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(つд;*)骨粗鬆症の話


(^_-)題名:骨粗鬆症の話

閉経後や老人性の骨粗鬆症は加齢とともに発症率が高くなり、椎体圧迫骨折や大腿骨頚部骨折などにより著しい機能障害や能力低下をもたらす。

女性では閉経後に、男性では80歳を過ぎると急速に増加する。

 

病因と病態

病因の第一は骨細胞の加齢に伴う活動性の低下であり、栄養面ではカルシウム摂取不足、腸管カルシウム吸収不全、ビタミンD不足、内分泌面ではカルシトニン分泌不足、エストロゲン喪失、副甲状腺機能亢進、ビタミンD代謝障害が考えられる。

このほかに不動性、アルコールや副腎皮質ホルモン剤による薬物性がある。

病態は骨を構成しているコラーゲンなどの骨有機基質とカルシウムや無機リンなどの骨無機質の両者が減少し、骨構築の破錠に至らない状態を骨萎縮という。

人体のカルシウムの99%を含む骨の量は加齢により減少する。

骨量の減少は男性よりも女性に著しく、閉経後に加速され、これらの過程には副甲状腺ホルモン、カルシトニンや活性型ビタミンDが関与する。

腰背痛の発症には脊椎の加齢変化や脊柱の抗重力筋の筋力低下などの力学的要因も加わり悪循環が生ずる。

 

臨床症候

骨粗鬆症は全身性の易骨折性疾患であり、軽微な外力により椎骨や肋骨の骨折が生じると急性疼痛を起こす。

しかし、多くは慢性疼痛であり、脊椎では微骨折により円背を形成し、腰背痛を訴えて来院する。

脊椎の変化には単に骨粗鬆症だけでなく、椎間板や椎間関節の変性も加わり、症候は痛みだけでなく多様である。

 

診断と評価

診断にはRIによる方法、Ⅹ線検査による方法、組織診断などがあるが、日常の臨床ではⅩ線像により診断されている。

通常、第8胸椎中心と第3腰椎中心の2方向Ⅹ線像で、あるいは踵骨の骨塩量測定により判定する。

患者の半数は骨の形状や骨折により診断が可能であるが、残りの半数は骨皮質の菲薄化、骨梁の減少を腰椎や大腿骨頚部のⅩ線像から判読する。

一般に血液や尿の検査では異常を認めないが、血清カルシウム、無機リンや血清アルカリホスファターゼ、副甲状腺ホルモン、活性型ビタミンDなどを測定し、骨軟化症、副甲状腺機能亢進症、多発性骨髄腫などの類似疾患との鑑別が必要である。

診断は厚生省の診断基準に基づくスコアにより確定する。

四肢の外傷では大腿骨頚部骨折が重篤であり、老人で転倒後に起立できない場合はこの骨折が疑われ、X線検査で確認する必要がある。

 

治療

治療は骨粗鬆症に対する治療と予防、痛みに対する対症療法と理学療法に分けられる。

病因に対する薬物療法としては、カルシウム、エストロゲン、カルシトニン、ビタミンDを用いた種々の治療法が報告されているが、標準的治療法は確立されていない。

カルシウムの投与は治療と予防的な効果がある。

治療効果を得るには乳酸カルシウムとしは5.0g/日の投与が必要であり、1年間の内服で骨量が増大したという報告もある。

女性にはエストロゲンが現在使用されている薬剤のなかで最も有効な薬剤であるが、性器出血や子宮癌の発生などの副作用もあり、投与方法には十分注意を要する。

一般にはエストリオール1-2mg/日を3-4週間投与して1週間休薬する比較的安全な投与法が行われている。

 

骨粗鬆症の危険因子

本症の発生には危険因子が存在し、これらの除去により予防が可能である。

生活習慣に関するものとして偏食(カルシウム不足)、運動不足、アルコールや喫煙の習慣、日光浴不足がある。

遺伝に起因するものとして閉経、加齢、やせ、家族歴がある。

疾患に起因するものとしては卵巣除去、胃切除、糖尿病、高カルシウム尿症、副腎皮質ホルモン剤の投与、腎不全などがある。

(^ム^)参考文献

医療学習レポート.骨粗鬆症


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