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(/。\)心電図の話


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|д゚)題名:心電図の話

心電図(electrocardiogram;ECG)

心電図とは、心筋の脱分・再分極に伴う電位の変化を体表面で記録したものである。

①心筋の脱分極・再分極

多くの心筋細胞は非興奮時には-80 ~-90mVのマイナスに帯電している (この電位を静止膜電位という)が、刺激を受けて興奮すると最大 +30mVにまでプラスに帯電する (脱分極:心房および心室の興奮)。 その後、再び元の静止膜電位に戻る(再分極:興奮した分の回復)。

 

②波形の表れ方

1つの心筋細胞Aの興奮(脱分極)が隣接する心筋細胞Bに伝わり、Bを興奮させることを考えてみる。この場合、細胞AからBに電流が伝わる。そこで、B側に置いた電極には向かってくる電流が観測され、上向きの波が記録される。反対にA側に置いた電極には、電流が遠ざかっていくために下向きの波が記録される。再分極の場合はその逆で、B側の電極には遠ざかっていく電流(下向きの波形)が,A側の電極には向かってくる電流(上向きの波形)が記録される。

 

③心電図用紙の見かた

標準心電図の用紙は縦横lmmの目盛があり、5mmごとにやや太い線となっている。また、記録紙のスピードは25mm/秒である。

横軸は時間軸で1mm = 0.04秒、5mm=0.2秒、縦軸は電位を表し10mm=1mVである。

 

④心電図の誘導法

a.標準肢誘導(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)

Einthoven (アイントーフェン)の考えた方法で、右手首(R)、左手首(L)、左足首(F)に電極を置く。両手首の電位差をⅠ誘導(L-R)、左足首と右手首の電位差をⅡ誘導(F-R),左足首と左手首の電位差をⅢ誘導(F-L)と呼ぶ。これらの3点は、心臓をその中心におく正三角形(アイントーフェンの三角形)の3つの頂点に位置すると想定でき、さらに[Ⅱ誘導=I誘導十Ⅲ誘導]の関係が成り立つ。

b.増幅単極肢誘導(aVR,  aVL, aVF)

1ヵ所の誘導電位から残る2つの誘導電位の平均値を差し引いた値を用いる。aVR=R-(F十L)/2、aVL=L-(F十R)/2,  aVF=F-(R十L)/2で表される。

c. 単極胸部誘導(VI~V6)

心臓のまわりを囲むように胸壁上の6ヵ所に電極を置く。それぞれの電極の単極誘導により、心臓の電気的活動を水平断面で観察する方法である。すなわち、V1とV2は右心室を、V3とV4は心室中隔を、V5とV6は左心室を見ていることになる。

 

⑤心電図に記録される6つの波

P波:心房筋の興奮(脱分極)を表す。

Q波:心室筋の脱分極による最初の下向き(陰性)の波。

R波:Q波に続く上向きの波。心室筋の脱分極によって起きる。

S波:R波に続く下向きの波。やはり心室筋の脱分極による。

T波:S波に続く上向きの波。心室筋の再分極によって起きる。

U波:T波に続く上向きの波。プルキンエ線維の再分極によっ

て起きるともいわれている。

PR(PQ)時間:P波の始まりからQ波まで。すなわち心房筋の興奮の始まりから心室筋の興奮の始まりまでの時間で、房室伝導時間を表す。正常値は0.12~0.20秒。心拍数が少ない場合、PR間隔は長くなる。QRS時間:QRS波の始まりから終わりまで。心室筋の興奮している時間を表す。正常では0.08~0.1秒。QT時間:心室筋の興奮の始まりのQ波から回復過程のT波の終わりまで。心室筋の脱分極から再分極までを表す。心拍数が多くなるとQT時間が短くなる。

ST部分:QRS波の終了点とT波の開始点との間。心筋虚血や壊死の際に基線よりも上昇あるいは下降する。

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“(-“”-)”参考文献

医療学習レポート.心電図


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