識なし。睡眠障害はあるが、苦にしない。誇大妄想、多弁、多動。

 

※うつ状態

思考制止、精神運動制止、抑うつ気分(日内変動:朝悪く夕方良い)、集中困難、罪悪感(罪業妄想)、心気症状、貧困妄想、休んでいても仕事のできないことを悩んでいる。睡眠障害(早朝覚醒、熟眠障害)。自殺は病初期と回復期に多い。安易な励ましは禁忌!

有病率 ・一般人口の0.4~0.5%(女性にやや多い傾向)

・一般に文化の高い民族に多く、未開民族に少ない傾向がある

誘因 ・生活環境や心理面の急激な変化(過労・転勤・転職・小唇・定年・転居・出産・配偶者の死・子ども結婚・経済的問題など)

・そのほか、感染・身体疾患など

病前性格 執着気質

(下田光造)

几帳面、徹底的、凝り性、正直、生真面目、仕事熱心、強い正義感や責任感

※初老期うつ病によくみられる

メランコリー親和型性格

(テレンバッハ)

執着性格と類似の性格傾向があり、秩序を愛し、他人への配慮が強く、過度に良心的

※うつ病だけを繰り返す人に多くみられる

循環気質

(クレッチマー)

社交的で情味がある。善良、親切。陽気で活発、ユーモアがある一方、気重、柔和、物静か

※肥満型が多い

治療 抗うつ薬 イミプラミン、MAO‐Ⅰ(MAO阻害薬)、SSRI
副作用 ・自律神経症状(便秘、口渇、起立性低血圧、尿閉)

・肝機能障害、心電図異常

・躁転

抗躁薬 炭酸リチウム(うつ転がない)
副作用 ・意識障害、中毒障害

 

【うつ病相においてみられやすい症状】

情動 抑うつ気分 憂鬱、気が滅入る、悲観的になる、何を見ても無関心
自己卑小感 自信喪失、自分は生きている価値がないと考える
自責感 周囲に迷惑をかけて申し訳ない、自分は足でまといだと思う
不安・焦燥感 漠然とした不安、不安が高まるとイライラして(焦燥)して逆にじっとしていられない
希死念慮 死にたいと思う
意欲など 意欲の低下 ・何もしてもおっくう、やる気がでない、何に対しても興味わかない

・「やらなければ」と思うのに動けない

・食欲が低下し、何かを食べたいと思わないし、好物だったものも美味しいと感じない

※まれに食欲が亢進し、特に甘い物を食べたくなることがある

※性欲および快感が減退し、男性では勃起障害になる

思考 思考抑制・制止 考えが進まない、頭の回転が鈍い、決断力・判断力が低下する
微小妄想 罪業妄想:罪深い人間で警察が捕まえにくるなどと思い込む

貧困妄想:貧乏で医療費を払えず、生活もできないなどと思い込む

心気妄想:不治の病にかかっているなどと思い込む

身体感覚 全身が重い、だるい、頭痛、頭重感など
睡眠 寝つきが悪い、早朝覚醒、熟睡ができない
自律神経症状 めまい、悪心、口渇、便秘、下痢などがみられる
その他 女性では体重低下(低栄養)、のため月経異常をきたしやすい

 

うつ病相(急性期)

【POINT】

・急性期の原則は安静と休養である

・者は以前と能力の差を感じ自己否定の感情を強くしがちである。従って失敗感をもたせないために前の作業能力よりやや低い作業能力でできる活動を選択する

・症状に日内変動があるので、急性期には活動時間を午前と利も午後に設定するとよい

 

【急性期うつ病相 作業療法のポイント】

負担感を軽減する 作業活動は他者に合わせる必要がない個別のもので、患者が各回の作業量を調節しやすく、途中で休んでも再開しやすいものが望ましい
安易な励ましは避ける 安易な励ましは禁忌! うつ病者へのはげましは焦りや自責感を強め、児s角危険性を高めることになるからである
話の内容に注意する 家族や仕事などの話題は、抑うつ感を深めるおそれがあるので避け、話題をそらす
気分転換をはかる 気分転換のゲームや創作活動に誘うときは、はじめてのものは緊張したり、注意を集中しにくいので、過去に経験したもののなかから興味をもったものを選ぶようにする
悲観的な妄想への対応 悲観的に場合には、さりげなく話題を変えるなどして妄想からの離脱が図れるようにする

 

うつ病相(回復期)

回復期は、主として退院後の生活(家庭・職場など)において、いかに再発を防ぎ社会生活を維持するかを考え準備するときといえる。

【患者の状態の理解】

●焦り・悲観・・・早く元の状態に復帰しなければという焦りを感じ、遅れを取り戻そうと頑張ったり、みんなに迷惑をかけないように早く元の生活に戻らなければと思い、無理して動こうとしたりする。

●がんばりすぎ・・・うつ病になりやすい人は、完全にうまくやり遂げることを目指し、疲れても頑張り続ける傾向がある。

 

【回復期の作業療法のポイント】

ポイントは患者自身が自分の思考や行動パターンを理解し認めることと、頑張り過ぎない適度な「いい加減さ」とはどの程度かを、作業活動を通じてつかめるようにすることである。

休息をとるようにする 責任感の強さから、疲れてもなかなか休めない傾向がある

明日でもよいことは明日に延ばすようにかかわる

焦らせない・焦らない うつ病者は、少しでもよくなると、「もっともと」「早く退院を」と、焦る傾向がある
人生の進路に関する決定を延期させる 病中は安易な決断をしがちになるので、重要な事柄についての決定は、病気が治るまで延ばすようにと話す
自殺への注意 自殺の危険性が高いのは、抑うつ状態が回復に向かい始めた時期である。自殺については常に注意が必要である
再発の徴候を見逃さない 睡眠障害、食欲不振、疲れやすさ、朝の気分不快、関心の低下や以前の発病時を類似の症状など、再発の徴候を発見したときは、早めに受診することをすすめる

 

【躁病相においてみられやすい症状】

情動 爽快感 ・気分爽快、陽気で元気に溢れている
誇大感 ・自信に満ち溢れ、自分は何でもできる人物であると思い優越感を抱く

・自分の能力、身分、財産などについて過大評価する

易怒性 ・すぐに腹をたてる。気分がかわりやすい
意欲など ・気力が盛んで、すべてに意欲的で自信に満ちている

・何事にも興味深く感じられ、目に入るものは何にでも手を出したがるが、注意の転導が激しく次から次へと目移りする(行為心拍)

・動かずにはいられない様子で、落ち着きがない(多動)

・脱抑制がみられ、異性関係が極端に派手になったり、過剰な飲酒をしたりする

・食欲は亢進することもあるが、興奮が激しい時には逆に低下する

思考 観念奔逸 ・次から次への考えが浮かんでくるが、それらにまとまりがなく論理的でない
誇大妄想 ・思考内容は誇大的で誇大妄想に発展することもあるが了解可能な妄想であることが多い
その他 ・落ち着いて考えることが困難になり、深く考えず、現実検討が不十分になる
身体感覚 ・体力は消耗しているにもかかわらず、「疲れなんか感じない」「調子いい」と表現することが多い
睡眠 ・不眠は訴えないが、夜は遅くまで眠らず、朝は早く起きて活動を始める

・特に睡眠が十分にとれていない場合は、目がランランとしている

自律神経症状 ・口渇や多尿、便秘、下痢、頭痛などがみられる

 

躁病相(急性期)

【急性期躁病相 作業療法のポイント】

行動の枠組みを守る

 

・作業療法士は患者が枠組みを守れるように支援するとともに、その枠組みをなかでは患者の自主性が尊重されるように配慮する。

・患者が枠組みをこえた要求をしてきたときには、きっぱりとした態度で断る

命令口調や対立する姿勢は避ける

 

・感情の高揚が激しいときには、患者はちょっとした刺激にも極端に反応し、興奮状態になりやすい

・患者の要求や行動が激しい場合、興奮させないように、作業療法士は静かに、落ち着いた口調で要求に応じられない理由をわかりやすく手短に伝える

・治療方針をしっかりと定め、職員全員が同一の対応をする

患者の言動に巻き込まれない

 

・躁病相にある人は作業療法士が気にすることを平気で言ったり、逆におだてたりするなどして、精神面の同様を引き起こすことがある

・作業療法士は患者の言動に巻き込まれず、落ち着いた静間か態度で対応する

対人関係を調整する

 

・作業療法士は他の患者との間に入り、患者の言動を止めると同時に、他の患者には「いま、調子がよくなくて申し訳ありませんね」などと伝えておく
患者の注意を喚起する

 

・自信過剰や誇大感、現実検討力不足などから、誤りが多かったり突拍子もなく1人よがりな行動をとったりすることがある

・誤りがあっても見本と本人が作った物とを見比べたりすることで、さりげなく注意を喚起し、患者自身が検討できるようにする

 

躁病相(回復期)

【患者の状態の理解】

・ある程度まとまった行動をとれるようになる

・活動においては、制果などを気にしがちである

・人との上下関係などに気を遣いすぎる傾向がある

・退院、復職。復学しようと焦る傾向にある

 

【作業療法の目標】

この時期は、一言でいえば、再発を予防することを目標として関わる。

そのためには退院後の生活状況を想定した上で・・・

①患者が行動パターンを振り返るのを支援し、生活を調整できるようにする

②患者が活動と休息のバランスを考えた生活をできるように援助する

③性格特性に基づく対人スキルを患者とともに見つめ直すとともに、再発を防ぐための1つの手立てとなり得る

 

【作業療法の方向性】

(1)躁状態であったときのことを振り返る 患者の状態が安定してきた段階で、患者が躁状態であったときのことを現実的な問題として振り返ることができるように支援する。

患者の自尊心を傷つけないような形で躁状態であったときのことを振り返れるような援助が必要である。

(2)生活パターンの検討 発病前の生活を振り返り、発病に関連すると考えられる生活パターンなどがあれば、それを改善できるように、患者ともに検討してみる
(3)退院後の生活を意識した活動を提供する 患者は概して復職を急ぎがちである。職場復帰については、休職中に試験運転期間を設けることや、復帰後に短時間勤務などからはじめることが望ましい
(4)家族への説明 退院前に患者の周囲の人たちに、作業場面での経過の説明や、患者の接し方のポイントなどに関して話しておく必要がある

躁状態の赤信号のあらわれとなる行動や口調など、作業場面で観察された患者の変化について患者の周囲の身近な人に説明し、気にとめておくように反すのもよい

 

【気分障害の性格特性】

分類 提唱者 特徴
メランコリー親和型性格 うつ病

(単極性)

テレンバッハ 他者との円滑な対人関係を維持するために過度な気遣いをする

具体的には、良心的、几帳面(秩序性)、まじめ、仕事熱心、小心、争いを嫌う、保守的、消極的など

執着性格 躁うつ病 下田光造 執着頚溝が強く、仕事熱心、徹底的、几帳面、正直、強い正義感や義務責任感、ごまかしやずぼらができない
循環気質 躁うつ病 クレッチマー 人付き合いがよく、親切、活動的で、熱中しやすい

 

【精神療法の基本的知識】

①励まさない(親しい者の善意の激励も本人には精神的に相当重い負担になる)

②学業や仕事を休ませて安静にする。かかわりをもちすぎない

③自殺に注意する

④人生にかかわる重大な決定は延期させる

⑤寛解することを強調する

⑥特に薬物療法によって早期に寛解することを教える

⑦抗うつ薬の効果がでるのには時間がかかる(服用を止めるまでに時間がかかる)

⑧否定的思考は、自分自信を責め、失敗の予感や絶望感を強める(うつ病が改善すると目立たなくなるが、放置しておくとうつ病が再発する)

⑨薬物療法だけでは再発する可能性があることを示し、認知行動療法的な介入を併用する

⑩自分独自のペースをつかみ、現実的な計画をたてる

⑪軽症であれば、過度な運動が症状を軽減したりするのに役立つ

⑫多量の飲酒や薬物使用は、うつ病を惹起したり悪化させる

 

【薬物療法(抗うつ薬)】

三環系 四環系 SSRI SNRI
利点 ・歴史的に最も古いのでデータ蓄積されている

・安価

・三環系より副作用が少ない

・即効性が期待できるものもある

・抗コリン性副作用が少ない

・大量服薬しても致死的でない

・強迫性障害、パニック障害、全般性不安障害に大しても適応がある

・抗コリン性副作用が少ない

・SSRIより反応率や寛解率が優れているとの報告もある

欠点 ・抗コリン性副作用が強い

・大量服薬すると致死的

・躁転の可能性がある

・抗うつ作用が強くないものがある ・薬物交互作用が強い

・初期に悪心、食欲低下などの消化器系の副作用が出やすい

・初期に不安が増強される場合がある

・三環系よりも尿閉の出現が高い(ただし割合はそれほど高くない)
その他 ・重症のうつ病に有効との報告がある ・不安障害の併存がある場合、選択できる ・高齢者や身体疾患を合併する場合などに選択

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(^0_0^)参考文献

医療学習レポート.躁うつ病と気分障害


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