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(/ロ゜)/食道静脈瘤と症状治療の話


「食道静脈瘤」の画像検索結果

(・_・;)題名:食道静脈瘤と症状治療の話

 食道静脈瘤とは、食道下部の粘膜組織に見られる拡張、屈曲した静脈のことで微細交通枝で血流的には少ない静脈粘膜下の静脈に本来流れる以上の血流が流れるために起こり、門脈圧が亢進した際に見られる一症状です。

脾静脈塞栓、日本住血吸虫症、バンチ症候群、肝硬変症、バッドキアリー症候群などにより門脈圧亢進が見られるが、大部分が肝硬変由来です。

肝硬変などによる門脈圧亢進症の際には、門脈血や脾静脈血が胃冠静脈や短胃静脈に逆流して、食道静脈を経て上大静脈へ流れこむようになります。

このため食道静脈の内圧は亢進し、さらに食道静脈周囲の結合組織が弱いこと、また胸腔内陰圧の作用を受けることなどの原因が加わって、食道粘膜下静脈や食道周囲静脈は拡張、屈曲、蛇行して、いわゆる食道静脈瘤を形成することになります。

このように食道静脈瘤の多くは食道の下部3分の1の範囲に見られ、大きくなるにしたがい食道の内腔に向かって膨隆し、種々の原因により破錠してしばしば大出血を起こします。

食道静脈瘤の存在がすべて出血に結びつくわけではなく、出血しやすい静脈瘤かどうかを判断するために食道静脈瘤内視鏡診断基準が定められている。(表1)

これは、①基本色調、②静脈瘤を覆う粘膜面の赤色色調の有無をみる発赤所見(R-Cサイン)③静脈瘤の形態、④占拠部位、⑤随伴食道炎の有無、により規定されており、R-Cサイン陽性でF3以上の静脈瘤では出血の危険性が著しく高いです。

食道静脈瘤は破裂すると大出血をきたすので、出血の可能性の高い静脈瘤に対して静脈瘤を消失させる予防的治療が行われるようになってきました。

出血をきたせば、死亡率も高く、大量の吐血、下血をきたし、出血性ショックをおこすため、肝血流量の低下により肝不全に移行しやすいです。

そのため初期の救急処置を迅速に行わなければいけないです。

症状

 食物の通過障害や食道の狭窄感が出現する場合もあるが、むしろこのような場合は少なく、特徴的な症状がなく上部消化管造影や内視鏡によって静脈瘤が発見されたり、突然の吐血により発見されることが多いです。

検査

 内視鏡、上部消化管造影、奇静脈造影、生化学一般、便潜血検査

表1 食道静脈瘤内視鏡診断基準

判定因子

記号

細分

基本色調

CW:白色静脈瘤
CB:青色静脈瘤

発赤所見

R-Cサイン

RC(-):発赤所見を認めない静脈瘤
RC(+):発赤所見を認める静脈瘤

形態

F1:直線的拡張、蛇行した静脈瘤
F2:連珠状静脈瘤
F3:結節状静脈瘤

占拠部位

Li:下部食道1/3に限局した静脈瘤
Lm:中部食道までの静脈瘤
Ls:上部食道までの静脈瘤

随伴食道炎

びらん、白苔が明らかなとき

治療

 食道静脈瘤破裂時の処置

S-Bチュ-ブ挿入、ピトレッシン(バソプレッシン)の点滴静注

 予防的処置

内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的食道静脈瘤結紮術(EVL)、

経静脈的肝内門脈体循環シャント(TIPS)

「食道静脈瘤」の画像検索結果

(^0_0^)参考文献

医療学習レポート.食道静脈瘤と症状治療


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