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(*’O’*)ペダリング動作の話


((+_+))題名:ペダリング動作の話

Closed kinetic chain exerciseであるペダリング動作は、負荷量や回転数、運動時間の設定が簡便であることや膝関節に対するストレスが低い。

ペダリング動作を行う場合、一定仕事率でも高負荷量・低回転数から低負荷量・高回転数まで様々な組み合わせが可能であるため、関節トルクや筋活動、エネルギー消費等も変化する。

例えば、一定仕事率でのペダリング動作において回転数を増加させると、それに対応しクランクトルクは減少することが確認されている。

しかし、仕事率100Wと200Wで回転数を40~120rpmに変化させたときのクランクトルクを測定した結果、90~100rpm以上の高回転数では高い値を示した。

同様に、下肢の各関節トルクについても120rpmのような高回転数では関節トルクは増加した。

筋活動について、一定仕事率(250W)にて回転数を増加すると、腓腹筋とハムストリングス、内側広筋の筋活動量も増加し、大殿筋とヒラメ筋では90rpmで最小値を示し、それ以上の回転数では逆に増加した。

さらに、酸素消費量の観点から、一定仕事率150WにおいてVO2が最小値を示した回転数は、57.0rpmであった。

積分筋電図を用いた神経-筋疲労評価と%VO2maxから、回転数70rpmで最もエネルギー効率が高かった。

ペダリング動作では負荷量と回転数の積が仕事率になることから、一定仕事率では負荷量と回転数は相反した
関係となる。

つまり、力と速度の関係が成り立つとされ、エネルギー消費量からみても至的速度の存在は確認されており、仕事率の増加にともない至的速度も増加するとされる。

回転数40~120rpmにてペダリング動作を行った場合、積分筋電図は70rpmで低かった。

 

(・ェ・)参考文献

Fleming BC, Beynnon BD, Renstrom PA, et al.: The strain behavior of the anterior cruciate ligament during bicycling. Am J Sports Med, 1998, 26: 109-118.

Takaishi T, Yamamoto T, Ono T, et al.: Neuromuscular,metabo lic,and kinetic adaptations for skilled pedaling performance in cyclists. Med. Sci. Sports Exerc, 1998, 30: 442-449.

星川秀利,玉木啓一,藤本浩志・他:ペダリング動作時の下肢関節トルクにおけるサイクリストと非サイクリストの比較.体力科学,1999,48(5): 547-558.

Patterson RP, Moreno MI: Bicycle pedaling forces as a function of pedaling rate and power output. Med. Sci. Sports Exerc, 1990, 22: 512-526.

Neptune RR, Kautz SA, Hull MA: The effect of pedaling rate on coordination in cycling. J. Biomech, 1997, 30: 1051-1058.

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Takaishi T, Yasuda Y, Ono T, et al.: Optimal pedaling rate estimated from neuromuscular fatigue for cyclists. Med Sci Sports Exerc, 1996, 28: 1492-1497.

岩川孝志,中村好男,村岡 功・他:サイクリストと非サイクリストにおけるペダリング動作中の筋酸素化動態の比較.体力科学,2001,50: 491-500.

金子公宥:パワーアップの科学,朝倉書院,東京,1988.pp22-33, 184-185.


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