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(*^-^*)防衛機制と種類の話


(:_;)題名:防衛機制と種類の話

①自我の働き

ⅰ)心には自我機能と共にエスや超自我の機能が働いている。

ⅱ)自我の発達は、外界の知覚、認知、判断、対人関係への適応をつかさどる対外的機能の発達(自我の適応機能)と自分の内面、記憶、感情、生理的緊張などをコントロールする対内的自我機能の発達(自我の防衛機能)がある。

ⅲ)自我※1はエス、超自我※2、現実とのバランスを保つために種々の防衛機制を働かせる。

 

※1自我

理性・分別と名づけられる。エスや超自我から示される欲求や願望あるいは道徳感、罪意識などを調整し、外界に適応できるように現実検討を行う。

※2エス

フロイト学説における無意識的・本能的欲求と闘争心を抱く人格構造の部分。

※3超自我

社会的な規範を司る心の働き.道徳的な規範、恥や罪の感情、罪悪感、自己観察力、自我理想など心の機能を営む。

 

②自我防衛のメカニズム

ⅰ)幼児の頃の未熟な自我は、常にエスからの本能的衝動に突き上げられ、崩壊の危機に立たされている。そこで、自我を作るための色々な種類の心理的防衛のメカニズムである。

ⅱ)成長するとともに、単にエスからの欲求を防ぐだけでなく、自我を限界の圧力から防衛する方法として働くことになる。この場合は、適応メカニズムと呼ばれている

 

③防衛機制について

ⅰ)不安を逃れて心の安定を保つために、意識的または無意識的な心の動き = 正常機構

(= 無意識の精神内界の過程で、情動的葛藤と不安を除去しようとする無意識的な自我の働き)

ⅱ)特に青年期では、過去の価値は色あせたものとなり、新しい価値を追求することに努力を傾ける。身体的成熟は著しく、そのために現われる様々の衝動をコントロールする防衛機制が色々な形で働く。

(例えば、詩や音楽に陶酔したり、憧れの対象物の真似を行ったりすることで防衛機制をする)

 

④防衛機制の種類

種類 内容
抑圧 ・不安を起こさせるような衝動や概念を意識しながら排除する(無意識へ).しかし抑圧されても消えるわけではない・最も基本的となる防衛メカニズムで、不快な衝動を無意識の世界に抑圧し、エスを意識の世界に上ってこないようにする

・抑圧に成功して意識化されなければ、心理的には無いのと同じ状態になる

例)くさいものにはふたをする

嫌なことは忘れてなかったことにする

打ち消し ・過去の思考・行為に伴う罪悪感や恥辱の感情を、それとは反対の意味を持つ思考ないしは行動によって打ち消そうとすること、またすでになされた行為や意識された考えに伴う不快な情動を、正反対の情動的意味を持つ行為や考えによって打ち消そうとすることをいう例)嫌な思い出はなかったことにする
反動形成 ・抑圧されて無意識になっている衝動や感情が行動に現われるのを防ぐため(人間関係を壊したくないなど)に、反対のものに置き換える・人は一度に二つの意識を持つことは出来ず、また二つの行動をすることも出来ないため、エスの衝動を抑えようとしたら、その衝動と逆の事を意識して行動すれば、基の衝動を抑えることが出来る(byフロイト)

例)好きな異性をいじめる

投射(投影) ・「○○さんが好き」「××さんが嫌い」と人と接するとき自然に好きや嫌いという感情を抱く.相手と接した時に、自分が持っている好きな側面を、相手も共通して持っていると感じる場合には、私たちはその人を好きになる.逆に、自分の持っている嫌いな側面を、相手も共通して持っていると私たちは嫌いになる・さらに、私たちは意識しないうちに、自分の持っている嫌いな側面や受け入れたくない側面を、人が持っていると思い込み、その人をきらうこともある

・このように自分の心の中にある感情や資質や欲望を、他者が持っているものと認知する現象.不安の原因を外界に帰して、不安を和らげようとする

・同一化と逆の自我防衛メカニズムである.自分の中にある自分の欠点や、嫌な所を自分から除外し、他人に押し付けて、その欠点による不安から逃れ、自分を守ろうとする

・本来自分の持っているマイナス点を相手に投げつけ、それを非難することによって自らの不安を抑圧し、自らの欠点への非難の感情を相手に向けてしまうという巧妙な防衛メカニズム

例)自分が嫌な暗い部分を持っているため、暗い人をいじめて楽になる

合理化 ・自分の真の動機を隠して他のもっともらしい理屈をつけて正当化する・人が耐えようのない感情・行動、あるいは動機をもっともらしく意味づけして正当化するか、意識的に耐えられるものにすること(合理的であるのではなく、むしろ無理やり合理的だと思うことで自分を守ろうとする方法)

例)いいわけを言う

欲しがっていたものをとるのに失敗したとき、あれはつまらないものだと自分を納得させる

置き換え ・ある表象への関心や焦点づけがその表象を離れ、連想上では結びつくが、自我にとってより受け入れやすい、別の表象に移るという心的現象のこと・ある対象に対する感情や態度を他の対象に移し変える

・エスの本能的衝動は強力・直接的で、自我にとっては実現させてあげようにも実現できないものであり

もしそれを実現したら自我自体が崩壊したり、社会的に制裁されてしまうことになるものが多い.そこで自我は、エスの本能的欲求の対象を現実可能なもの、実現容易なものに置き換え、代理の対象により欲求を充足し、自我を守ろうとする

例)親に叱られた後で妹をいじめる。

昇華 ・抑圧された性欲や攻撃的態度が慣習や道徳に背反せず社会的に認められた形としてあらわれる機制・置き換えの中で、特に若者の性的エネルギーが社会的により高い活動に向けてエネルギー充当(ある目的や用途にあてること)されること.要するに、本能的な欲求を高等な努力へ転換すること

・若者の性犯罪は一つのはけ口である.しかし、そのエネルギーは勉学やスポーツ、芸術などに集中することに置き換えられる.これが成功したときエネルギーが強いだけに、素晴らしい成績や、ずば抜けた記録・作品となって現われる.そして、これが社会的に評価されるため、性的エネルギーの露出とは異なり、自我は守られる

例)うっ積した感情をスポーツ・芸術・学問などに転化する

退行 ・現在の自我状態でどうしても問題がうまく解決できなくなり、自我を守りきれなくなったとき、一つの防衛法として以前の自我状態での解決法により問題を処理し、自分を守ろうとするメカニズム・適応が困難なとき、幼稚段階に退却して困難を避ける

・退行は具体的に子供の頃にしていた衝動解決方法によって、今の不満を解決しようとするメカニズムで、最も典型的な方法が、泣き叫ぶこと・暴れることなどである.ヤケ食いや子供っぽく甘えるなどの行為もこれにあたる

例)幼児語でしゃべる

逃避 ・適応困難な状況や不安に直面し、その状況や不安を免れるために逃げ出す・都合の悪い事態との直面から逃げ、夢や空想、仕事などに夢中になることにより、葛藤場面との直接対面を避けようとするメカニズム

例)障害を必ず治るといい張る

同一化(同一視) ・他人を手本とすることにより無意識的になされる人格の発展(自分の好きな人と同じ言動をすることにより、心身ともにその人になりきり、不安や衝動を解決するメカニズム)・主体が対象を模倣し、対象と同じように考え、感じ、ふるまうことを通じて、その対象を内在化する過程のこと

・特定の人物の態度、感情、行動を自分のものとして取り入れ、そのように振舞う

・これは特に超自我の発達に大きな役割を果たし、自分自身の理想や好きな人・物を自分のもの、自分自身と思うことにより、自己拡大が生じ、自分自身を強めることができる

例)争ってもとてもかなわない父親を見て、自分も父親のようになりたいと強く願う

否認 ・知覚しているが、それを認めてしまうと不安を起こすような現象をそのまま現実として認知するのを拒否する例)自分にとってつらい現実をみつめず、認めようとしない
隔離 ・ある観念や記憶とそれを結びついている情動を切り離してしまう例)医者が自分の息子の手術をするときいろいろな感情をどこかに置き、冷静になって手術を行う
補償(代償) ・ある目標を達成しようとする欲求が充足されないとき、類似した他の目標を達成することで代理的に充足する例)スポーツの苦手な人が、勉強でよい成績をあげる。

(・_;)参考文献

実習対策レポート. 防衛機制と種類


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